返送願いしました(スマパラ2020握詰の原図)

20200326 久しぶりに詰将棋の話。

右図は、スマホ詰パラNO.14206「ハネムーン→浮気?(2020握)」の原型の作品です。

これまで、無風凧が挑戦してきた「詰方玉の八列移動」の過程で作られた習作の一つで、まだまだ不満があったのですが、14206の解説欄を書いている途中で発表を思い立ち、投稿しました。

この習作は、16手目までは見るところがありません。というか、一筋〜六筋の飛香角歩は「攻め八」に向けての「攻め七でオブジェクト化」されたもので必然。7筋〜9筋で、手持ちの歩を如何に消費して「作品にするか?」というたたき台です。攻め八がターゲットですから、攻め七は、全て習作もしくは原理確認、要素開発の位置付けでした。

習作なのに不満がある、というのも変ですが、昨年末の時点では、

1) 攻め方の詰め上がりから馬を消す
2) 攻め方の二枚の桂が跳ねる(少なくとも5八の桂は無様過ぎます)

ことができれば、投稿しようかという素材でした。二回めの龍を切るところは気に入っていたので、いつかは、、、と思っていたのですが、14206が採用待ちになった時に気が変わって「14206の原図という意味で投稿しよう」と思いました。また、攻め方玉の7列移動の「解の存在証明」の気持ちもありました。

しかし。

はからずも、Hiroshi Sawaki様も同じテーマをお持ちで、勢い類似作が増えます。すでに同様の作品を14083、14405、14521と精力的に発表されておりますが、コメント欄では心無いものも散見されるようになりました。Hiroshi Sawaki様にご迷惑をおかけしては申し訳無いですし、スマパラの読者の皆様にも、類似作を二人が出してもきっと「またか」と思われると思います。無風凧の作品よりも、もっと良い作品を沢山採用して頂きたいと思いますし、無風凧も、皆様の良い作品を拝見するのが楽しみです。

という経緯で、この習作は、返送希望を出させて頂き、先ほど、返送されました。今回のブログは、没供養ではなく返送供養です。

無風凧が発表した「攻め八」関連の習作・要素開発作は、スマパラ13994、14420、こちらこちらこちらこちら もご覧ください。

 

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初心者について考える

大学入学試験の面接をしていると、「初心者とは?」「素人とは?」と時々思います。特に、すごく利発な受験生にあった後は。

大学を受験する、という意味では、ある程度の「基礎」、、、例えば、アルファベットが読めない人はいないでしょうし、足し算ができない理科系の受験者はいないでしょう。

でも。例えば物理の場合。

大学にはいって、力学の最初から、勉強をし直すわけです。一般的には質点系の力学、電磁気学、熱力学でしょうか。で、一年生の後半くらいから量子力学や統計力学を勉強する、なんて人が多いでしょう。解析力学を学ぶと、最初の頃とは力学の表示法も変わってきたりします。

高校生から見ると、大学の勉強は「初心者」ではないわけですが、研究者から見たら、解析力学なんては、入門の入り口の手前、という方もいらっしゃるかもしれません。少なくとも、縦横無尽に使うことができなければ、理論物理の世界ではスタートラインにも立つことができない。

ちょっと具体的に書くと、ランダウ=リフシッツの物理教程は、ランダウによると初心者向け。でも、これを全部理解していなければ初心者を卒業できないとすると、日本人の中に「物理の初心者卒業」という人は本当に一握りになってしまいます(無風凧は少なくとも無理です)。

趣味の世界も同じかなあ、、、ピアノで考えて。ハノンを全部「きちんと」弾けるようになるのは随分大変だと思います。でも、ハノンが弾けてやっと初心者、「ピアニストへの入り口の手前」だと感じます。でも、そこまでいかなくても、アラベスクやエリーゼの為にを弾いて楽しむ人も沢山のいて、それはそれで楽しい時間を過ごすことができます。

詰将棋に関していえば、もともと「プロ」は存在しないのですが、明らかに「達人」と無風凧が思う方はいらっしゃります。でも、その方の作品が全て「素晴らしい」かといえば、そうでない場合もあるし、、、好き嫌いや好みにも関係するのでしょうかね。まあ、無風凧が永遠に初心者であると自覚していることは事実ですけど。

昨日発表になった「新型コロナウイルス の専門者会議」の会見。「複雑系」の立場からみると、随分「甘いなあ」と感じます。でも、感染症学の「専門家」の意見なので、世の中的には、無風凧の分析結果の方が、「素人」なんでしょうねえ、、、それでも、やはり昨日の発表には「訊きたいこと」が山ほどあります。

このように考えると。人は皆、永遠の初心者であると同時に、その道の識者なのかもしれません。

 

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ぎっくり腰

新型コロナウイルスは、一休み。

実は、、、久しぶりにぎっくり腰です。今回は、膝やフトモモに痺れもあるので、ちょっと大変でした、、、もう、何回目のぎっくり腰でしょうね。忘れました。

アゲアゲさんが、将棋のプロ編入試験に合格しました!折田さん、おめでとうございます。

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詰将棋創作で「頓悟漸修」体験(祝!八列移動完成!!)

