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2025年6月

トカラ列島と7月5日

トカラ列島が揺れています。有感地震がこの一週間で400回を越えているらしい、、、と聞くと、最近バズっている「7月5日大地震」問題を想起します。そう、7月5日の予兆ではないか、、、と。

というのは、まったく冗談で、7月5日の「予兆」ではないであろうと思ってはいるのですが。

無風凧が恐れているのは、本当にM6レベルの地震が起きたとき。つまり、7月5日予知夢が当たった時に、「何らかのエビデンス」として扱われるようになる事です。因果関係も相関関係も証明できないのに、あたかも「因果関係があるかのように見える」訳ですから。

冷静に科学的に判断して、分析して、解析して、それでもまだ「地震は予知できない」というのがコンセンサスだと思っています。トンデモ科学ならいざ知らず、純粋科学の現時点ての実力はそのレベルです。もし、地震がおきたとしても、そこから「何らかの因果関係があったのではないか」と科学的な検証がやっと始まるのです。それが、科学の進歩だと無風凧は思います。

だから。

もし、地震がおきたとしても、決して「因果関係がある」という風聞は現時点では早すぎることを、このブログの読者だけでも理解して下さい。科学的な思考をすることを、切に願います。

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京大のタテカン訴訟で憲法を考える。

いささか旧聞ですが。

6月26日に、京都地裁で「京大タテカン訴訟」の地裁判決が出ました。タテカン擁護派(原告)の敗訴です。簡単に言えば、「撤去しなくてはならない」という判決です。

この裁判、原告は控訴するのだとか。無風凧の勘では、最高裁まで行って、表現の自由に関する「憲法論争」になると思います(笑)。

ある意味では、何十年も続けていた京大名物の「タテカン」ですから、既得権もあると思うのですが、これも認められなかった。

無風凧は思うのですが。

憲法自体は、色々な意味で自己矛盾を孕んでいます。表現の自由と、基本的人権は、二者間になった瞬間に矛盾が生じます。古くは「楳図かずお邸」の壁の色訴訟などを思い出します。

そして。基本的には「表現の自由」は勝率が悪い、、、ということは、憲法の中では、「弱い」条項だと言えます。

ということで、憲法の「条項にランキング」を付けるというのは如何でしょうか? 優先されるのは、表現の自由なのか、基本的人権なのか。それ以外にもいくつも憲法内の矛盾があります。それを「何らかの軸」上にマッピングして、判決の優先順位(条項の強さ)をつける。

こうでもしないと、無駄な(?)論争が続くことになります。

憲法の条項のランキング、面白そうだと思いませんか?

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山下三段残念!(今週の将棋ネタ20250628)

竜王戦本線トーナメント。奨励会のまま勝ち進み、五組代表になった山下三段のゲームが行われ、残念ながら竜王位への夢は潰えました(コチラ など参照)。とっても楽しみにしていたのだですけどね。

相手は、東大の博士課程で人口知能の研究をしている谷合4段。谷合4段、将棋も頑張っていますがそれ以外でも随分活躍中ですね。昨年、お笑いのM-1グランプリに出場したのは、正直驚きました。

二人とも有望な若手。今後に期待します。

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大学で四則演算を教える必要はあるのか?

最近、文科省と財務省の間で「大学で四則演算を教える必要論」が盛り上がっていますね。

この手の記事を読むときに、無風凧は思うのですが、「どの学科」の「何という講義」だったかを知りたい。

というのも。「数学科」の「代数入門」のような講義の場合。

群、環、体 と可換の定義と例として、四則を扱うことはあるのでしょう。決して掛け算の「計算方法」を講義しているのではなく、代数の基礎です。これを「教える必要が無い」と財務省官僚が発言しているのだとすれば、認識違いもいい所。四則を厳密に講義する必要があります。

でも、

商学部や経営学部等の「簿記」の授業で四則を教えているのだとすれば、、、それは、大学の存在意義の問題になります。いや、大学の存在意義ではなく、義務教育の存在意義と卒業の定義がおかしいことになるのかもしれません。いずれにしても、大学で教える内容では無く、財務省に軍配が上がります。

