東大の授業料値上げが発表され、東工大と東京医科歯科大の合併が直前に迫ったこの時期。
大学における「教科書」について考えてみたいと思います。
というより、無風凧の持論の紹介、かもしれませんが、、、、
無風凧は、数学と物理、そして経営学の分野に比較的興味があるので、以下は数学を例に話をすることにします。
無風凧の主張:
日本中の大学の数学1年生の標準化をしよう。
というと、高校までの教科書のように検定教科書、ということになるのかもしれませんが、そういう意味ではありません。初学者向けの教科書、例えばもっとも判り易いのは定番中の定番である松坂先生の「集合位相入門」を例にしますが、、、これが1年間で読めない学生は大学は留年。読めたら、そこからは各教員の好みに合わせて選択すればよい。
すくなくとも、1年生で求められるアドミッションポリシーとして(そして、大学卒業というディプロマポリシーとして)の「教科書のレベルを一定にする」ことを目的にしています。
最近、本屋には色々な「教科書」が出ています。学問の深化により、深い内容の教科書もありますが、大半は「初心者」のための物のように見えます。学生のレベルが下がっているから、より易しい教科書が必要になっている、と無風凧には思えるのです。
如何でしょうか?共通テストや入試を突破したからと言って、一発勝負の試験と内申書の点数だけの話。本当に学力や理解する能力があるかは、実際に手を動かしてみなくては分からない部分があります。
だからこそ、日本中の大学生は「このレベルは当然」という意味での「教科書の標準化」を提案します。
追記: これは、あくまで初学者・大学基礎レベルにおける提案です。最新の研究結果を教科書にすることや、専門深化したあとの教科書をさしていないことを、ご了解ください。
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