今週の将棋ネタ20250426
今週、一番驚いたのは羽生会長の発言でした。
「白玲5期で棋士になれるように制度改革」
というのは、驚きと称賛以外の何物でもありません。
無風凧は思うのですが。
奨励会を経ずに棋士になるには、今は「プロ編入試験」で勝ち越すしかありません。その編入試験は、プロ棋士が相手であり、棋士番号の若い方から5人というルールになっています。
この棋士番号の若い方から5人というのは、レーティングで考えてみましょう。
現在、まだ対局のない二人を除いて、若い方から5人とすれば、
吉池4段、1585で94位
猪ノ口4段、1505で129位
高橋佑4段、1501で132位
山川4段、1578で98位
宮嶋4段、1608で85位 (いずれも4月25日時点)
です。ちなみに、総棋士数は173人ですから、上から数えて半分~3/4 あたりの人ということになります。さらに言えば、この中でもっともレーティングの低い高橋4段よりもレーティングが低い棋士は、41人もいる、ということになります!(補足: レーティングは、初期値が1500なので、5名はいずれも「初期値よりも上がっている」ことを付記します。)
その41人の中の棋士と「プロ編入試験」をすれば、もしかすると「プロになる」人が増えることは必定。
さらに言えば。サッカーでもバスケットボールでも、プロのスポーツは入れ替え戦がありますが、その意味でプロの中で「レーティングの低い5人との入れ替え戦」を行えば、さらに「プロ編入試験の合格率はあがる」ものと考えられます。
このように考えていけば、女流のトップ棋士が、棋士(今は男性しかいない)との入れ替え戦をすれば、、、もしかするともしかするかもしれないわけです。
その意味でも、白玲五期での棋士編入は妥当である、と無風凧は思うのです。
ということで。今週の将棋ネタは、羽生現会長の発言から、話を膨らませました。
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