0.001秒

世界陸上で、「0.001秒のフライング」という事件がありました(コチラ など参照)。

現代の陸上におけるトラック競技は、号砲(ピストル)から0.1秒以内に体が反応(リアクション)していれば、フライングとみなされます。ハードラー選手は、0.099秒で反応。だから、0.001秒早かったとして、失格になりました。(数年前、日本の選手も0.001秒で失格という事件があったように記憶します。)

現代の計測技術をもってすれば、0.001秒は誤差なく計測できますから、本当に0.099秒のリアクションタイムだったと思いますが、さて、これが不正か?と言われると、無風凧的には疑問の余地が残ります。

100メートル走も、昔は10秒の壁、と言われていましたが、いまや10秒切るのは茶飯事になっています。マラソンも、50年前は2時間10分の壁でしたが、今は2時間が目前。このように身体能力は進歩しています。リアクションタイムが0.1秒を以下になる日が来ているのかもしれません。

もう一つ。ピストルを撃つ人の呼吸を始めとする「動き」です。耳を澄ませている中、ピストルが鳴る直前のなんらかの「動き」を検知している可能性もあります。この「動き感知」を含むとすると、スターターの技量も問われるようになります。

さらには。100分の1秒の間に、音は、3.3m程度動きます。スターター(ピストル)からの距離で、スタート時間が遅れる、ということです。これは、現代の科学技術の水準から言えば、公平とは言えないのではないでしょうか?

ちなみに、、、ゴルゴ13の抜き打ちは0.17秒(≒4/24)。S&Wリボルバーの反応時間を考えると、肉体的リアクションタイムは完全にフライングしていますね。

 

| | コメント (0)

ヒトラーかヒットラーか(ゴルゴ13の雑学知識3)

さてさて。久しぶりに「ゴルゴ13」の雑学知識。

皆さんは、ナチス・ドイツの指導者、Adolf Hitlerをどう呼びますか? ヒトラー?それとも、ヒットラー?

厳密にはカタカナでは表記できないものでしょうし、、曖昧に読んでいる人は多いでしょう。しかし、記述するときは、ヒトラーかヒットラーのどちらかになることが多いのではないでしょうか? 以下では、便宜上 Hitler と書かせていただきます(笑)。

無風凧も愛読する「ゴルゴ13(さいとうたかを著のコミック)においては、何度も Hitlerが出てきます。45話~50話の連作は秀逸ですし、増39話の「G資金」でも、世界の埋蔵金の一つとしてHitlerの遺産が取り上げられています。

では、さいとうたかを氏は、ヒトラー派でしょうか? ヒットラー派でしょうか?

実は、ヒトラーとヒットラーが混在しています。時代によって変わっているわけではありません。今のところ、法則性が見つかっていないのです。きっとアシスタントの方の好みなんでしょうね。

え? 無風凧はどちらを書くのか?だって?
さいとうたかを派 = その時のきまぐれで書いていて、法則性がない です(爆笑)。

| | コメント (0)

ゴルゴ13で数学!

前回の「ゴルゴ13で物理学(コチラ 参照)」は如何だったでしょうか? 今回は、「ゴルゴ13で数学」です。

20140801
図は、第400話「パンドラの柩」から。物語の中では、オーバル理論と呼ばれていて、数学の基本理論だそうですが、、、、

「楕円内で反射しる軌跡が、必ずある一点を通過する」などということはありません。

正しくは、「楕円の一つの焦点を通る直線は、反射するともう一つの焦点を必ず通る」です。

201408012上図の後に、右図の説明があり、小さく”F”と書いているのが見えます。Fは Focus=焦点を意味していると思われますから、説明を端折っただけだと思うのですが、、、ちょっと誤解しそうです。

