選択と集中
経営者ならだれでも知っている(考えている)「選択と集中」。
無駄を省き、限りある資産を有効活用し、最大効率の利益を上げるために必要不可欠と考えられています。
でも。
よくよく考えてみたら、「効率」は上がりますが、効率を上げるために「切り捨てられる」部分があります。
この切り捨てられる部分。
企業における例でいえば、不採算部門などは、切り捨てられる候補の筆頭でしょう。
でも。
この選択と集中という考え方(ミーム)が、今の日本にはびこり過ぎている。企業の場合、切り捨てられた部門があるということは、その部門が持っていた生産は、少なくとも一時的には少なくなります。
同じように、少子高齢化も「少なく生んで高学歴に育てる」という発想に昇華しています。今の少子化の原因の一つ(というより、言い方を変えれば、最大の原因)である、と言っても良いでしょう。詳細の説明を省きますが、このブログの読者の皆様にはお分かりいただけるかと思います。
日本のGDPの転落も、元を探れば「選択と集中」により、総売り上げが下がります。
科研費も同様。選択された「優秀な研究」に予算を「集中」させることは、現時点では海の物とも山の物とも判らないスモールビジネスを切り捨ててしまう。結果として、会社の規模が小さくなる。
このように考えると。
あまりに当たり前すぎて批判的に考えるを避けてきた「選択と集中」という行動様式に、今の日本の殆どの課題の原因であると言っても過言ではないでしょう。
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