« 2024年11月 | トップページ | 2025年1月 »

2024年12月

今日が2024年最後の日

今日で2024年最後の日。

今年も反省ばかりの一年でした。まあ、体調を崩して周りに迷惑を掛けたのが最大の反省。

書初めの「コラッツ」にままだまだ遠く、、、です。2025年はどういう年になるのでしょうねえ、、、

閑話休題。

聴覚過敏が酷い無風凧は、最近、耳栓をして生活をしていることが多い。不意の破裂音、なんて恐怖以外の何物でもありませんから。

そんななか、すごく久しぶりに、N響アワーを聞きました。この時期は第九と決まっています。ルイージの指揮は初めて聞きましたが、、、無風凧の頭の中にある第九とはかなり異なる演奏でした。違和感でストレスのたまる演奏、、、熱演しているのに申し訳ない気持ちでいっぱいです。

知っている曲の場合、勿論予定調和的な演奏は、安心はしますが感激がありません。Something Newがあって、初めて感激する演奏になります。でも。Something Newであっても、悪い方に予想を卯ラグぎられると、ちょっと。。。。ということになるわけです。

始めて聴いたルイージ氏に失礼を承知で言えば、ちょっと不満の残る演奏でした。

| | コメント (0)

えのきや~い!

無風凧の大好きな食材、えのきだけ。

パスタは勿論、炒め物、鍋、みそ汁、スモノ、、、何にでも使います。触感、そして、味の「深み」が増します。

そのえのきだけ。

先々週までは、200gは78円~98円だったのですが。急に140円!5割マシ、というより倍値、という感じです。

もう食べるものが無い、、、、と思えるほどのショックです。物価高、いつまで、、、泣。

| | コメント (0)

大阪俗謡による幻想曲

久しぶりにあった友人に、大栗裕作曲「大阪俗謡による幻想曲」のスコアを戴きました。最近、耳の調子がよくない無風凧ですが、スコアを読めば頭の中で音楽が楽しめます。

とはいえ、これくらい有名な曲になると、記憶で読み進めてしまって、和音を読むより、ダイナミクスや速度を重視してしまいます。

やはり名曲だな、と思いを新たにしました。西洋楽器を日本の音楽の中で生かしている。最近の作品は、和楽器を「色物」としてつかう、、、つまり、「珍しい音源の一つ」としてしか扱っていないような気がしています。しかし、大栗裕にしろ小山清茂にしろ、串田鉄之助にしろ、音楽は立派に日本の音楽。

その思い確かめることができてうれしくなりました。

| | コメント (0)

[思い出の詰将棋]最長になれなかった蛭子作

20230422 年末最後の詰将棋の日!

2024年最後の「思い出の詰将棋」は、「飛香六枚の詰将棋最長手順になれなかった詰将棋」です。このブログでは、2023年4月に公開しました。

作意:
13飛打、22玉、25香、31玉、21香成、同玉、23飛左成、31玉、11飛不成、42玉、44香、52玉、41飛成、62玉、32龍引、52銀、同龍、同玉、43龍、62玉、67香、64歩A、同香、72玉、83銀B、81玉、82歩、同成香C、同銀成、同玉、84香(以遠打)、92玉、83龍、91玉、82龍まで35手詰

20241221 ちょっと先週の詰将棋を思い出してみましょう(下図)。

先週の詰将棋の作意:
13飛打、22玉、25香、31玉、21香成、同玉、23飛左成、31玉、11飛不成、42玉、44香、52玉、41飛成、62玉、32龍引、52銀、同龍、同玉、43龍、62玉、67香(D)、72玉、63龍、82玉、83銀、93玉、74銀不成、94玉、83龍、95玉、85龍、まで31手詰

先週と今週の違いは、配置図で91が生か成かの違いなんですが(67,77の飛車はどちらも同じです)。成で進めると、22手目(上図の作意中A)で歩合する方が長くなります。これだけでも、面白いと思います(下図のDには合駒が効かない、先週の記事参照)。でも、83銀で63龍82玉93銀81玉で同成香Cで合流するという手順があり、これが迂回か余詰めか、、、ちょっと悩ましい。詰上がり図も同じ。柿木も迂回と判断しているのですが、、、ちなみに、こちらの迂回手順だと37手になります。まあ、この迂回は大傷過ぎるな、というのも納得はしているのですけどね。

今年も、拙作をご覧くださり、感謝です。ありがとうございます。来年ももう少し続きます。よろしくお願いいたします。

| | コメント (0)

右腕の筋肉痛

先日、ちょっと転んでしまい。

最近、大事をとって杖をついて歩くようにしているのですが。

杖を突くと、右腕に随分負荷がかかるので(杖を右手で持っている)、右腕の筋肉痛が酷い。

以前、捻挫やぎっくり腰などで杖を突いていることは多かったのですが、今回のような筋肉痛は初めて。

これは、、、右腕の筋力が落ちてきた、ということでしょうか。。。

なんか寂しい。

| | コメント (0)

日本は法治国家か?

一昨日の記事から繋がっているのですが。

日本は本質的な意味で法治国家、と言えるでしょうか。それとも、イギリスのような、Common Lawの国でしょうか?もしくは独裁国家?