ただ、、、Fと書いているのですが、焦点は、楕円の長軸上に存在します。標的がゴルゴ(右図の人間)であるなら、Fと人間が長軸上に存在しなくてはなりませんが、この図では、ちょっと「長軸上の2点」には見えない、、、ということで、やはりちょとした誤認識があったのだろうと思います。

ということで。数学好きの皆様も、そうでない皆様も、お間違いないように。

| | コメント (0)

ゴルゴ13で物理学

今日は、ゴルゴ13で物理学の勉強をしましょうw w20140713_2
図1:  出典 ゴルゴ13第406話「遺伝子戦争 ゲノム・フロンティア」より

この図と説明を読んで、何処が「変」なのか、考えてみましょう(3分)。

。。。。

如何ですか?幾つ指摘できましたか?

201407132 まず、気が付くのは、「ガラスにぶつかった後の、弾丸の向き」です。重力が下向きにかかっているので、下方向に加速されなくてはなりません。つまり、左図のようになるのが、正しい。

次に、気が付いてほしいのは、衝突の瞬間の、弾丸の角度。図1(ゴルゴ13の中で用いられている図)では、ガラスに「接する」ように、描かれています。実際には、左に向かって進んでいる弾丸が、ガラスと「接する」ように衝突する、ということは、その時点で「貫通能力はありません」。図1で左向きの初速が、空気抵抗等で0になっているわけです。その場合、衝突後に右に進む初速は0なので、そのまま下に落ちるのみ。下図でいうならB=0です。

細かな指摘をすると、図1で衝突の入射角と出射角が同じように見えることもおかしいです。ガラスの反発係数が1.0であれば、下図でいう入射角Aと出射角Bが同じになることはありますけど、現実的にはありえません。

これらを考え合わせるとと、作者はちょっとした勘違いをしたことに気が付きます。弾丸の描く放物線は上に凸なものですが、このシーンを描くときだけ、左に凸を前提にしています。(事実、次のシーンではきちんと上に凸の放物線を描いていますから、本当にこのシーンだけ、勘違いをされているようです)。

え? 無風凧が書いた図の方もおかしいところがあるって? よく気が付きました。衝突後の弾丸、衝突直後だと先頭が下向きにはなりません、、、なので、図は衝突して相当時間がたって、空気摩擦の影響で弾丸の先頭が下向きになった時の物、と思ってください(それであれば、正しい)。

ゴルゴ13で物理学、いかがでしたか?

| | コメント (0)

この楽器、何?(ゴルゴ13の雑学知識)

20140406_2ゴルゴ13。いわずと知れた、さいとうたかを氏原作の長寿コミックです。無風凧も、愛読しており、かつてこのブログでも取り上げたことがあります(コチラ 参照)。今回はゴルゴの中からのトリビア。

この2コマは、ゴルゴ13シリーズ第400話「パンドラの柩」からのもの。初出は2000年11月。(赤丸の数字は、無風凧が記入)。上のコマの2ページ後ろに、下のコマがあり、同じ人を違う角度で表しています。

201404062シドニーにあるオペラハウスのオケピの中を表しているのですが、無風凧的には読むたびに???なのです。

①の楽器は、何でしょうか?トランペットのようにも見えますが、顔の左に楽器がかぶっているところを見ると、トランペットでないことは明らか。楽器は何なんでしょうね?

②は、もっとわからない。大きさ的にはユーフォニアムかテナーホンだと思うのですが、一般的な楽器を考えると、顔とマウスピースと朝顔(ベル)の位置関係が変です。もしかするとオーストラリアの民族楽器?、、、でもなさそうです。とても不思議です

③は、楽器は合せシンバル(クラッシュシンバル)。それは良いのですが、そもそもオケピの中は狭いので、クラッシュシンバルを一人占有する、なんてことはなかなか無いことのように思うのですが、、、そう思ってみると、このオケピは相当広いことに驚きます。

ということで。

今回は、ゴルゴ13のトリビア、でした。

| | コメント (0)

組織論で見るアニメ・・・1.ドラえもん編(コネタマ参加中!)

