TPPにイギリス加盟
昨日から、イギリスがTPP(環太平洋パートナーシップ協定)に加盟しました(現在は、TPPというよりCPTPPという方が正しいのですが、なじみの深いTPPという表記を使います)。もっとも、調印はとっくに済んでいて、効力発行が昨日から、というのが正しい認識です。
そして、、、イギリスって、太平洋と接していたっけ?という疑問もは勿論正しい。イギリスは大西洋の右上の方(笑)にある国です。なぜ大西洋の国が?と思いますが、今や世界は「地縁」よりも「経済圏」で動いているようなものですから、経済圏が広がった、ということです。
でも。GDPの単純比較では、イギリスが入っても、TPPは、アメリカ、中国には勝てず3位のまま。無風凧のランキング理論的に言えば、少し???となる加盟です。なにせ、経済はトップ総取り、な部分がありますから。イギリスとしては、EU(ヨーロッパ共同体)から抜けたので、TPPに参加して経済圏を広く持ちたい、ということでしょうか。
現在、TPPの中では、日本は主導的な位置(TPPの中では、トップ)にある、と理解していますから、その意味ではイギリスの参加は、日本にとっては「良い方向」だと考えます。
現在、中国もTPPに加盟申請していますが、イギリスが加盟したことで、難しくなるだろう、という読みです。
ちなみに。ロシアと戦争をしているウクライナもTPP加盟申請しています。え?ウクライナって、EUにも加盟申請してなかったっけ、、、
これから益々、「経済圏」の陣取り合戦が激化していきます。最後の勝者は、、、つづく。
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