瞑想の音楽(好きな音楽11月)

聴力過敏が少し進んで、耳を守ることに終始していた無風凧ですが、最近は少し違う楽しみを見つけました。

世の中の突発的な音から耳や脳を守るために、耳栓をして無音状態する、もしくはヘッドホンで雑音を再生している状態にいることが多かったのですが。

最近はヒーリング系の音楽とでも言えば良いのでしょうか、もしくはスピリチュアル系というのかな?を聞くことがあります。瞑想の音楽、などで検索するとYouTubeで色々紹介してくれます。これらって、本当にリラックスできるんですね。ある意味意外でした。耳で音楽を楽しめる、というのは、聴覚過敏が少し改善してきたのかな?

とはいえ、やはり無音状態が一番楽だな、と思うことに変わりはない無風凧です。音楽家失格だぁ(;;)

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楽譜の力(好きな音楽2023年10月)

最近、ノイズ以外は殆ど聴いていない無風凧です。耳から音楽を入れることは殆どありませんが、夜中に、時々脳内演奏会は開きます。そんな時は、楽譜があるととても嬉しくなります。

先日。久しぶりに「仏陀(貴志康一)」のスコアを読みました。二時間近くかかりましたから、随分遅い演奏ですね(笑)。

手書きも見たことがありますが、今回は勿論印刷付。日下部さん(貴志康一記念館の館長さん)の力作です。

改めて思いました。楽譜の力は偉大です。聞き落としている音、それも、楽器がかぶっているので、裏の音で目立たないけど支えている音、などに気が付かせてくれます。

聴いた時に聞こえないのなら、不要ではないのか?そう思う人も多いでしょう。でも、きっとそうじゃない。MIDI音源と違うところがそこにある。共鳴構造が違う楽器が同じ音を出すことにより、僅かに音の深みが増える。その僅かな違い。気が付いてもらえないことは百も承知。でも、作曲家のこだわりとして書かれた一音。

そして。ユニゾンを想像することはそれ以上に楽しい。言葉では説明できない。ユニゾン。同じ音を出している。でも。二人で演奏すれば、僅かなズレが生じる。勿論、意図してできるずれではない。でもこのズレは偉大です。音楽を音楽たらしめているのは、このズレなのかもしれません。ズレを何種類も想像する、、、決して現実に聴くことは無い現象。でも、頭の中でなら、幾らでも創り出すことができます。

これを創り出すのは、無風凧レベルでは楽譜が必要です。やはり、楽譜の力は偉大です。

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74歳(追悼:谷村新司)

谷村新司氏が他界しました。享年74歳。故チンペイのご冥福をお祈りします。合掌。

谷村新司と言えば、大ミュージシャン。「アリス」のメンバーとしての活躍は勿論のこと、ソロでの活躍も記憶に残っています。

そして、訃報を聞いた瞬間。ふざけている訳ではありませんが、「22歳」が頭の中で成りました。でもタイトルは「74歳」。

♪白い装束巻き付け、背中でサヨナラを~ ♪

中略

♪74になれば少しづつ、近づいていくの、だれか、止めて~ ♪

「22歳」は、無風凧が高校時代に発表されたと思います(無風凧の年齢、バレバレ)。無風凧は歌謡曲のエアチェック(今や死語)することは殆どありませんでしたが、この曲だけはなぜかエアチェックして、テープで持っていた。

霊会に向かって、いい日旅立ち、出来ていることを心から祈っています。改めて合掌。

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NOKIA-E1200(好きな音楽、番外編)

最近、聴覚過敏が少しづつ進んでいる無風凧。ひどいときは、食事中の食器のぶつかる音ですら、気になります。

なので、普段の生活には、「耳栓」をしていることが多かった。100均一のものでもかなり十分。

でも、発想の転換で「常にノイズを聞いて耳を鳴らす」ことを試してみようと思いついた。

これまで、BlueToothHeadPhoneは一度も使ったが無かったのですが、はじめて買いました、NOKIAのE1200です。

道を歩くとき、トイレに行くとき、食事をするとき。つまり会話をする必要が無いときは、常に装着している、という感じです。

これが意外と効果的だったようで。2時間3時間は、集中して仕事できることもあります(突発音で邪魔されると、再度集中できるまでに、随分長い時間かかることもありますが、、、昔は、こんなこと、なかった。すぐに集中できていた)。