ブログネタ: 「ドラえもん」キャラで友達になるなら、どのタイプ?参加数

組織(チーム)においては、各個人の役割が分担されている。そして、理想的なチームにおける役割を9つに分類いしたのは、メレディス・ベルビン である(ベルビンに関しては、たとえばコチラ参照)。9つの役割を、参加人数でキチンと分担して、総ての役割があることが必要である、とベルビンは説く。ただし、一人一役である必要はない(一人で複数を担っても良い)。

ドラえもんのメインキャラ5人、即ち「ドラえもん、のび太くん、しずかちゃん、ジャイアン、スネ夫」は、果たして、ベルビン流の理想のチームだろうか?そこで、独断と偏見ではあるが、ドラえもんのメインキャラをベルビン流に分類してみよう。左欄は、ベルビンによる「役割」である。

プラント: ドラえもん
コーディネーター:  不在
シェイバー:  ジャイアン
チームワーカー: のび太くん
コンプリーター: スネ夫
インプリメンター: 不在
リソース・インヴェスティゲーター: のび太くん
スペシャリスト: 不在
モニター&エヴェリュエーター: しずかちゃん

こうしてみると、ドラえもんのメインキャラ5人では、「効率的なチーム」とは言えない様である。これは、当たり前と言えば当たり前で、恐らくは、

  チーム(組織)として一つの目標に向かっていない

ので、効率的なチームである必要がないためだろう。

しかし、「映画」のように、長編になり、5人が一つのチームとなって行動を起こす時はどうか。2つの方法で、「効率的チーム化」がなされる。

その一つは、メインキャラの性格が変わること。おもにジャイアンの性格が変わり、シェイパーに加えてコーディネーター色が強くなる。と同時に、「泣きながら」ではあるが、のび太くんは「インプリメンター」の役を兼ねていることが多い。

ベルビン流で最後に残った役割の「スペシャリスト」は、毎回のゲストキャラが担っている。即ち、メインキャラ5人だけでは、効率的なチームにならないので、6人目として、参加する。例えば、宇宙漂流記の「リアン」のように。これが二つ目の方法だ。

メインキャラの変質と、ゲストキャラの参加。この2つの手法で、ドラえもん映画の「チーム」は、効率的になっているようである。

(最近、もしドラ(正確に書くと長いタイトルで、「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」)が流行しているので、ここでもマネジメントの話を盛り込んでみました。いつかはドラッカーも扱いたいと思います。)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2万5千年の荒野

ある読者からご紹介いただきました。

 原発がどんなものか知ってほしい

この記事自身に対する無風凧の感想・評価は控えます。皆さま、ご自身でお考えください。上記の記事を読んだ時に、思いだしたコミックがあります。

 さいとうたかを「ゴルゴ13」 より
2万5千年の荒野”(初出:ビッグコミック1984年12~14号)

"2万5千年の荒野"は、原発事故を扱っています。

<あらすじ>技術的観点から営業運用を延期進言する技術陣と、経営・面子・政治的視点から踏み切る経営陣。その結果の事故。加えて、工程における「ケアレス・ミス」が話を膨らませます。あわやロス市が荒野に、となる直前、最終的には、主人公ゴルゴ13のスーパースナイプで事なきを得る、というストーリーです。<あらすじ終わり>(詳しくは、是非コミックをご覧ください)

原発に限らず総てのことに言えることですが、技術的に幾重もの安全策がとってあっても、制度・運用でそれを無視してしまって安全は得られません。また、設計上は安全なシステムであっても、製造もしくは運営上の「ケアレスミス」を完全に排除することができません。

例を今回の福島原発に求めてみましょう。3/24に3人の方が被爆しました。この時の状況をTV報道などから拾ってみると。

・ 前日に放射線が低かったから、当日測定をしていなかった。
・ 警報機が鳴っても誤作動だと思って撤退しなかった。
・ 長靴を履いていなかった(それを指摘する人はいなかった)