「悟り」を得る道筋には、「頓悟」と「漸悟」があります。前者の頓悟とは、何もして居ないのある日突然「悟り」を開くというもの。後者の漸悟とは、常に悟りを求め、少しづつ漸近していくように悟りを得る、というもの。

頓悟漸修とは、「日々の努力の末に、ある日、突然に悟りを開く」もしくは「ある日突然に悟りを得てもなお、日々努力をする」という意味で、結局頓悟も漸悟も同じである(表裏の関係である)、というように無風凧は理解して居ます。

この半年間。無風凧は「攻め方玉の八列移動詰将棋作り」を目指して、日々精進。いくつも「要素」開発をして、習作を作って、、、半年経っても結局ものにすることはできず、先日、ウマノコ様に九列移動の前例があることを教えていただきました。無風凧が想定して居た手筋ではなく、「こういう方法があるのか」と目から鱗、大いに勉強になりました。、、、と同時に、一旦、八列移動詰将棋を作るのは諦めよう、と決めました。それは、たった5日前のことです。

そんな舌の根も乾かない今朝。メールチェックをしながらコーヒーを一口すすった時に、「あ、こうすればできるかも!」と思って大急ぎで確認したら、なんと出来ている。無風凧が約半年前から考えて居た手筋で、きちんと攻方玉が八列動く。

「悟り」を「八列移動詰将棋」に置き換えて考えれば、日々、漸悟的に考察している間には完成して居なかったが、考察をやめて「突然(=頓悟的に)」完成した。半年の努力は無駄だったのか無駄ではなかったのかよくわかりませんが、無駄ではなかったように感じます。つまり、頓悟漸修です。

詰将棋作りに限らず、人生はこういうものなんでしょうね。だから、どんなに成果が出なくても、諦めることなく努力する。でも、時々視点を変えるための「息抜き」は必要、、、、

この八列移動を完成するにあたり、いろいろな方がアドバイスや情報、励まし、そして、いろいろな意味での「刺激」をくださりました。個人的に勝手に感謝している方もいます。ウマノコ様、Hiroshi Sawaki様、nono_y様、みつかづ様、スマパラの管理人様、三輪樣、TESTU様、柳原様(詰将棋ファン様)、、、ありがとうございます。

出来た作品は、改めて柿木チェックの後、投稿したいと思います。

双玉で攻め方玉が八列移動。飛車は「横には」動きません。なんと!逆王手が2回入ります。あとは、、、前例がないことを祈ります(爆)。

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非限定のキズだと思ったのだけど余詰だった話

20200127 スマホ詰パラの2020握詰。最初に採用していただき(No.14206)、「収束はこれが限界?」というコメントをいただきました。なのでちょっとだけ「詰将棋らしい」作品を作って投稿したのですが、、、、余詰、で返送されてしまいました。管理人様にはお手数を掛けてしまい、申し訳ありませんでした、、、今日はそういう意味で没供養です。

投稿した作品が右上図。この作品も、攻め方玉の六列移動があります。まあ、そこまでは14206と同じなので、見所無し。12手目以降が、今回の頭を使ったところです。そこから、龍を金に変えた上で銀に変える、、、細かく手を繋ぎながら玉を引っ張り出します。

202001272 作意手順は割愛しますが、問題は32手目の場面です(左図)。

ここで、詰手順は96桂or76桂。部分的ですが、この桂打ちは対称系になっています。余詰なのか非限定のキズなのか分からなかったので、柿木将棋と脊尾詰で確認したところ、柿木は非限定という判断で、脊尾詰はお咎め無しでした。だから、キズで良いのかなあ、、、と思って投稿したのですが、見事に「余詰」で返送されてしまいました。

亡くした子の年を数えても仕方がないのですが、角の限定合と、打った桂のダブル二段跳ねを実現することができたので、ちょっと自信作だったのですけどね、、、、

というわけで、今日は没供養という話でした。

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頭堅すぎるぞ!無風凧!! 

昨日の記事で、「攻め方玉の9列移動作品を見たい」と書いたのですが、早速、ウマノコ様からコメントが届きました。コメント自身は昨日の記事を見てください。ウマノコ様は瞬間で9列移動は可能、と見抜いていたこと、そして、前例も探し出してくれて詰将棋オモチャ箱で発見しました。ウマノコ様、ありがとうございます。

http://www.ne.jp/asahi/tetsu/toybox/toybox/tetsu49.htm

オモチャ箱の作品は、TETSU様の作品です、、、やはり、「少しのことにも、先立はあらまほしきこと(徒然草)」ですね。

それにしても。。。八列移動するのに、飛車を2度利用することを、この半年間、一度も考えなかった無風凧は、頭堅過ぎます。飛香だけでは無理と思っていた自分を呪いたくなります。