(そうそう、音質は、ホワイトノイズやブラウンノイズを聴くのに、これ以上の品質は不要だな、と思えるほど、高品質です。)

早く、聴覚過敏が治癒すると良いのですが、、、

笑い話: 耳栓の上からE1200をしていることもあります。電車の中ではきっと、音楽聴いている、観られているでしょうね。

お断り: 好きな音楽のカテゴリーは、毎月末のネタなのですが、9月30日は詰将棋の日、でもあります。そのため、今月は1日早く「今月の音楽」を書きました。

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好きな音楽(2023年8月)

無風凧の聴覚過敏は少し進んでいるようで、日常生活でも耳栓が手放せないことが多くなってきました。

耳栓をしていると、外の音が聞こえにくくて街中を歩くのは少し怖い。と同時に、自分の呼吸音などは大きく聞こえるようになりますから、それはそれでストレスを感じることもあります。

最近。Youtubeに「自然雑音(いわゆる白色ノイズ)」があることに気が付きました。これをある程度の音量にしてかけていると、周囲の雑音がほとんど聞こえなくなります。つまり、ノイズキャンセリングの効果があることに気が付きます。

ノイズキャンセリングのために「ホワイトノイズ」を聴きながら作業している無風凧です。

さて。

聴覚過敏ではありますが、目からも音楽は入ってくる。約〇〇年ぶりに「田螺の唄がきこえる(小山清茂著)」を読みました。無風凧は「吹奏楽のための「木挽き唄」」で初めて小山作品に出会い、それ以降小山先生のファン。本を読みながら、アイヌの唄、ピアノのためのかごめ変奏曲、能面、、、と、懐かしく思い出して脳内演奏会を楽しみました。

木挽き唄の「祭り」のピッコロ、あれば、日本の祭りを知っている人でなくては吹けません。大いに納得しています。

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AMBITIOUS JAPAN(好きな音楽2023年7月)

東海道新幹線の車内チャイムの音が、20年ぶりに変更になりました。

20年間「TOKIOの AMBITIOUS JAPAN」が使われていました、、、無風凧的には、終止形がはっきりしなくて手、少しアンニュイな感じがする車内チャイム。あまり好きではなかったのですけどね。変わったとなると、それはそれで少し寂しいものです。

20年前。東海道新幹線の品川駅が開業したときに採用されたそうです。営業初日、無風凧は新幹線品川駅の入場券を買いましたが、いま、それは何処にあるのだろう?

さてさて。

音楽とは全く関係ありませんが、先日新幹線に乗っていた時の愚痴。

3人掛けのA席に無風凧は座っていて、C席には違う人が座りました。発車後、B席に誰も来ないことが分かるや否や、C席の方はB席を占拠して随分はしたない恰好をしていらっしゃりました。車掌は、注意もしない。トラブルになるが嫌なので車掌は注意しないのでしょうけど、それで不快に思っている人が居ることも考えて、ルールを守るように社内を「Conduct」してほしいものです。

# 車掌は、英語で Conductorと呼ばれます。指揮者と同じです。

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麦(久しぶりに行った名曲喫茶)

先日。本高三丁目にある名曲喫茶「麦」に行きました。ここにはじめて行ったのはもう何十年も前だけど、階段を下りたときの印象は、一ミリも変わりない、

コーヒー1杯300円。昔より安くなったかのかなあ、、、よく覚えていない。

お店で流れた板野はMozartのPiano Sonate Kv310. 好きな曲では歩けど、おちついて聞いたのはいつ以来だろう?と思うぐらいにこちらもひさしぶり。誰の演奏なのか、、、、効いただけではわからず、結局CDのジャケットも見なかったからわからずじまい。

それなりに楽しい(?)時間を過ごすことはできたのだけど、長居する気にはならず、30分程度で退出。懐かしい場所なのに懐かしくナックなっていて、ちょっと寂しさを感じました。

