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三日続けて教科書ネタ

さらに、久しぶりのBookOffネタが続きます(実際は30分もいなかったのですけどね)。

今回は数学の教科書の話。

BookOffに売っている大学以上向けの数学の教科書と、一般的な書店(例えば三省堂)で売っている教科書は、種類が異なります。それは、既にこのブログでも書いたような記憶があります。(物理のテキストで書いたのかもしれない)。

最近、研究が学問の進化・深化により、教科書事態も最新の情報を入れたものも、沢山出版されていますし、いわゆる定番の教科書は復刻されて一般書店には並んでいます。

そのような教科書が、BookOffには少ない、というか、ほぼ皆無。良い意味でいえば分かりやすさを追求した、教科書、悪く言えば、これが大学の教科書?というようなものが並んでいることが多い(この記述は、炎上するかもしれませんね)。文理融合や、推薦入試が増えて、数学教育のレベルが下がったことの証左ではないでしょうか。「手にした教科書を売ってしまう=二度と使わない」という事でしょうから、そのレベルの教科書ですらもう使わない、という事なのでしょう。定番の教科書は、昔に比べるとビックリするほど値上がりしていますが、BookOffには出てこない=売る人が少ない。

いま、IT人材不足で猫も杓子もIT教育と叫んでいますが、付け焼刃で何とかなるものではないことは皆さまご推察の通り。底上げも必要かもしれませんが、吹きこぼれ対策と、中央値や最頻値の向上(平均値ではなく)を目指して欲しいものです。

BookOffで平積みされていた「大学生向け数学の教科書」が、とても可哀そうに思えました。

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