地方のFラン大学問題の一部として取り上げられることが多い大学の四則演算問題。そういえば、昔は「分数の足し算ができない大学生」という話題が一世を風靡したことがあったなあ、、、と思い出しながら、この記事を書きました。分数の足し算問題の解きにきちんと対応していれば、いま、こんな問題は起きなかったのではないかなあ、、、

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天下の愚策:国交省「置き配運送規約」見直し

ドライバー不足解消に向けて、国交省が「置き配デフォルト」に動き始めました。年内に方向性を決めるそうです。

これは、明らかに「天下の愚策」と考えます。というのも。

1)価格均衡を、見えざる手(Invisible Hand)に委ねていない

2)紛失が無いことが「良識」である今の日本から、「紛失が前提の法策に転換」している点

があげられます。

前者は、先日の「米騒動」でご理解頂けると思います。価格統制が入る場合は、民間依存の部分を残してはいけない。結果として、システムのすき迄甘い汁を吸う輩が排出され、状況は改善しない。

それ以上に問題になるのは後者。単に言葉の定義だけかもしれませんが、手渡しをするなら追加料金、というのは、これまでの商慣習を根底から崩すことになります。欧米ではそれがデフォルトかもしれませんが、ココは日本です。日本の商習慣をむしした施策・法策はいけません。

宅配問題は、ドライバー不足問題の一部にすぎません。それを、このような形で解決案とするのは、木をみて山を観ず、とも言えます。

もっと国民の声をきいて、施策を考えて下さい(国会議員としては、業界からの声の方が大きく聞こえるから、このような施策を考えることになります。結局、国会議員の「経済人仮説」で、決められる今回の「置き配デフォルト策」なのです)

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わんこのタヌキ寝入り

20230825 ごん:急に暑くなったなぁ。昔はこんなに暑くなかったぞ。

らぶ:暑いときのお散歩は大変だから、夏は朝早い時間に行くと良いのよ。でもお姉ちゃんはねぼすけだから、あたしが「ふんふん」と鼻息をかけて起こしてあげたんだ~。

ロミ:わたしはね、お散歩がキライなの。どうしてみんなお散歩行くのか悩むわ。わたしは、お姉ちゃんが「お散歩行くよ」って言うと、寝たふりしていたのよ。

はな:ワンコのタヌキ寝入りだね!(笑) あたちは、セカママといっちょにお散歩行くときは、大好きなタオルをくわえながら行ったの~♪

写真&翻訳 特命希望様
暑い中のお散歩は、熱射病&肉球の火傷にご注意くださいね。

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ぷんぷん

20241124まるたろう:昨日は僕の出番だぞ!無風凧さん、ボケたのかい?ぷんぷん!!

そうなんです!まるたろうの出番だったのです!さっきまるたろうみたら、お怒りちゃんだったので、どうしたのだろう?と思ったら、毎月犬の日の記事を書いていませんでした。今日まで出張だったからなあ、、、と言い訳しつつ、まるたろう、ごめんなさいm(_._)m

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2025都議選

参院選の予備選とも言われる東京都議会議員選挙が昨日行われ、即日開票されました。

結果は皆様ご存じのことと思います。無風凧視点でいくつかあげれば。

1) 石丸新党惨敗(議席数ゼロ)

惨敗は想定の範囲ではありましたが、ゼロではないだろう、と思っていました。石丸さんの掲げた「各候補者に委ねる公約」というのは、間接民主主義の原点としても最も大切なこと。それを公言しただけでも、石丸さんは「功績あり」だと思いますが、結果が付いてこなかった。もしかしたら、石丸新党でなければ当選していたかも、、、とまで考えるのは行きすぎでしょうか。

2)自民も惨敗、、、だけど、選挙後公認3

自民党も相当ダメージ。ですが、議席数を減らしたこと以上に無風凧的には大問題を孕んでいると思っています。というのは、選挙後公認。いわゆる「みそぎが済んで復党」という感じではあるのですが、釈然としない物を感じます。現に、X上では相当バズったようです、、、曰く「だまし討ち」。

3)減税等の佐藤さんっ千代田区議当選

これは逆にもったいないなあ、、、と言う感じがします。一歩づつ着実に、と言う事なのかもしれませんが、もともと区長選で惜敗、国政を狙って参院選出馬と聞いていただけに、もったいない。一度ここで政治の世界に慣れて、次にすすむ、と言う事でしょうか

