議長選挙21回
面白い記事を発見しました。記事のタイトルは、
”議長選21回やっても決まらず… 「採決で不利に」と当選しても辞退の繰り返し 多古町議会で異例の事態(コチラ 参照) ”
千葉県の多古町議会での話です。
要は、町議の数が、町長派と反町長派で同数。議長を出した方が、「採決の際に一票少なくなる(議長は、議決投票権が無い)」ためです。
実は、記事にはしていませんでしたが、これはいつ起きても不思議ではない事象です。これを回避するのは、定数を奇数にしておくしか方法は有りません。でも、定数を奇数にして、最大派閥から議長を出すようにしても、当日、投票者の一人が病欠するなどのアクシデントがあれば、議決はひっくり返ります。たとえば、町議が3人で、2人派閥と1人派閥に分かれてる場合、2人派閥から議長を出すということになりますが、2人派閥の町議が体調不良で欠席した場合、一人派閥の独壇場!ということになるわけです。
とはいえ、21回連続というのは、さすがに、、、と思いますし、記事によると、くじ引きをしても「辞退」することによって結局決定せず、とのことですから、ずい分険悪な町長派と反町長派なんでしょうね。
無風凧は、選挙における(正しくは議会制民主主義における)派閥(党)の存在を変える事しか、解決方法はない、と結論しています。一人一人の議員が、町民の声と己の信念にのみ従った投票を行うようにしなければ、解決できません。
ということで。
多古町議のみなさま、町長派とか反町長派に関係なく、町民のための行政をお願いします。
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