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SAKURA by Harry Belafonte(好きな音楽2023年4月)

米国の歌手・人権活動家の Harry Belafonteさんが無くなりました。96歳。 Harry のご冥福を心からお祈りします。

ハリー・べラフォンテさん、というと「バナナボート」が代名詞でしょうか。♪ Day-o,で始まる歌は印象的です。でも、今日はべラフォンテが歌った「さくら」を紹介します。

まずは、Youtube を聴いて下さい( コチラ ) 。

バナナポートと同じ人が歌っているとは思えないほど、しっとりとした歌声。あの三島由紀夫がハリーを絶賛したこともうなずけます。

そして(ここからが重要)。この録音の伴奏の箏は、衛藤公雄 さんが弾いています。ハリーの声色にぴったりの音色。そして、即興で色々と音を足していることが分かります。衛藤公雄の独奏での「さくら」も録音が残っていますが、同じ人が弾いたとは思えないほど、脳裏に投影されるシーンが違います(コチラ も必聴)。さらに蛇足ですが、衛藤公雄が帰国してから出版した「箏独奏によるさくら」の楽譜は、自身の録音とは違う楽譜です。演奏は コチラ でお楽しみください(演奏は渡辺由布子)。

ハリーの話に戻って。後半生は人権活動家として活躍されました。今回初めて知りましたが、キング牧師(I have a dream のスピーチで有名な牧師)が投獄された際、保釈金を出したのはハリーだったとのこと。Wikiを見ると、社会活動家としてのハリーは沢山の仕事をしている、と感じます。

改めて、Harry Belafonteさんのご冥福をお祈りします。合掌。

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坂本龍一教授、訃報

かねてより病気療養中の音楽家・坂本龍一教授の訃報が入りました。大変残念です。合掌。

坂本龍一、と言って、最初に思い出したのは、LP時代の音楽図鑑。レコードプレーヤーのない今の生活では、もう聞くこともできませんが、最初に効いた時の衝撃はすごかった。もっとも、クラシックではない。ポップスでもない。広い意味のテクノなんでしょうけど、テクノのノリでもない。随分嵌まったものです。

題名のない音楽界だったと思いますが、芸大時代の作品の演奏に、即興でピアノをあわせた演奏を聴いたことがあります。ピアノ、なんとなく付け足しだなあ、、、というのがその時の印象。もっと、協奏曲のカデンツアのように派手に引いてほしかった。(放送の中で、「芸大は書面審査だから演奏されたのを聴くのは初めて」と話していたことも印象的です。でも、ゲネプロで聴いているだろうし、そもそもとして、音の修正はしたでしょうから、本当の意味での「初めて」ではなかったでしょう)。

最近、病に倒れてからは思想活動の方に随分傾倒していたという印象があります。最後にもう一度、キレッキレの音楽を聞かせてほしかったなあ、、、

改めて、合掌。

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ラフティ?

最終的にトルコも批准して、フィンランドがNATOに加盟しました。

これは、ロシアにとっては大打撃、と言ってよいのではないでしょうか?なんせ、1000キロを超える国境線で対NATO対策をしなくてはならなくなるのですから。プーチン氏が、フィンランドのNATO加盟に大反対したこともうなづけます。

無風凧は、かつてロシアーフィンランドの国境を訪れたことがあります。フィンランド側のイマトラから国境線に行きました。ほんの数キロ先にはロシアの「スヴェトボルスク」という町があります。かつてはフィンランド領だった町です。無風凧が訪れた2002年は随分平和な様子でした。。。

ところで。

20230402 今回Google Mapでフィンランドとロシアの国境辺りを見ていて、おいしそうな都市名を発見! その名も「ラフティ」。ラフティと言えば、沖縄風豚の角煮で、無風凧の好物の一つです。なんて冗談はさておき、これはラハティの誤記ですね。アルファベットで書けばLahti。BISレーベルでOsmo VanskaとシベリウスのCDを出したラハティ交響楽団の本拠地です。 (図は、3月31日のスクリーンショット)。

Googleさん、ぜひ、修正をお願いします。

 

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