無風凧の周りを見てみても、法律的な解決ではなく、その場の雰囲気で流れてしまうという決定がなされてしまうことは非常に多い。いや、法的にはこうでしょう、という提案に対しても、上下関係や雇用関係に従い、法律による解決には至らないことが多い。

さらには、昨今のDX化と称する省力化。機械は決めた動作しか行うことができませんが、それが絶対となってしまい、商法の条文なんてクソくらいという店舗は増えている。これを説明するとクレーマーと言われかねません。 

また、法律違反を覚悟の上で行う炎上商法。例えば、先日の兵庫県知事選挙における立花氏の立候補は、それに相当するでしょう。

昨日のムスリムの土葬問題。これも一度は解決して、憲法上問題がない策で合意ができていたのですが、「法治国家」であることを盾に、憲法と矛盾する法律で、ご破算になりそうです。 

さらには、 法律違反(刑法の上の 現行犯)が目の前で行われていても、 警察官によっては、 あてがわれた その場での役割が違うという理由で、逮捕に動こうとしない、ということもあります( 多度大社の 上馬神事、メルズーガ事件)。

このように考えると。 日本は本当に 法治国家 なのでしょうか? 無風凧は不思議でなりません。

追伸: 上記とは全く関係のない話ですが、モルモン教徒を名乗っていたしていた女優の斉藤由貴さんが離婚しましたね。これは驚きました。モルモン教は、離婚は許されない、と理解していましたから。

 

| | コメント (0)

4→5

20230825 ごんべちゃん(左の写真:右下); 今年も残すところ、あと6日だな。早いなあ、、、今年の正月はどうしよう?という前に、今日はクリスマスだが。

ろみちゃん(左の写真:中下):なぜ時がすぎるのって早いのかしら、悩むわ。それに、ゴンべ先輩はなぜ「今年の正月」って言うのかしら?来年の正月の事よねぇ、、、それも悩むわ。

まるたろう(右の写真):今日はクリスマスなんだ。僕は、みなさんにあえて嬉しいよ。

らぶちゃん(左の写真:右上): なにか、みつぎもの、もってきてくれた?おいしいものだったら大歓迎よ。

20241124 はなちゃん(左の写真:左):まるたろうさんって、いつも無風凧さんの目の前にいるんでちょ?うらやまちいわ。でも、おちごと、大変そう、、、、

ごんべちゃん:これで五犬が揃ったな。来年は、護憲よりも、護犬を大切にしてもらいたいものだ。みなさん、来年もよろしくお願いします。

写真出典: 左: 特命希望様  右:自前のM5

| | コメント (0)

クリスマス・イブ

今日はクリスマスイブ。キリスト様の誕生日を祝う前夜です。

日本は、もともと、多宗教国家だったと考えています(歴史学的にどれが正しいのかは、色々な学説があってしていないと思っています)。仏教が入ってくる前の神様は、八百万の神様。そして色々な神様同士が諍いを起こすことが、人間の世界では家(氏)の戦いだったのが、2~3世紀から奈良時代以前の話。この神様の一つとして入ってきたのが、仏教。仏教を背負った「聖徳太子(今はその実在も疑われていますが)」が、日本の国家統一を成し遂げた、と大まかに考えています。

その後、戦国時代にはキリスト教も入ってきました。当初は耶蘇教と言われていました。南蛮貿易の影響もあり、耶蘇教は日本で受容されました。儒教も江戸時代には入ってきています。

このように日本は、色々な宗教を「矢をよろずの神の一人(一柱)」として受け入れる風土があったと考えています。

しかし。なぜだかイスラム教だけなかなか受け入れられていないような感じがあります。というのも、イスラム教の教えに従って、在日ムスリムが作ろうとしている「土葬墓地」は、なかなか実現しません(大分県日出町のムスリム墓地問題)。郷に入れては郷に従え、という日本の「和=世間様」発想の発露で、日本は火葬だというのが、住民の根底の考え方かもしれません。

いずれにしても、八百万の神の時代から他宗教に寛容だった日本、今回の問題だけはなかなか解決しそうにありません。

| | コメント (0)

12月23日

平成の頃は、天皇誕生日だった12月23日。令和になって、平日になりました。でも休日とか勘違いしている方、多いのではないでしょうか。

かくいう無風凧、カレンダー上で間違えることもありませんし、実働で間違うことはないのですが、先日ついうっかり、をやってしまいました。

「23日は休日だから休日ダイヤじゃない?」大爆笑

これは無風凧の「老化」が原因なのでしょうね。

若者の皆様は、クリスマスイブ・イブとして楽しむ一夜になるのでしょうか?平成も遠くになりにけりですね。

| | コメント (0)

アントレプレナー教育

アントレプレナー教育という言葉も、そろそろ多義性を持ち始めているな、と感じると同時に、内在的な自己矛盾を解決できていないまま使っているな、という感じがします。

アントレプレナー教育、といった時に、「起業教育・ベンチャー育成」と置き換える人もいるし「問題発見・解決能力」とする人もいるでしょう。それ以前に「やる気教育だ」と考えてる人も少なくないようです。