4)維新議席ゼロ。

これは、皆様も納得、と言う感じではないでしょうか?やはり大阪の地域政党から、全国政党を狙うには、少し早すぎたのだと思います。早すぎた、というより、馬場さん戦略ミスでした。無風凧の提唱している「ランキング理論」で分析したら、当然の結果。まして、他地方までは無理がある。地道に伸ばしていくだけの余力があるか、原点回帰ができるかどうか、と言うところでしょう。(まあ、もともと1議席しかなかったので、大勢に影響はない)

さて、次は参院選です。どういう結果になることやら。

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二年後の今日

二年後の今日6月22日、このブログは7000日目を迎えます。最近、ちょっと遅れ気味で反省。

目標の一万日まで、まだ道は遠い、、、、

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新幹線改札

今日の話。

新幹線の某改札口で。

出ていく方の自動改札が全部「赤」が点灯し、外に出られない状態になっていました。旅行者が滞留し始めている。そこには、駅員が6人以上いたのですが、誰も気が付かない。

無風凧が友人改札で「自動改札が全部赤で出られないので、こちらから出ます」と言うと。

駅員は「どちらからお乗りですか?」

これ、2つの点で対応に問題があります。

一つ目は、出札できない状態にあることを、6人(以上)いる駅員が誰も気が付かなかったこと。ラッシュの何のためにたっているのでしょうか?

2つ目は、無風凧の話を聞かずに、マニュアルどおりに「どちらからお乗りですか?」

臨機応変と言う言葉があります。また、機械は100%正しく作動するわけではない。

無風凧の目からみると、駅員は「たっているだけ」の存在で、邪魔にしかなっていない、と感じました。これでまたぞろ(実質)値上げの話も聞こえていますから、、、、無風凧は、おいかりちゃんです。

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代数学講義(高木貞治著)

図書館を逍遥していると。ふと「代数学講義(高木貞治著)」を発見。40年振り位の再開です。懐かしくて小一時間読んでいました。

この本は、昔の東大1年生の教科書だということで書かれたものです。最初の方は、高校生生の範囲を逸脱していないのですが、途中から急にスピードアップする感じがします。、、、というか、昔読んだ時は感じがしていました。

40年振り位に眺めてみると、教科書と言う意味(講義資料)としては、ずい分丁寧に書かれていて、判りやすい。一度、講義を聞いている前提で読むと(今の無風凧にとっては、俯瞰して眺めてみると)、なかなかどうして、良い進み具合です。

最近は、手を動かしてまなぶ、のシリーズなど、初学者向けの良い数学の入門書が増えていますが、60年まえに書かれた高木先生の教科書はいまだ現役だな、と改めて感嘆しました。

# 日本語がかなり「古い」ので、今の若い子には読みにくいかもしれません、、、そういう意味での「現代語訳」があれば良いですね。

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お惣菜のチキンカツ

無風凧は、料理する事が好きですし、味にもかなりこだわりのある方ですから、お惣菜を買うことは殆どありません。最近は外食すら殆どしなくなっています。

そんな無風凧ですが。

今日、帰宅途上で寄ったスーパーで見かけた「チキンカツ」。なぜか無茶苦茶美味しそうに見えて、、、誘惑に負けて買ってしまいました。

そして。

今は、大反省しています。お店の責任、という訳ではないのですが、案の定、胃が重くなってしまい、胃腸薬のお世話に。

やはり、料理は自分でするのが一番、と改めて思った次第です。

追伸:
とはいうものの、揚げ物は手間がかかるので、頻繁に作ることは、、、無理なんですけどね。

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ブレンデル死逝去

ピアニストのアルフレーと・ブレンデル死が逝去しました。享年94歳とのこと、ご冥福をお祈りしています。合掌。

ベートーベンを得意とするピアニストは、古今東西沢山いますが、その中でも無風凧の一のお気に入り、でした。特に8番緋想のPhillips録音盤(レコードの時代)は、お気に入り中のお気にいり、でした。

氏の演奏は、知的であり、冷徹であり、と評されることが多かったように思います。いかにもドイツ、という演奏されていました。無風凧の中では、「四角い白」の印象のある演奏家で、言葉でいうなら「端正」という表現。ブレンデル氏以上に「端正」なBeethovenは無風凧の判断基準の中ではいません。あくまで、Beethoven の話です。その意味では、Mozartを弾くには真面目過ぎて、面白みがなかったように思います。また、Shcubertも得意としていましたが、少しよそよそしさを感じていました。

そんなわけで、偉大なるBeethoven Pianistだったと思っています。

改めて ブレンデル氏のご冥福をお祈りしています。合掌

 

 

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老眼が進んだのかな?

