転売ヤーと経済学
ニンテンドーのSwitch2がリリースされました。その第一陣の人気の高さ・売れ行きは素晴らしい物で、またぞろ「転売ヤー」が出現しました。
転売ヤー、即ち、転売することを目的に商品を購入し、購入価格より高値(=店舗や生産側の設定価格より高額)で販売する方々です。
この転売ヤーの是非は、昔から問われていますが、今回、ホリエモンが存在を肯定する発言をして、炎上しました。
さて。
転売ヤーの存在で、無風凧が一番(?)問題視するのは、経済学の「授業・講義」です。今でも、十年一日がごとく、「均衡価格」「見えざる手」を講義していますが、転売ヤーの存在は、それらを否定しています。D.コースのコスト理論を越えた領域での「価格」が受け入れられているというのが、民主主義経済社会の現状です。
つまり、理論と現実には、乖離があるわけです。にもかかわらず、乖離があるままの経済理論で授業・講義がなされ、実際の社会でも大半の方がその信奉者、、、大問題だと思いませんか?
これを解決する手段(=理論+社会実装)ができれば、ノーベルもびっくりの「大ノーベル賞」になること、間違いない。
補足: 短期的な実現のための理論は無風凧でも構築できます。でも、この理論は、長期(=未来永劫)正しいわけではなく、どこかでカタストロフを起こします。また、実装は価格の考え方を根本から変える必要があるので、皆様に受け入れられるか、、、きっと、受け入れられないだろうな、というペシミスティックな予想をしています。
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