これらの定義=目的に合わせて、教育を行わなければ、成果を上げることはできません。

その上で。企業教育ベンチャー育成に限って話をしてみましょう。この言葉は、実は内在的に自己矛盾を孕んでいます。ベンチャーが大きくなる=フォロワーが増える、と言ってお分かりいただけますでしょうか。つまり、船頭多くして船山登る、の状態にならないようにするためには、リーダー=起業家=アントレプレナーは、選ばれし数人ということになります。

教育の目的が、あまねぐ受講者に対して、ということであればそもそも教育に適していないわけです。その意味では、アントレプレナー教育をする時には抱き合わせとして、フォロワー教育、なるものが必要になってくることを意味しています。

そして。アントレプレナー教育を評価することを考えてみましょう。評価するためには、何らかの評価軸が必要です。評価軸に合わせる=独自性がなくなる、という等式はすぐに思いつきます。

このように考えると、アントレプレナー教育ももう一度1から考え直すべき時期に来ているのではないか、と考えている無風凧です。

ちなみに、無風凧も、アントレプレナー教育を看板にする一人です。でも、その手法は、他の方から見たら随分「教育っぽくない」と思われるようです。

(蛇足)とある「アントレプレナー教育」のシラバスをみて絶望した、ことがこの記事を書くきっかけになりました。

| | コメント (0)

思い出の詰将棋:飛香6枚の最長手順詰将棋

土曜日は詰将棋の日!

20241221 今週の「思い出の詰将棋」は、おもちゃ箱(こちら参照)に、飛香6枚の最長手順記録の詰将棋として、採用していただいたものの作意を公開します(おもちゃ箱ではすでに公開しています)。

作意:
13飛打、22玉、24香(以遠打)、31玉、21香成、同玉、23飛左成、31玉、11飛成、42玉、44香(以遠打可)、52玉、41龍、62玉、32龍引、52銀(限定)、同龍、同玉、43龍、62玉、67香A、72玉、63龍、82玉、83銀、93玉、74銀不成、94玉、83龍、95玉、85龍、まで31手詰

A: 67以遠打。67より近いと詰まない。

この詰将棋の詰将棋としての見所は、A の離し打ちの限定でしょうか。それ以外は、細い攻めを繋いでる感じはあるものの、合駒問題でもなし、、、素直な問題だと思います。でも意外と難しいのではないかなと、作者は自画自賛しています。

そうそう。63の飛車は、63よりも左であればどこでも構いません。

最大の思い出は。

勿論、おもちゃ箱の記録で展示して戴けたということが最大の思い出ではあるのですが。。。それに加えて恥ずかしい記憶もあります。

おもちゃ箱に投稿した際、実は図面が違っていました。持ち駒の飛車を13に置き、後手玉が22にいるという「二手進んだ形」で投稿したのです。採用された直後に指摘を受け、二手長いものがあることが発覚。おまけで無風凧作として登録していただいていますが、本来はその指摘をされた方の作品ではないかと、恐縮しています。

まあ、「最長手数記録を塗り替えられるまでの時間の最短記録」にはなったでしょうけど(涙)

| | コメント (0)

熊は害獣か?

「お前の所に熊をおくる」(コチラ など参照)。

年々、東北地方での熊被害が増えています。熊は可愛いもの、というのはディズニー映画の「クマのプーさん」の影響でしょうか。だから、クマを殺処分するとなると、全国から「かわいそう」という非難が、各行政に届くそうです。

冒頭の言葉は、それに対する秋田県知事佐竹さんの発言です。確かにクマが送られてきたら困る、ということでしょう。避難は止まるのだそうです。

地域に住んでいる人にとってみれば、クマから受ける害は、相当大きいようです。人的被害も毎年あります。

ここで無風凧は思うのです。人に害があること、が自然な姿なのではないか、と。このような発言をすると、無風凧は変人だと思う方も多いかもしれませんが、自然の食物連鎖の中で、ヒトだけが特別な存在ではありません。肉食獣において、力の強いものが弱いものを捕獲する。これが自然な姿。

弱いものは逃げる、避ける、という動作を取るのが動物一般の行動様式です。だから、山には近づかない。江戸時代には、当然であったことが、最近は守られなくなった。言い換えれば、人間が少し傲慢になってきたのではないかと無風だとは考えます。

もし、逃げたり避けたりできない場合は、近づけないようにする、という工夫もあるでしょう。海外では、電流柵を作るなどの方法で対処しているところがあるそうです。そういえば、山登りする時も、鈴をつけると熊が来ない、という話があるので、音を出して近づけないようにすることで、共生することは可能になる可能性が高いようです。

それでも、という場合hあ、反撃するというのもありでしょう。反撃の一つには殺処分もあるかもしれませんし、森に返すというようなこともできるのかもしれません。しかしそれも、場合による。つまり最終的には地域で決めるべきことであって、アメリカのアニメ映画に影響されて、他地方の人が強く言うことではない、と無風凧は考えます。