最近、文庫本を読むのが辛くなってきました。

文庫本は、一般的な書物に比べて、小さな活字を使っています。だから、読むのが辛い。

先月までは、片目(右目)なら読めていたのですけどね。今は、ポータブルの「虫眼鏡」で読んでいます。

昔は、「大きな活字の本」の存在が不思議でしたが、今はとても便利なものだな、と感心しきり。

でも、、、数学の本はなかなか「大きな活字の本」にならないのです。困った、、、ということで。

結局、スキャンして大きなPCモニター(24インチ)で読むのがベストな無風凧です。

 

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黄金株

日鉄のUSスティール完全子会社化の記事を読むと「黄金株」という言葉が出てきます。この「黄金株」という言葉、会社法などで出てくる所謂「法律用語ではない」ので、どんなものか、興味津々でした。

発表された内容は、
「名前を変えない」「USからの国外への持ち出しが出来ない」「US内工場の休業・閉鎖もできない」、、、というもの。これだと、黄金を越えて「ダイヤモンド株」という感じがするのは、無風凧だけではないでしょう。

つまり、少数株主が、「株数以上にモノを言う」という形に落ち着きました。株式会社の在り方の「根源を否定する」株式の存在は、今後、色々な場面で禍根を残すような予感がします。

それより、よくこの条件で日鉄は完全子会社化を進めたなあ、、、というのが率直な感想。上記の条件は、「アメリカ国内の鉄生産が最優先で、日本その他の利益をアメリカにつぎ込め」と言っているのと同等。少なくとも、日鉄の経営状態が悪化したときには、アメリカ国内の工場だけが生き残る仕組みになっています。

ということは。今後、アメリカの会社を子会社化するときには同等の「黄金株条件」が付随するということが考えられます。結果として、US企業の買収は無くなり、US国内の産業がつぶれていく。その後はアメリカの国力の減衰、、、というのも、一つの想定される将来です。

資本主義の根本を揺るがす、この黄金株。アメリカの為には「作らない方が良かった」ということになるのでないか、と今から心配しています。

 

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エンハンスド・ゲーム

スポーツの世界では、薬物(ドーピング)禁止は、世界のコンセンサスになっています。しかし、逆張りを考える方は、いつの代にもどこにでもいらっしゃるようで。

「エンハンスド・ゲーム」の国際大会が来年開かれるそうです。(コチラ など参照)

エンハンスド・ゲーム。簡単に言えば、「薬物OK」のスポーツ大会。

ゲーム自身の「面白さ」でいえば、おそらく、こちらの方が面白くなるのではないでしょうか。例えば、100m走では、9秒を切るように記録が出るかもしれませんし、マラソンでも1時間50分を切ることになるでしょう。

スポーツは心技体、とよく言います。例えば技は、体を動かす「技能」を指すものです。でも、衣装や靴などの「技術」が勝敗を分けていることは、皆さんご存知のこと。トレーニング手法の「デジタル化」も、その一端でしょう。

身体も、、、例えば、食事もいまやテクノロジーですね。でも、現状はプロテインは合法で、ドーピングは違法なわけです。

そのように考えると、かつての「心技体」からは随分かけ離れたところで「心技体」を争っている、、、行ってみれば、デジタル・ドーピングは進んでいるのです。

決して薬物を推奨するつもりは有りません。が、その線引きが、非常に難しい時代になっているのだな、と強く感じます。

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竜王戦には縁遠い人(今週の将棋ネタ20250614)

