ユニコーン企業
先日の続きですが。
いま、ユニコーン企業(ユニコーン起業?)を待望する風潮が強くあります。今ほどの起業ブームは、かつて無かった、と言っても過言ではないでしょう。それだけでも、経営戦略の立て方は時代により変化するもの、と言えそうですが。
無風凧は思うのですが、ユニコーン企業って、本当に必要なのかな、と。
経営コンサルタントとしては考え方が古いのかもしれませんが、ユニコーン企業は「評価額」で定義されます。つまり、実態ではなく「期待値」で格付けされると言い換えても良い。
この期待値、が出てきた瞬間に、無風凧は「ランキングはオーバーシュートする」という事実を想起します。ガートナーのハイブサイクルでいうなら「過度な期待」な時期ですね。この「過度な期待=バーチャル価値」を「利益化」を「いかに受け取るか」、が投資家の腕の見せ所で、投資家はそのために、投資をするし、結果としてのユニコーン企業を待望しているように見えるのです。
さらに言えば。利益最大な時に売り抜けてしまえば、後は野となれ山となれ、というわけで、、、起業家の中にも、そういう考え方の方が沢山いらっしゃることを無風凧はよく知っています。ビジコンピッチなどで色々社会的な意義を述べたりしているのを聴いていますが、本音は、お金。だから、一つ失敗したら「次の獲物」を狙う起業家が増えるわけです。
このような、バーチャル、をかつては「バブル」と呼んでいた、、、と言って賛同して戴けるのは、現在50歳以上の方でしょうか。時代は繰り返されているのかもしれません。
閑話休題。
評価額では無く、違う指標でユニコーン企業=ユニコーン起業を評価することはできないものでしょうかね?
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