宇宙船地球号の乗組員として、「共生する」ことを大事に考え、そのための最善の施策を打てれば良いなと考えています。

| | コメント (0)

セイコー

先日はスウォッチの話をしましたが(こちら参照)、今日はセイコーの古い腕時計の話。この腕時計2020年の10月11日に1度記事にしています(こちら参照)。

約4年間経って電池切れになりかけました。なので、一昨日、電池交換をしました。今日は快調に動いています。

2020年の記事にも書きましたが、小6のクリスマスプレゼントで買ってもらったものです。もう半世紀近くですね。祖父の顔を思い出したりなんかして。

このセイコーは、2度、ベルト交換をしています。2度とも金属製。最後に替えたのは、大学の頃、、、そして、今よりは随分「デブ」な時期だったようです。今では、この腕時計、手首の周りをスルスル回ります。長さ調節しようかどうか、迷っています。

無風凧は、5本の腕時計を使っていますが(懐中時計を含む)、どれも思い入れが深いもの。この1本も、死ぬまで使い続けるでしょうね。

| | コメント (0)

役職定年問題

とっても寂しい、そして憤りすら感じる記事を読みました(コチラ 参照)。記事によると、企業における役職定年制が、廃止される方向だ、とのことです。

役職定年制。後進に道を譲るためにポストを開けるという制度です。ある意味では、若いものを育てるという意味もあるでしょう。また、高齢化社会においては、ベストパフォーマンスを出せる年齢を主力とした組織体制作りのためにも必要なことだと考えています。

しかし。

上記記事のようにこの役職定年制を廃止する企業が増えているようです。この高齢化社会、どんどん、役職が上ずっています。もちろん少子化の影響もあるのかもしれませんが、逆に、高齢化によって役職年齢が上がったことにより、若年者への給与・権限などが減り、結果として、未婚率が増え少子化につながる、というストーリーも考えられます。

企業に限らず。政党や、その他ほとんどの団体で、高齢化が進んでいます。この年になってまだやらなきゃならんのか、という高齢者の愚痴が聞こえてくる場合もあります。しかし、そう言っている人のほとんどは、下がいても下はまだ育っていない、というのが理由で自分が頑張ってしまいます。

話を冒頭に戻して。役職定年の1つの問題は、青天井になる給与の問題。つまり役職手当の問題です。役職者にとっては、給与が減ることになりますから大問題です。だったら、この部分を切り離してみてはいかがでしょうか。

結局、年功序列が残るかもしれません。もしくは実績が一度あればあとは下がらない、というコスト高になるかもしれません。でもお金の問題だけなら、解決する手段はあります。

GDP がドイツに抜かれ4位に落ちた今、国力を戻すために何をしなくてはいけないのか。それを考えた時に役職定年制が廃止される方向というのは、憤りすら感じます。

追伸:経営者が高齢者の場合、話が合う人が高齢者に多くいることになります。結局、その意味では経済人仮説(つまり自分の知りうる範囲における最適解を求めること)は生きているように感じます。

| | コメント (0)

北九州中学生殺傷事件

14日夜に北九州のマクドナルドで起きた中学生殺傷事件。命を落とされた中学生のご冥福をお祈りするとともに、大怪我をした学生の1日も早い回復をお祈りしています。

事件から2日半経った17日午前中になっても、まだ手がかりすらつかめていない、というニュースが多いようです。何でかなあ、と思います。

もちろん、マクドナルドの防犯カメラに映ってなかった、というは角度によってはあり得るでしょう。でも、カメラは1台ではありません。街路の防犯カメラをはじめとし複数のカメラどれにも写っていなかったというのは、確率的に非常に低いものです。

それ以上に不思議なこと。このネットの世の中。事件が起きた瞬間に誰かが撮っていた、ということはよくある。いえ、誰も撮っていない、ということの方が不思議です。きっと、怖くなって誰にも出せずに、一人で悩んでいる、という方がいらっしゃるのではないでしょうか。

そのように考えると、これからのネット社会。このような情報を提供者を守る仕組みも必要になってくるんだな、と無風凧は思います。

最後に。犯人の一刻も早い逮捕を願ってます。

【追記】19日に、犯人が逮捕された、との報道がありました。

| | コメント (0)

TPPにイギリス加盟

昨日から、イギリスがTPP(環太平洋パートナーシップ協定)に加盟しました(現在は、TPPというよりCPTPPという方が正しいのですが、なじみの深いTPPという表記を使います)。もっとも、調印はとっくに済んでいて、効力発行が昨日から、というのが正しい認識です。

そして、、、イギリスって、太平洋と接していたっけ?という疑問もは勿論正しい。イギリスは大西洋の右上の方(笑)にある国です。なぜ大西洋の国が?と思いますが、今や世界は「地縁」よりも「経済圏」で動いているようなものですから、経済圏が広がった、ということです。

でも。GDPの単純比較では、イギリスが入っても、TPPは、アメリカ、中国には勝てず3位のまま。無風凧のランキング理論的に言えば、少し???となる加盟です。なにせ、経済はトップ総取り、な部分がありますから。イギリスとしては、EU(ヨーロッパ共同体)から抜けたので、TPPに参加して経済圏を広く持ちたい、ということでしょうか。