矢代弥八段が、竜王戦1組で優勝しました。矢代さんは順位戦ではC2級。C2級で1組優勝というのも史上初の出来事で快挙です。

ところで。

逆に順位戦ではA級なのに、なぜか竜王戦はいまだに五組、という方が居ます。

中村太一8段。

なぜか、竜王戦には運が無いんですね。

最新のレーティングでは42位、ということで。

上から言えば、順位戦はB2級で、竜王戦は、3組相当ということになりますから、A級と5組を平均すれば、丁度、、、ということになります(笑)。

ただ、レーティングは、勝ち負けだけを数値化していて、持ち時間の長短による違いなどは考慮していませんし、そもそもトーナメントリーグ戦が違いますから、クラスと強さは、おのずと相関が弱くなります。

と言ったところで。強さって、何なのでしょうね。

蛇足: 今日、伊藤叡王が、挑戦者の齊藤8段を下し、防衛しました。3勝2敗。5月24日の記事(コチラ 参照)にも書きましたが、最近のタイトル戦は、なかなかフルセットまで行かず、、、4-1が増えているように思いますが、今回はフルセット。今度、一度8大タイトル全部調べてみます。

 

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転売ヤーと経済学

ニンテンドーのSwitch2がリリースされました。その第一陣の人気の高さ・売れ行きは素晴らしい物で、またぞろ「転売ヤー」が出現しました。

転売ヤー、即ち、転売することを目的に商品を購入し、購入価格より高値(=店舗や生産側の設定価格より高額)で販売する方々です。

この転売ヤーの是非は、昔から問われていますが、今回、ホリエモンが存在を肯定する発言をして、炎上しました。

さて。

転売ヤーの存在で、無風凧が一番(?)問題視するのは、経済学の「授業・講義」です。今でも、十年一日がごとく、「均衡価格」「見えざる手」を講義していますが、転売ヤーの存在は、それらを否定しています。D.コースのコスト理論を越えた領域での「価格」が受け入れられているというのが、民主主義経済社会の現状です。

つまり、理論と現実には、乖離があるわけです。にもかかわらず、乖離があるままの経済理論で授業・講義がなされ、実際の社会でも大半の方がその信奉者、、、大問題だと思いませんか?

これを解決する手段(=理論+社会実装)ができれば、ノーベルもびっくりの「大ノーベル賞」になること、間違いない。

補足: 短期的な実現のための理論は無風凧でも構築できます。でも、この理論は、長期(=未来永劫)正しいわけではなく、どこかでカタストロフを起こします。また、実装は価格の考え方を根本から変える必要があるので、皆様に受け入れられるか、、、きっと、受け入れられないだろうな、というペシミスティックな予想をしています。

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就職率

少子化が進み、私立大学では定員未達が60%ほどになりました。文科省と財務省は、大学の教育内容について「義務教育を大学で行うのか(財務省)」「それも新しい気づきの一環だ(文科省)」と論争していますが、実態として学生のレベルが(特に定員未達大学では)下がっていることは、無風凧の肌感覚でも首肯できます。

さて。

そのような「定員未達大学(一般的には、FランとかBFとか呼ばれることが多い)」大学は、こぞって「就職率」を看板にします。つまり、

「我が校にくれば、就職は安泰です」ということをアピールポイントにしたいことの現れです。

確かに、この10年ちょっとで、大学卒の「就職率」は、飛躍的にあがっており、「進学も正規雇用もしない」卒業生は11%(全国平均)ということだそうです。一昔前は20%の時代もあったわけですから、如何に「就職」に力を入れているかがわかります。

因果関係があるわけではありませんが、就職率が上がるほど、日本のGDPをはじめとした経済指標は悪くなっているような気がします。少なくとも、「既存の評価軸」で見る限り、国際競争力も下がっている。

無風凧が考えるに、理由は2つあります。(つまり、因果を説明する仮説が2つ、ということです)

1つは、就職率、を追うあまりに、多様性がなくなってしまったこと。いつの時代も、革新的な発展は、平均近傍からは出てきません。

2つ目は、国民全体に経済的な余裕がなくなっていることです。アルバイトでもよいから仕事をしないと食べていけない。食べるために仕事をするのは国民の三大義務の1つ「勤労の義務」でもあるわけですが、余裕がない生活から新しい発想=革新のタネ、は生まれません。貧すれば鈍す、です。

このように考えると。

就職率を「上げる」事の是非を、今一度「国として」考える必要があるのではないか、と無風凧は考えるているわけです。

皆さんはどう思われますか?

