新潟大学の学長選挙(ランキングについて考える)

新潟大学の学長選挙が、ちょっと話題になっています(コチラ など参照)。

新潟大学は、学長を決める会議の前に、教員による「意向投票」が行われます。この結果と、最終の学長が「ネジレ」ることが時々あります。(ネジレが生じるのは他大学でもあります。前回の東大総長選出の際も、予備選挙とは異なる選出となりました)。

今回の新潟大学の場合、意向投票の得票差が2倍を超えていたにも関わらず、ですから、学長選考会議の「中身」が気になります。規約上、意向投票は参考意見程度という事なのでしょうが、どんな結果であったも選考会議のメンバーの「主観」で決められるのであれば、意向投票は逆に「学内の反発」を買うことになり、望ましくないのではないか、と無風凧は思います。

色々なランキングの際、「有識者の意見」などが決定理由になっていることがあります。そのような場合にも、投票の意味は何なんだろう?と思わざるを得ません。

(とは言いながら、単なる多数決が危険であることも重々承知しているので、意思決定にかかわるランキング方法は難しい、と改めて感じます)

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世界長者番付

聊か旧聞ですが、先週、世界の長者番付のトップが入れ替わりました(コチラ など参照)。

E.マスク(ステラ) → R.エリソン(オラクル)

金額が、3850億ドル→3930億円ということで、日本円に変換すると60兆円弱です。トヨタの2025年3月決算期が年商48兆円でしたから、それよりも大きな額を持ってることになります。ちなみに、大リーグで活躍している大谷選手は、副収入含めて150億円程度とのことですから、3桁違います。ついでに書くと、無風凧の大好きなフィンランドのGDPが3000億ドルですから、それ以上、ということです。如何に大きな額であるか、が判りますね。

株を始めとする金融資産は、時価で動くこともありますので、60兆円も「砂上の楼閣」な部分はあるとはいうものの、一般庶民である無風凧から見ても「羨ましい」金額ではあります。(今回のトップ交代も、オラクル株の上昇によるものです)

これだけの金額、個人資産として「保有」するのではなく、是非「流通」させて世界経済をさらに活性化させてほしいものです。

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最低時給競争

物価高騰が続く中、最低時給、が各県で議論になっています(コチラ など参照)。

「最低時給が、47都道府県で一番低いのは不名誉だ」と感じている県が多い。そのため「最低時給競争」が起きている状況です。

ランキングには、競争効果があります。今の大阪府が、高校無償化に奔走するのも、全国学力調査で最下位だったことのトラウマだ、という言説を聞いたことがありますが、最低時給も同様でしょう。そう言えば、群馬県知事が知名度が低いと言われて訴訟に、、、ということもありましたね。

最低時給に話を戻して。

この競争は、果たして良い経済効果をもたらすでしょうか?地方の中小企業の経営を圧迫する効果とのTrade Offになります。補助金を投入しても、増加分に対して100%でない限りは、中小企業の経営は苦しいまま。加えると、時給が上がったことにより、「扶養家族」の枠での可労働時間が減るので、パートやアルバイトを増員しなくてはならない、となると、経営は「悪化する」ことに繋がります。

とすると、この最低時給競争は、日本全体としてみると負の効果ではないか、と考えるのですがどうでしょうか?勿論、財布の出し所と給付の量(つまり金額の多寡)によっては、正の効果になりますが、少なくとも地方の財源だと、自分の首を絞めるようなものだと思うのです。

いずれにせよ、OECD38か国中、平均年収が25位まで落ちてしまった日本。復活の兆しが見えません。

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議長選挙21回

面白い記事を発見しました。記事のタイトルは、

”議長選21回やっても決まらず… 「採決で不利に」と当選しても辞退の繰り返し 多古町議会で異例の事態(コチラ 参照) ”

千葉県の多古町議会での話です。

要は、町議の数が、町長派と反町長派で同数。議長を出した方が、「採決の際に一票少なくなる(議長は、議決投票権が無い)」ためです。

実は、記事にはしていませんでしたが、これはいつ起きても不思議ではない事象です。これを回避するのは、定数を奇数にしておくしか方法は有りません。でも、定数を奇数にして、最大派閥から議長を出すようにしても、当日、投票者の一人が病欠するなどのアクシデントがあれば、議決はひっくり返ります。たとえば、町議が3人で、2人派閥と1人派閥に分かれてる場合、2人派閥から議長を出すということになりますが、2人派閥の町議が体調不良で欠席した場合、一人派閥の独壇場!ということになるわけです。