現在、TPPの中では、日本は主導的な位置(TPPの中では、トップ)にある、と理解していますから、その意味ではイギリスの参加は、日本にとっては「良い方向」だと考えます。

現在、中国もTPPに加盟申請していますが、イギリスが加盟したことで、難しくなるだろう、という読みです。

ちなみに。ロシアと戦争をしているウクライナもTPP加盟申請しています。え?ウクライナって、EUにも加盟申請してなかったっけ、、、

これから益々、「経済圏」の陣取り合戦が激化していきます。最後の勝者は、、、つづく。

| | コメント (0)

日々の積み重ね

最近、チーズナーラの研究に余念がなかった無風凧ですが、久しぶりに、アーリオオーリオペペロンチーノを作りました。やはり、腕が落ちてました、、、

チーズナーラは、バターやチーズを使うので、味のブレも少ないし、麺の茹で方が少し甘くても美味しく食べることができます。でも、いわゆるペペロンチーノの場合は、火加減・茹で加減は、味に直結します。レンジ茹でなのでということで、失敗することはないだろうとたかを括っていましたが、あにはからんや、思い通りにはできない。

食べながら思い出しました。ピアニストは、1日練習しなければ自分にわかる、2日練習しなければ師匠にばれる、3日しなければお客にわかる、と言います。無風凧は、チーズナーラ研究をしていたので、半年近く、アーリオオーリオを作っていませんでした。これじゃあ恥ずかしくて、誰にも出せないレベルになっているんだな、と反省しきり。

しばらく、アーリオオーリオに専念します(すると、チーズナーラの腕が落ちるのが心配です)(笑)。

| | コメント (0)

思い出の詰将棋:これも出現マジック「身方も出現」

土曜日は詰将棋の日!

20230225 今週の思い出の詰将棋は、23年2月に公開した「身方も出現」です(コチラ 参照)。

作意:
33飛、32銀、21金、同玉、12角、22玉、23飛打、11玉、21角成A、同銀、同飛成(生)、同玉、23飛成、22金、33桂、31玉、32銀、同金、21龍、まで19手詰

A:ここは清算なので、21飛成(生)からでもOKの手順前後になります。

この詰将棋の特長は、出現マジックになっていることもさることながら、詰上がりで虹が拝める(つまり7種)になっている、という絃です。と言っても、二枚の成駒があるので、「ズル」しているとは思うのですが、、、

20241214 詰上がり(下図)。実は清涼詰。詰め方駒は桂と龍だけです。これも、この詰将棋の特長です。最初に発表したときは、詰め上がるで七色になるというヒントをだしていたし、清涼詰もヒントとして出ていたので、詰上がりの型が3種類に限られてしまいます。

なんてことも、思い出です。

| | コメント (0)

金?

今年の漢字が清水寺で発表になりました。なんと「金」。またか!という感じ(漢字)です。オリンピックYearは「金」に決めているのかな、と思えるほど、「金」の出番が多い。

今年の金にまつわる話では、勿論オリンピックのメダルの色もありますが、政治家の裏「金」、税金を始めとする「金」、物価高も「金」。そう言えば、最近、隣国の金さんは、余りニュースになっていないようですが、元気にしてるでしょうか?

それよりも 大金星 なニュース。。「上様の金ピカ衣装の金」を予測していたかたがいらっしゃったとしたら、すごい慧眼です。なんと!テレビ朝日が17年振りに「暴れん坊将軍」を復活させます。上様=松平健氏といえば、マツケンサンバの金ぴか衣装。という「風が吹けば桶屋が儲かる」と同じぐらい紆余曲折はありますが、年明け「最大の金」が復活しそうです。

 

| | コメント (0)

数学の学力

最近、X(旧 Twitter)を見ていると、共通テストの数学の問題が長文化しているという話で盛り上がっていました。いわく、

「問題を読む時間が長く、数学の実力を問う問題ではない。」

でも無風凧は思うのです。単純な計算問題であるならいざ知らず、実際の社会で数学もしくは数理的な現象に立ち向かう時、まず問題を正確に記述できなければなりません。U.エーコは、「理論化できないことは物語られなければならない」と、その著書の帯で書いてますが、まさにその通りで、まず解きたい問題を文章化する力が必要。そしてその文章を書くには、読解する力が必要であることは言うまでもありません。

そのように考えると。社会に出て通用するための数学の学力は、国語の力も込みで測られるのが正しいような気がするのです。

もちろん、「コーシーの定理を証明せよ」のような、純粋に数学の問題も嫌いではありませんが、これこそ、記憶や経験によって、解けるか解けないかの差が大きく出ます。通学の力のみ、ではないものを測定していることになります。

その意味で。「計算問題だけ」「経験の有無によって差が出る問題」から脱却し、問題把握能力を問うようになった昨今の共通テストの数学の問題は、適しているのではないかと、無風凧は考えます。

| | コメント (0)

起業家教育考

最近、とある起業家教育の専門家の方とお話をしました。かなり高名な方で、無風凧も名前は知っている方でした。その方と話をしていて思ったのですが、「最近は、起業家教育が画一化してきている」のではないでしょうか。