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日本学術会議法案

Academicの世界に住む方にとっては、歴史的な日になったのではないでしょうか。2025年6月11日、日本学術会議法案が可決されました(コチラ など参照)。

この法案がなぜ「歴史的か?」というと。

学術会議が「政府の一機関」となると同時に「政府の意向を反映した研究のみ」が研究として認められる可能性を内蔵した法案だからです。2020年に菅さんが会員候補6人を任命拒否しましたが、今回の可決は、その説明すら満足にされていない中での強硬採血でした。

まず。無風凧も、政治と科学は切り離さなくてはならない部分がある、と考えています。

というより、自然の偉大な力には人智は及ばない。まず、科学的な事実が厳然として存在し、その範囲のなかでしか人は生きることはできません。政治は、自然科学のルールを無視することはできないわけです。。。が。

今回の学術会議法案は、自然科学のルールより人間様のご都合を優先させる、可能性を秘めた法案です。

つぎに。憲法において認められている、思想の自由を阻害する可能性が高い。これは既に上述の「人智」の部分ではありますが、自分たちが決めた「憲法」と矛盾した法案である、と断言できるます。

さらには。税金を使っての研究であるから、国民に対する説明責任がある、という政府の立場は理解できますが、それは「国民の主張」の概念を「政府」が決めている、ことに他なりません。どの研究に足しても、賛否両論がある。その多数決で総ての研究が決められるなら、科学の発展が無いことは、歴史が証明しています。

という意味で、学術会議法案は、アカデミアの住人にとっては受け入れがたい物でしょう。

しかす。

ここからがさらに重要ですが。

学術会議自体が、「過去の業績に縛られた団体」であることも付け加えておかなくては平等ではないでしょう。

学術会議のメンバーを見ればわかりますが、新しい考え・新しい科学に対して、それを受け入れていくには聊かお年を召されている方が多い。その方々のこれまでの功績を蔑ろにする意図は全くありませんが、進取の精神に欠けている方がいらっしゃることは、残念ながら事実です。これは、ある意味仕方がない事ではありますし、統計学的には、大数の法則、の応用で証明(?)できることです。

言い換えれば。学術会議も、現在その下に存在している各種団体に対しては「学術会議法案」と同じ施策をとっている、ということです。これを書いておかなくては、単なる「国会避難」で終わってい仕舞います。

どこが「本来の停留点」であるかは、人それぞれに異なるかもしれません。でも、学問の自由、の名のもとの「不自由さの強制」は許されないと無風凧は考えています。

 

 

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610ハップ

今日は6月10日。ふと、610という数字から「610ハップ」を思い出して、ググってみました。

もう販売されていないんですね、、、、ということは、このブログの読者の中には、どんなものかご存じない方も多いかもしれません。

「入浴剤の先駆け」の1つ。バスクリンと同じようなものですが、610ハップは家庭用医薬品として売られていたと記憶します。

今は、入浴剤は色々な種類がありますが、昔は少なかった。

入浴剤と言えば。

無風凧がこどもの頃、バスクリンを初めて使った日のことをよく覚えています。お湯が緑色になっていて、その色に驚いた。

その後、初めて610ハップを使ったときは、温泉の匂い(硫黄の匂い)がして、それは余り心地よいものではなかった。本物の温泉とは違うなあ、、、という感想を持っていました。

さて。その510ハップ。

撤退した理由をWikiで知って、愕然。たしかに、化学反応的には理解できるけど、、、残念な使い方です。

ということで、今日は6月10日にちなんで610ハップの話でした。

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缶詰になることに備えて。

ちょっとタスクが佳境に入りつつある無風凧。研究活動も少し進展があり、時間がいくらあっても足りない!という状況です。

ということで。

佳境に入って料理する時間がなくても大丈夫なように(缶詰状態になることへの備えとして)、昨日は1時間で約2週間分の食事を調理して、冷凍庫へ。

1) 豚キムチ

2) ブリ根菜(大根だけではなく、ニンジン、ゴボウも)

