0.001秒
世界陸上で、「0.001秒のフライング」という事件がありました(コチラ など参照)。
現代の陸上におけるトラック競技は、号砲(ピストル)から0.1秒以内に体が反応(リアクション)していれば、フライングとみなされます。ハードラー選手は、0.099秒で反応。だから、0.001秒早かったとして、失格になりました。(数年前、日本の選手も0.001秒で失格という事件があったように記憶します。)
現代の計測技術をもってすれば、0.001秒は誤差なく計測できますから、本当に0.099秒のリアクションタイムだったと思いますが、さて、これが不正か?と言われると、無風凧的には疑問の余地が残ります。
100メートル走も、昔は10秒の壁、と言われていましたが、いまや10秒切るのは茶飯事になっています。マラソンも、50年前は2時間10分の壁でしたが、今は2時間が目前。このように身体能力は進歩しています。リアクションタイムが0.1秒を以下になる日が来ているのかもしれません。
もう一つ。ピストルを撃つ人の呼吸を始めとする「動き」です。耳を澄ませている中、ピストルが鳴る直前のなんらかの「動き」を検知している可能性もあります。この「動き感知」を含むとすると、スターターの技量も問われるようになります。
さらには。100分の1秒の間に、音は、3.3m程度動きます。スターター(ピストル)からの距離で、スタート時間が遅れる、ということです。これは、現代の科学技術の水準から言えば、公平とは言えないのではないでしょうか?
ちなみに、、、ゴルゴ13の抜き打ちは0.17秒(≒4/24)。S&Wリボルバーの反応時間を考えると、肉体的リアクションタイムは完全にフライングしていますね。
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