学問に王道がないのと同様、起業にも王道ありません。ですが、昨今のアントレプレナーブームに乗り、誰かの言ったことの2番煎じで似たようなことを話をする。それがあたかも集合知のようになり、実際にはないにもかかわらず、起業家の王道、が形成されてしまったのではないかなと感じるのです。

無風凧が話をしたその起業家の方も、こういう言い方は大変失礼ですが、その片棒を担いでいる方のように思えます。P.ティールが昔。その著書Zero to One に書いたように、ペイジもゲイツも二度と生まれることはありません。つまり彼らと同じことをしても、絶対に成功者にはなれない。

アントレプレナー教育をする方は、そのことを肝に銘じて、学生に接してほしい。そのように考える次第です。

| | コメント (0)

3人の作曲家

12月10日は、少なくとも3人の有名な作曲家の誕生日です。

C.フランク

O.メシアン

M.グールド

皆さんは、この中で誰が一番好きか、言えますか?無風凧にはcっほっと無理、なレベルで好きな作曲家ばかりです。

その中で、今日はM.グールドの「アメリカンサリュート」を取り上げてみます。

アメリカンサリュートは、S.キューブリックの有名な映画「博士の異常な愛情」の中で挿入歌として使われています。キューブリックにとっては、アメリカ魂を表す最大の曲だったのでしょう。この映画は、ピーター・セラーズの一人4役で、とても楽しい映画でもありますし、無風凧が英語の勉強をこの映画でしたようなもの、と言っても過言ではないでしょう。100回近く観ている。(Wisard of Oz も映画の勉強として何度もみましたが)。

ということで。12月10日は、3名の有名な作曲家の誕生日。皆さん、だれが一番好きですか?

 

| | コメント (0)

悩みは深い

圏論。

それなりに勉強してきて、とりあえず皆様とお話(議論)するには困らないようになってきたとは思っているのですが、、、、

どうしても、腑に落ちない点が2つあります。

1)圏 が成立していないのに、その塊にたいして関手を定義してよいのか。

これは、物理学以外に応用、特に社会学系に圏論応用する場合に遭遇する問題です。とりあえず「圏は成立しているもの」として読めば理解はできるのですが、根本の圏が成立していないのであれば、単なる「似た関係」のオーパーな評価のような感じがします。圏同値である、なんて結論を見ると、本当かなあ、、、と思うと同時に、無風凧の理解が足りないのかな、と不安になります。

2)射(Arrow)に時間の概念は入るのか。

これが最近の悩みの種でノイローゼになりそうな問題。時間の前後が射に含まれている卯とすれば、射自体に「時間的な前後」があるわけです。そのまま敷衍すれば、因果関係を表す射、が存在することいなります。ところが、圏のOppsitを考える、つまり射の向きが逆転した場合、因果関係が逆になります。

簡単に言えば、因果が逆転した場合の射って、どういうことを示すことになりのでしょう?西條先生が記事にしていますが、その部分への言及が無いので、無風凧は悩んでしまいます。

悩むというより、圏の定義(公理系)の問題ではないか。射自身には時間のが無い、とした公理系を考えるなら、この「悩み」は存在しなくなります。相対論の場合(相対論自身は、ミンコフスキー空間上の理論です)、時間軸は、ct として距離に置き換えるという工夫をしています。つまり、時間は存在しないように置き換えた位相空間での理論です。

同様に、圏 における時間の扱いも、何らかのf工夫をする必要があるのではないか。どのように工夫するかは無風凧はまだ考え切れていません。しかし、因果推論 の例を出すまでも無く、時間の前後関係はもっと良く考えなくてはならない課題だと思うのです。

西郷さんの京大論叢を読んでいて、あらためて2)の課題の大きさに気づかされました。悩みは深い。

| | コメント (0)

アンダンテフェスティーボ

今日はシベリウスの生まれた日。生きていたら、159歳の誕生日です。そして、無風凧にとってはアンダンテ・フェスティーボを聴く日です。

ここ数年、耳の調子がよくないので脳内演奏会、が続いています、、、はい。今年も脳内演奏会です。が。

ボケが始まったのでしょうか、途中でリフレインしてしまって、最後まで行きつかない。

最後のTimpani(弦楽合奏版の場合)は、天国の門が開く音だと思っている無風凧にとっては、「まだまだ天国には呼んであげない」って神様に言われたような気持になりました。

| | コメント (0)

思い出の詰将棋:入玉でも出現マジック

土曜日は詰将棋の日!