3) 焼肉

4) 回鍋肉

5)肉野菜炒め

6)中華スープ(鍋一杯)。

(1)~(5)は、すべて3回分かそれ以上。これに、スープ用の具材を用意しておけば、結構こういう時は、中華系は準備が速くて楽です。

これに、納豆やモズクを買っておけば、2週間程度は、、、大丈夫だろうなあ、、、、

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尾てい骨

はなちゃん先生ほかのお陰でダイエットに成功した無風凧ですが。

痩せたことで思いもよらなかったことに悩んでいます。

それは、「尾てい骨が痛い」ということ。

これまでは「お尻の脂肪」が守ってくれていたのでしょう。だけど今は、ダイレクトに椅子と尾てい骨が触れ合うことになります。これが意外と痛い。

ジヌシさんではないのですが、座布団が欠かせない無風凧です。

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清水将棋連盟会長誕生!(今週の将棋ネタ20250607)

一期で連盟会長職を退いた羽生永世七冠。

その後任に、清水市代女流七段が選ばれました。

これは、、、正直驚き。プロの将棋の世界では、まだ女流のプロ棋士すら誕生していない状態で、連盟の会長、というのですから。

蛸島さん、山下さん、杉崎さんなどの女流棋士第一世代から約50年、悲願だったのではないでしょうか。

20年ほど前には、女子プロ将棋協会と分裂。いまでも分裂したまま。とはいえ、女性の棋士はフリーの中井広恵さんいれていまや80名を超える大所帯。会長を擁立できるほどには棋士数が増えています。

LGBTQや、男女雇用機会均等、、、など今風を考えれば、女性の会長と言うのは、100周年を迎えて新たなる一歩を踏み出す将棋界からの発展への宣言でしょう。

羽生さんは、それも見越しての会長退任?さすが、永世七冠。是非タイトル100期を実現して下さい。

蛇足:
清水さんが会長になったので、最近の女流将棋界の動きをちょっと眺めてみました。

西山女流三段が棋士を目指して編入試験を受けたことくらいしか、押さえてなかった。無風凧的に最近のトピックスをあげれば。

1) 女流初の外国人棋士カロリーナさんが引退していた(帰国していた)。

2) 現役の女流の中で、レーティング最高位は福間女流六冠、というのは納得。最下位が斎田晴子5段というのは驚き。

3)長沢千和子五段が今でも現役! 蛸島さんの記録を抜いて、女流現役最長期間記録更新中!(加藤一二三9段の記録も狙えるかも?)

4)竹内優月女流二級が、奨励会と重籍! がんばれ!!

5)女流のレーティング、1500以上が19人、1500以下が64人、ってなんだか変な気がする。男性棋士の場合は、172人中130位が1500に最も近い。

 

 

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邦楽の日

6月6日は邦楽の日、だそうで。

邦楽と言ってもJ-Popではなく、箏、三味線、尺八、、、、の方の邦楽です。J-popは、邦楽と呼ばれていますが、楽器も音楽も西洋からの輸入であることに依存がある方はいないでしょう。歌詞だけは日本語で書かれている事が多いですが、横文字のオンパレードな曲もある。

では、箏、尺八が本当に古来からの日本の音楽?

ということで、今日は何が本当の邦楽か、という話。

皆さんが箏の代表曲としてご存じの「春の海」。これは、1930年に発表された曲。(作曲は1929年末)。まだ作曲されて100年もたっていない。明治ですらなく、大正年間のに作られた曲です。

春の海を邦楽の代表的な曲として知られている春の海が、尺八部分をヴァイオリンで演奏することによって有名になった曲、と聞くと、更に驚かれるのではないでしょうか。

ではその楽器の箏(琴)。

何時から今の形になったのでしょうか?今、皆さんが目にしている箏の形になって、まだ50年程、と聞くと、さらに驚かれる方が増えるでしょうね。お箏だけに限って言っても、

和琴、楽箏、俗箏、と種類がありますし、それらが全部日本古来の楽器?と言うと、答えはNO。

皆さんがよく目にする箏は、俗箏のなかでも「山田箏」と呼ばれる物で、昭和の中期頃から、日本を席巻したのだそうです。

驚き^2 ですね。

邦楽の日。日本の古来の音楽を邦楽とするなら、本当の邦楽は、どんなものなんでしょう?そういう意味で、改めて興味が湧きます。

 