とはいえ、21回連続というのは、さすがに、、、と思いますし、記事によると、くじ引きをしても「辞退」することによって結局決定せず、とのことですから、ずい分険悪な町長派と反町長派なんでしょうね。

無風凧は、選挙における(正しくは議会制民主主義における)派閥(党)の存在を変える事しか、解決方法はない、と結論しています。一人一人の議員が、町民の声と己の信念にのみ従った投票を行うようにしなければ、解決できません。

ということで。

多古町議のみなさま、町長派とか反町長派に関係なく、町民のための行政をお願いします。

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文科省の新しい大学評価の指標は意味が無い鴨(ランキングを考える)

文科省が、新しい大学評価の方向性を発表しました(コチラ など参照)。

これによると、「学生がどれだけ伸びたか」を指標とする(定量化する)ことで、脱偏差値、新しい大学評価基準としたい、ということが主旨です。

でも。

これまで無風凧の「ランキングについて考える」を読んでいる方にはお分かりだと思いますが、、、、

新しい評価軸が出来れば、その評価軸の弊害があります。

1) 評価軸が1つだけになる。

2)その評価軸で評価されるように大学は学生を評定する。

すくなくとも、脊髄反射でこの2つは絶対。

つまり。

指標=評価軸が変ることで、大学の見た目の序列は変わるかもしれません。でも、「大学での教育効果が向上する」「大学の教育が本当のいみでよくなる」ことは無いことは断言できます。

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イチロー選手、殿堂入りに考える(ランキングについて考える)

先日、2025の日本プロ野球殿堂入りが発表になりました(コチラ など参照)。

阪神の掛布選手、中日の岩瀬選手、審判として活躍した富沢審判と共に、イチロー選手も選出されました。選出された皆様、おめでとうございます。

イチロー選手は、マリナーズの印象の方が強い方も多いかもしれませんが、元々はオリックスに在籍。日本のプロ野球選手でもあります。

アメリカでのイチロー選手の活躍している皆さんにとっては、 殿堂入りは満場一致で決まったと思う方も多いかもしれませんが 、記事によると、 7%の人が イチローの殿堂入りに賛成しなかったということです。 もう少し 正確に言うと、 選出者(殿堂入りを決める人、今回有効349人)1人が投票するのは 7名の推薦選手。 その7名の中にイチロー選手を入れなかった方が7%(26人)いたということです。

無風凧は思うのです。

この選出は、ある意味で ランキングです。 選出者の軸は様々あるでしょう。 例えばまだ若いだとか。 また、 選出者自身の所属 や出自によって、 イデオロギー的にイチローに投票できないという人もいたかもしれません。ランキング=社会的ランキング≒投票には、すでについて回る問題です。逆に、 7%程度 投票しなかった人がいる方が、自然な感じがします。 もちろんこの感じがするというのも、「 無風凧の軸」に沿った考え方ですが。

 イチロー選手が 満場一致での殿堂入りでないことに不思議だと思う方も多いかと思いますが、 結局ランキングのもつ「性質」として 、避けることができないものだと言えます。

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首相指名選挙(石破第103代内閣総理大臣選出)

一昨日、第103代内閣総理大臣として石破首相が選出されました(コチラ など参照)。

これ、第1回と第2回の衆議院の投票数を見て「すごいな」と思いませんでしたか?衆議院での石破さんの得票数、1回目も2回目も221票なんです。これは2つのことを意味しています

1.自民党公明党以外は誰も投票していないということ。(1回目も2回目も221票)

2.野党は例えば野田さんに集中すれば、逆転することができたということ。(1回目で2位の野田さんは、151→160。たった9票しか伸びていません)

特に、野党連合は実現できなかったことは非常に残念なことかもしれません。せっかくのチャンスでしたからね。

そして驚きを最後にもう一つ。

衆議院の決算投票では84票の無効票があったこと。普段、選挙に行きましょう投票しましょう、と言っている議員の皆さんが、よもや無効票を出すとは。これは民主主義(多数決議)なんでしょうか?