ちょっと悔しい思いもありますが、このままでは一生、八列すらできなかったでしょうから、これで「攻め方玉の横移動」のテーマはひと段落。

新しいテーマ、、、一つの飛車で攻め方玉が3方向で空き王手する詰将棋、、、を考えていきたいと思います。

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詰将棋創作初心者視点での「記憶よりも記録に残る作品」

無風凧が詰将棋を作り始めてちょうど一年半。スマホ詰パラを主な発表場所として、それ以外を含めて25作ほど、発表してきました。全部つらつら見直していて、まあどれも「石石混交」という感じです。

当初は、ただ作れれば楽しかったのですが、途中から類似作(前例、先行作)の存在が非常に気になるようになりました。経緯詳細は こちら を参照していただきたいのですが、偶然とは言え、同一収束の作品がスマパラの採用予定になってました。直前に気が付いて管理人様にご相談。事無きを得たのですが、この時以来、とても気になります。

これまで、詰棋書は3冊くらい、新聞や週刊誌の詰将棋は、食堂などで見かけたら必ず解いていましたが、詰将棋作家を名乗るには、経験値が圧倒的に少なすぎる。先行例をほとんど知らないに等しい。

そんな無風凧が、先行例に絶対に被らない創作領域として取り組んでいるのが、「記憶よりも記録に残る作品」。記録としては、TETSU様の運営している「詰将棋おもちゃ箱」に整理されていますが、そこに書いていないものも含めて、「記録」を狙う。

例えば、「非対称型から対称型になる回数」とか「攻め方玉の移動する列の数」などなど。色々な先達の手筋を習得しながら、回数領域で記録を狙うことにより、前例とのバッティングを避ける、という作品を作っています。

先日、スマパラの拙作「2020握詰」のコメント欄に、攻方玉の9列移動が可能、というコメントがありました。八列移動の存在すら知らず、まだ自作できてない現在、かなりの衝撃でした、、、と同時に、ぜひ9列移動の作品を見て見たいと思っています。無風凧にとっては、記録にも記憶にも残る作品になります。

現在、まだ八列移動に挑戦していますが、派生で、「一つの飛車で3方向の攻め方玉の開き王手」を探しています。これも記録だと思うし、この記録は、言い換えれば、「解の存在証明」になっている。これも、一種の「前例と被らないようにするための工夫」です。

# いずれは、300手越えの煙詰め!?

 

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詰将棋の前例を探しています、、、

年明け、スマホ詰パラの「採用待ち」が少なくなってきたので、在庫からいくつか投稿しています。そんな中、解説欄に書くために「前例」を探しているのですが、どうしても見つからないものがありますので、ご存知の方がいらっしゃれば、教えてください。

こんな詰将棋、ご存知ですか?

条件1) 双玉の詰将棋
条件2) 同じ飛車で、縦と横の二回、攻め方玉による空き王手がある。

例えば。

玉型: 52玉
攻方: 54玉、55飛

を想定して見てください。この前提で、

攻め方玉が「54→45→どこか?」

と動く詰将棋です。当然、玉方の玉は最低でも「52→(25か15)」と動くことになります。縦二回なら存じ上げているのですが、、、

# 飛車の位置は、55なくても構いません。

ご存じの方がいらっしゃれば、是非教えて下さい。

 

 

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スマホ詰パラ2020握り詰め、他

スマホ詰パラの2020握り詰は、無風凧が作品が最初に採用されることになりました。パチパチ。

今年の課題は、、、無風凧にとっては、とても馴染みのある課題でした。というのも、昨年夏からチャレンジしている「攻め方玉の八列移動(まだ成功していません)」で考えたことのある駒が多かったから。具体的には、攻め方玉の六列移動や七列移動の課題だととらえれば、馴染みの有るものでした。よって、、、一番乗りでの採用となりました。

多分、1月17日に採用です。皆様、楽しみにしてて下さい。

さて。上述の握り詰は六列移動。では、攻め方玉の七列移動詰め将棋は出来ているのか?と、言う方が多いとおもいます。今日は一番簡単な「七列移動」を紹介。

Screenshot_20200108_230429

上記は13手詰めです。これ、攻め方玉が七列移動してます、、、でも、これは、簡単すぎて、無風凧としては「作品」では無いです。勿論、「作品」っぽい七列移動も完成しているので、それは、スマホ詰めパラに投稿しています(1/15追記:採用待ちになりました)。

さて。本来目指すは八列移動。これは、まだまだ前途多難、、、な感じがします。2020年の年間目標、です。

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凶狂怯恐を捨ててR2へ!

2020nenga令和二年の年賀詰です。

「詰め将棋」というよりは「詰む将棋」という方が適しているほど、簡単です。

でも、今年は、ちょっとした趣向を凝らしました。

まず、4枚の香を捨てます。この4枚の香は、

凶、狂、怯、恐

を意味しています。そして、すべて「きょう」を捨ててしまって、龍が2枚。R2になる、という寸法です。

年賀詰めっぽくありませんか?

改めて、本年もよろしくお願いいたします。

#注:この詰将棋は先例があるかもしれません。調査が不十分です。ご存知の方はご指摘ください。

#最終三手の余詰あります。

#22手目、22同玉と13玉は変化同手数の傷です。

この作品は、詰将棋おもちゃ箱(コチラ 参照)で採用して頂きました。

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