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この文章を読んで400字程度でまとめよ。

これは、先日の講義で、無風凧が出した課題です。読んでもらったのは2000字程度の文章でした。

その回答をみて驚いた。

文章の内容を「要約」という意味でまとめてるのは30%程度。

自分の意見をダラダラ書いてるが50%。残りの20は、ほぼ丸写し。

たしかに、要約せよ、と書かなかった無風凧にも落ち度はあったと思います。

でも、まとめよ、という問題文を見たときに、今の学生は「自分の意見をまとめよ」というように読むんだなあ、というのは、新鮮な驚きでした。

言葉の意味は時代によって変わっていくもの。これも時代の変化の一端なのでしょうか。

教壇にたつのが怖くなってきます。。。。

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背番号3

今日は、この記事を書かないわけには行かないでしょう、、、、ミスタージャアンツこと長嶋茂雄氏が他界しました。享年89歳。ご冥福をお祈りします。

無風凧の子供の頃は「ON」と言えば日本を代表する打者の代名詞だったのですが、無風凧は「なぜNOじゃないんだろう?」と不思議に思っていました。(笑)。というのも、3番サード長嶋、4番ファースト王、です。順番でいえばNO ですよね?

こう言うところからも NOと言えない日本なのか、、、、と盛田さんが本を書いた時に妙に得心したことを思い出します。大爆笑。

改めて、故長嶋茂雄氏のご冥福をお祈りします。合掌。

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ホーソン実験をいま、行ったら。

組織論の研究の中で、最も有名な実験の一つ、ホーソン実験。メイヨーらがホーソン工場で行ったこの実験は、人間関係の重要さや内的動機(意識)の重要さを論証しました。

ただ。

無風凧は、先日から思うのですが、労働者の労働意識は元より、人間関係を含む社会環境も変わった今、同じ結果になるのでしょうか?

ということで、ネット記事(学術的な意味ではEvidenceや引用として不適切)を中心に、社会学の論文(これは学術的に引用可能)なども参照して考えてみました。

恐らく。

異なった結論が導かれるのではないかな、といまは思っています。

少なくとも、メイヨーらが結論した

「注目されることによる業務効率の向上(人間関係の一部)」

は、成立しない。注目されることを、「負のファクター」として扱った方が良いように思います。勿論、「総体として」であり、個人によってはちゅうもくされることによりやる気が出る人も少なからずいるとは思うのですが。

思考実験を重ねて、上の結論を得た今、時代は確実に変わっているな、と実感しています。

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2025年度の作柄

最近気になっているのですが。。。

備蓄米を放出するのは良しとして、今年が大不作だったらどうなるんだろう?という問題。つまり2025年の作柄が気になっています。

そもそも、「主食」である「米」の安定供給のための備蓄米。勿論、現時点での高騰は「非常事態」であることには無風凧も賛同しますが、さて、2025年度不作だったらどうしよう?という不安が頭をよぎるのです。

人類の歴史の中で、自然に対する行き過ぎた管理は必ずしっぺ返しを受けます。これまでの食管法が、もし「行き過ぎた管理」だったとすると、今回はまさに「しっぺ返し」が来るとき。不作になる条件がそろっているような気がします。

もし、今年の作況指数が90を切っていたら、、、と思うと、夜も眠れません(笑)。

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演奏会

先日、何年振りかで演奏会を聴きに行きました。視覚過敏・聴覚過敏が出てから、もう何年も演奏会に行ってなかったのですが、同僚が出演するというお誘いで行ってみました。

演奏会の雰囲気、が随分変わった印象です。驚きです。

演奏中のおしゃべり、シャッター音を気にしないカメラマン(主催者の指名カメラマン)、子供の叫び声(親のしつけ?)、演奏中のスマホのライトなど、無風凧が思っている「演奏会」では、ありえないことが多過ぎ。

演奏のレベルは悪く無くて(むしろ高い方)、子供が叫んだり、大人がしゃべったり、というのは信じられない程度には洗練された演奏でした。

この演奏会が偶々だったのか、それとも時代の流れなのかはわかりませんが、気持ちよい時間ではありませんでした。(30分ほど、同僚の出番+数曲だけで退出させていただきました)。

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