20230304 作意公開を続けている、「思い出の詰将棋」シリーズ、今日は2023年3月4日に公開した「入玉でも出現マジック」です。(コチラ 参照)

作意:
19銀、同玉、49飛、39銀、同飛、29飛、28銀、同玉、37銀、39玉、48銀打、49玉、59金、38玉、49角、同飛成、同金、同玉、59飛、38玉、39飛A、27玉、28銀打、18玉、19飛、まで25手詰

A:ここは、作意手順の39飛以外に、①39銀打、②29銀 でも25手で詰みます。非限定+手順前後ではないか、と思っています。①②ともに以下27玉、28銀上、18玉ア、19玉 という手順ですが、アで38玉が生じていて、そちらに逃げると最終手が39飛になります(出現マジックにならない涙)。

20241207 大傷ではありますが、ギリギリ余詰めではないと思って、公開しましたが、、、余詰めかもしれません。ご指導戴けますよう、お願いいたします。

下図が詰上がり。キレイに出現している、、、、と思いませんか?

| | コメント (0)

大学院の定員増と若者の将来

文部科学省が、大学の定員を減らし、大学院の定員増を計画しているとの報道がありました。

日本の国力、技術力、経済力を上げるために、高度に教育された研究者が必要だという判断に基づくものでしょう。この報道を見て皆さん不思議だなと思いませんか?

昨今、高校の無償化、そして大学の無償化も叫ばれています。つまり、裾野を広げるという施策が検討されています。この結果が大学の定員増であることは、言うまでもありません。

今国民が求めていること=各政党の公約は、大学の定員増。文科省は大学の定員減。これは矛盾だと無風凧は理解しています。これだけでも、国会と官僚の考えている方向性のズレがあり、無風凧としては気持ち悪い。

でも今日の主張はココから。

以前から無風凧は主張していますが、18歳の若者に「大学以外の自分を生かす道」を模索してほしい。チャレンジしてほしい。そのように思っています。その意味で、大学の定員を減らすこと自身は無風凧の主張と一致します。

しかし、それに付随して必要なことは、大学院の定員増ではなく、大学以外の選択肢へのサポートです。研究職として大学院に行きたいという学生に対しては、大学院に進むサポートが必要でしょう。しかし、現実を見ていて、研究職の需要=アカデミックポジションや本当の意味での研究を行う企業の研究職はあまり高くありません。実際は低いと言って過言じゃないでしょう。

そのような状態下、大学院の定員増を行うことで日本の国力が上がるという安易な考え方、選択と集中ということなんでしょうけれども、には賛同できません。選択と集中は20世紀の成功体験から抜け出せない輩の考えること。今はもう21世紀に入って四半世紀過ぎようとしています。20世紀型から早く脱却して、より良い施策を考え、実行してほしいものです。

| | コメント (0)

トリクルダウンと落語「百年目」

このブログをお読みの皆様は、落語「百年目」をご存知かと思います。無風凧は、故米朝師匠が演じる100年目が最高の落語の一つだと思っています(確か、NHKで放送されたと記憶します。実演を鑑賞することは叶いませんでした)。

この百年目の中で、理想的な「トリクルダウン」について、大旦那が番頭に説教する場面があります。もちろんトリクルダウンという言葉ではなく、大きな木から雫が落ちることで下草も繁栄していく、という内容ですが。

理想的に施行されれば、トリクルダウンは非常に良い経済政策だと無風凧も思います。実際は、すでにトリクルダウンは否定された政策だと理解しています。ピケティ他の2022年の報告を待つまでもなく、成功した事例を寡聞にして存じ上げません。

さて。

アメリカの次期大統領がトランプ氏に決定してますが、トランプ氏の施策の根底には、「トリクルダウン」の思想が流れているようです。良いアメリカを作る、アメリカが強くなれば他の国も繁栄する、という思想は、トリクルダウン思想です。でも、過去の経済政策が物語るように、アメリカ一強になる可能性も高い。

是非、トランプ大統領には、落語「百年目」を鑑賞してもらい、「良い形でのトリクルダウン」を、再度、確認・理解して欲しいと思います。

| | コメント (0)

地域できめること。

秋田の熊騒動。ようやく、立てこもっていたコンビニから熊を捕獲することができ、いずれにせよ一歩前進しました(コチラ,など参照)。

記事にもあるように、このタイプの事象、特に殺処分を含む猛獣の人家への立ち入り等は、賛否両論、県や市の業務にも支障が出るほど、の意見が寄せられます。その後の「駆除=殺処分」に対する諸意見が寄せられるわけです。

無風凧は、2つの論点を挙げます。

1つめ。それは、人間以外の動物と人間の関係はどうあるべきか、、、つまり、「種」の問題。これが過熱して、炎上しているのが毎度のことのように思います。

2つめ。今回のブログの主張ですが、地域の事は地域で決める、という地方自治の基本原則。記事にもあるように、意見の電話の大半は当該地域外からの意見だとのことです。上述の「動物の関係」に対する意見は、21世紀のネットワークの時代、地域を飛び越えた議論を巻き起こしてしまうのです。

この2つの議論を、ごちゃまぜのまま進めてきているのが今の日本。分離することができないでしょうか。原理原則を決めたうえで(1つめ、の論点)、決定はその地方の事情に合わせて地方で決定する(2つめ、の論点)。

無風凧は、人間も動物の一種。共生の道を選ぶというのが1つ目の論点の人類共通の解となるであろうと思います。この共生は、無駄な殺生はしない、という意味と、食物連鎖の中において、必要数の殺生は許容されるとう意味を含んでいます。