これらケアレスミスの積み重ねにより、被爆がおきました。上記の被爆例は現場の作業員の話ですが、同様の事が経営者におきないとは限りません。政治家に起きないとは限りません。"2万5千年の荒野"と同様の事故は、どこででもおきうるのです。

最後に、東大の坂村教授(TRONの提唱者)が昨日、ビジネスモデル学会で話した内容から一つ紹介して、今日の記事を締めます。

技術が可能にするのは選択肢を増やすのみ。技術制度が社会を変える。(無風凧のメモより)」

| | コメント (0)

ガンダム 三題(コネタマ参加中!)

ガンダム! の思い出を3つほど。

その1: 妹が一人芝居していた、アムロとブライトの会話

(バシッ)
アムロ 「ぶったな!」
ブライト「なぐってなぜ悪い?貴様はいい。そうしてわめいていれば気分も晴れるんだからなぁ!」
アムロ 「僕がそんなに安っぽい人間ですか?」
(バシッ)
アムロ 「に、二度もぶった!親父にもぶたれたことないのに。」
ブライト「それが甘ったれなんだ。、、、(以下覚えてない) 」

その2:無茶苦茶マニアックな替え歌(機動戦士ガンダムのテーマ)

元歌: 燃え上がれ、燃え上がれ、燃え上がれ、ガンダム、君よ、走れ、、、、

替歌: 燃え上がれ、燃え上がれ、燃え上がれ、ガンダム、帰命、無量寿如来、南無不可思議光、、、、

「君よ」と「帰命(きみょう)」の音が似ているだけなのですが、なぜかMixしてしまい、正信念仏偈に入ってしまいます!

その3: ガンダムさん

ガンダムシリーズは、色々な続編、パロディなどがありますが、その最高峰は、「機動戦士ガンダムさん(大和田秀樹作)」でしょうね、、、マクドナルドで初めて読んだのですが、笑いを堪えるのに苦労したことを思い出します。

ブログネタ: ガンダム30周年に一言参加数

| | コメント (2) | トラックバック (0)

おひるね、おひるね、、、(上野樹里さん風に)

20091109「のだめカンタービレ」の映画、2本続けて撮るから、大変デス、、、

撮影の合間は、おひるね、おひるね、、gzzz、せんぱ~い、、、GZzz、、ぎゃぼ!寝すぎて本当にマングースになってたデス!

「のだめ」 を演じている 上野樹里さん風に読んでくださいね!

写真出典 TanuLaboPhoto

| | コメント (4)

重大なことに気がつきました(コネタマ参加中!)

コネタマ参加中: あなたの好きな少年誌は?

無風凧は、コミックを読むのも大好き。男性向け女性向け構わず面白いものは面白い!っていうタイプです。。。が!

重大なことに気がつきました。

コミックは好きだけど、それを掲載している雑誌は読んでいません!

たとえば、有名な「こちら葛飾区亀有公園前派出所(通称こち亀)」。最近はSMAPの香取慎吾さん主演のTVドラマでも有名かもしれませんね。この漫画が掲載されているのは、週刊少年ジャンプですが、、、ジャンプは、学生の頃には研究室にあったので読んでましたけどそれ以降、ほとんど読んだ記憶がありません!コミックになってから、読んでいます。

「こち亀」は、掲載誌を知っていますが(なんせ学生時代からありますから)、「のだめカンタービレ」「ギャラリーフェイク」「ハチワンダイバー」をはじめとして、どの雑誌に掲載されているかは知らないまま、です。

というわけで、「お気に入りの少年誌は無い」ということになります。

、、、

、、、

ついでに。もっと重大なことにも気がつきました

最近は、コミック読んでる時間より、専門書を読んでいる方が多くなりました。。。コミック離れしているわけではないのですけどね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)