ランキング理論的にも非常に面白い首相指名選挙でした。

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祝!DeNA優勝!! (ランキングについて考える)

昨日、DeNAベイスターズが、日本シリーズでソフトバンクを破り優勝しました。

DeNAの皆様、ファンの皆様、おめでとうございます。

そして。

巨人ファンの皆様、そしてソフトバンクファンの皆様、なんとなくもやもや感が残っているのではないでしょうか?

DeNAは、レギュラーシーズンではギリギリ勝ち越しの3位でCSに出場。そして、若干のDisAdvantageのある中、阪神、巨人と破って日本シリーズに出場。日本シリーズに出場したこと自身に納得していない方もいるのではないか、と思っています。

逆にソフトバンクは、ぶっちぎりの1位でパリーグでは2位の日本ハムに13.5ゲーム差をつけていました。

そのソフトバンクとDeNAが日本シリーズで戦って、結局DeNAの優勝。

ランキング理論的にいえば、ランキングの決め方が「???」だったのではないかな、と思います。少なくとも、2024年通年の実力をそのまま表した結果ではなく、10月から11月の勢いが勝ったのがDeNAで、それがランキング1位になった、と言えるでしょう。

フロント(経営陣)としては。

1) レギュラーシーズンは3位に入れば良い。

2)CSで1位になるための貢献にボーナスを払う(全予算の半分をここに投入するとか)

という簡単な「ニンジンのぶら下げ方」で、ランキングの結果がかわってしまうことになります。

皆さん、ランキングっておもしろいと思いませんか?

 

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解散(ランキング視点で考える)

今日から10月。今日から、自民党の総裁が石破さんに替ります。

その石破さん、昨日いきなり「衆議院解散」を明言しました(コチラ ほか参照)。この明言は、自分のお気持ち発言であり、法的拘束力をもつ宣言ではありません。だって、昨日の時点ではまだ首相になっていませんからね。

では、なぜいきなりの解散でしょうか?

メディアやSNS上などでは、政治視点で色々な意見が飛び交っていますが、無風凧は違う見方をしています。「9人の総裁選挙」で自由民衆党をメディアが取り上げ、認知度的に向上しました。ランキング理論的には、社会的ランキングの値が向上したことを意味します。ほぼ同時期に立憲の党首選挙もありましたが、自民党総裁選がそれを上書きした形になっています。

だから、今。自民党が与党になる=最大議席数を取る ための最適な時期だと判断できます。

解散に関しては、色々な意見があることは皆様もご承知のことと思います。無風凧のランキング視点も面白い、と思いませんか?

追記:「総裁候補が9人」にしたことでメディア等への露出度を上げ、国民の視点を自民党に向ける戦略をとった、というなら、きっとその「策士」は、無風凧のブログの愛読者だと思います。

 

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公開するか否か、という情報操作(ランキングについて考える)

非常に「問題のある発言」を発見したので、今日はそのネタです。

インターネット上を始めとして、色々な「情報の海」に溺れている私たちの日常生活、如何に「正しい情報」を得るかは、大きな課題です。

そんななか、「Factfulness」という書籍がベストセラーになったことは記憶に新しいことですが、それ以外にも「ファクトチェック」と称するものがいくつかあることも、みなさまご存じのことでしょう。総務省でも「ファクトチェック団体の中立性」が問題になったとのことです(コチラ 参照)

上記記事中、更に気になる一文を見つけました。それが下記。

『意見を踏まえた上で「公開範囲を議論するということになる」とした。』

の部分。公開範囲を限定することは、その時点で恣意性が入ります。つまり、「ファクト=ありのまま」ではありません。人権配慮や著作権を始めとするほかの法律による規制・限定が行われざるをえないばあいがあることは無風凧も理解しますが、しかし、その時点で「ファクト」にならかの「外力」が加わっています。

上記記事中では、その「恣意性」には触れず、それどころか「限定範囲の議論は当然」と考えていたように無風凧には読みとれます。これこそ、情報操作の根源であると、無風凧は警鐘を鳴らします。

いわゆる「御上思想」が今でも通底している日本ならではの「有識者」が出しそうな結論です。

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