その上で。

地域で起きたことは、地域で決める(2つ目の論点)。これは、無風凧が当該地域に住んでいないので、これ以上の意見は出しません。地域の方々の結論を尊重します。

国家間も内政不干渉の原則があります。それと同様、国家間の部分を「地域間」に置き換えたものが上述の意見です。

是非、地域て決めたことを尊重してほしい、と希望します。

| | コメント (0)

2種類の大学

以前、「実務家教員は体系的な知を語ることができない方も見受けられる」と辛口のことから来ました(こちら参照)。

でも、一昨日の記事をご覧になってお分かりのように、無風凧自身も考え方が変わってきました。

大学が、就職予備校化しているのであれば、研究教員よりもロートルであるといえども実務家教員の需要は増えます。研究教員は、統計的な意味で、過去の事象を知としてまとめていきますが、それは全てあくまで過去の話です。

いま、過去の話と書きましたが、自然科学と社会科学では過去の扱い方が異なります。自然科学は、実験による再現性を持っていますから、過去からの知の蓄積は大切です。もちろん、どこかで大きな建設点が来ることもあるかもしれませんが、少なくとも、実験的事実を再現できるという意味では、過去も現在も同じです。つまり体系的な知を学ぶことは、基礎として重要なことです。

しかし、社会科学はそうではありません。時代によって環境が変わります。そのため、過去の蓄積値は現在の正解を導き出すことがありません。言い換えれば、再現はできないのです。その意味で、研究教員が話をしていること=体系的な知 は、知っていることを無駄だとは言いませんが、再現することは不可能なことです。ですから、研究教員が話をしている体系的な知も、実務家教員が話をしている自分の経験も、実は同じ「ケース」の説明です。見方が体験なのか客観なのかの違いだけです。

ここで一つの問いが生まれます。

就職予備校、と捉えている学生たちにとって、研究教員と実務課教員、どちらが彼らのニーズに合っているでしょうか。もちろん、1クラスの学生の中には研究志向の人もいれば就職希望の人もいます。ですから、ここでアンケートをとって統計処理をしても何の意味もないことは、お分かりいただけると思います。

結果として。

研究志向の大学と、就職志向の大学、この2つは分けられてしかるべきなのではないかと無風凧は今は考えています。

| | コメント (0)

研究ノート

たまには、少し楽しい話。研究の構想です。

これまでも述べてきたように、無風凧は「コラッツの問題(角谷予想)」に挑戦しています。現時点で、最も解決に近い結果を出しているのは、テレンス・タオでしょう。でも、タオ自身も言っているように、彼の出している結果は、コラッツの解決からはまだ随分程遠いところにあります。それは、無風凧でも理解できます。(エルディッシュやラガリアスは、現代数学では無理だ、と言っています。)

なんせ、コラッツの問題は、自然数を相手にしています。確率測度論で100%の正解を導き出すことは、不可能です。

最近、無風凧は自然数(整数論)の考え方を少し変える必要があるのではないかなと考えています。

人類は、数の種類を増やす方向で考えてきました。自然数から負の数、有利数、無理数、、、そして、少し毛色は違いますがガウス整数という考え方など(類体論、整数環の考え方)、常に使い方を広く広くしてきました。でも、自然数は自然数のまま。つまり基数のまま。例えば、序数の考え方を入れることはできないのか。これが発送の原点です。

我々の今までの数学の歴史から言うと、非常に難しい思考形態だと思います。なにせ今は、序数は、順序集合に写像することで考えていますからね。この順序集合に所蔵することをせずに、何らかの代数系を作ることができないか、という空想を働かせているところです。

現在20数桁の数字まで(2の68乗まで)全て1に戻ることがわかっているコラッツの予想。果たして、全ての数にまで拡張することができるのか?ワクワクする問題です。

| | コメント (0)

大学を就職準備段階と考える(大学は変わらなければならないのか)

大学教育の現場にいると、学生の動きが昔と違うことがよくわかります。昔、、、と言っても2010年ぐらいのことですが、、、は、大学を卒業して就職する、という認識を学生は持っていたと感じます。でも今は、就職のための一つのバッジとして大学に通っている、という位置づけの子が増えたようです。だから、大学に通うよりもインターンやアルバイトの方が忙しいという学生も多い。

文部科学省も、実務家教員を大学に入れてきました。言うなれば、研究業績ではなく、実務歴のある人を大学の教員として雇うようになったということです。この時点で、文部科学省は、大学を研究の場だけではなく、就職の一つのパスだと考えてることが分かります。

このように考えると、教育基本法にある大学の位置づけは、変化していると言わざるを得ません。いわゆるアカデミズムのみではなく、就職予備校という機能を持たせざるを得ない。

しかし、ほとんどの大学(一条校)は、研究大学であることを望んでいます。就職実績を競うようになっている大学であっても、教員採用の際は、研究実績で判断している。ここに大きな矛盾がある、と皆さんも感じませんか?

無風凧は思うのです。今の世の中、大学に求められている機能の半分は就職予備校。であるとするならば、旧態依然とした研究教員だけでは世の中のニーズに答えることができない。世の中のニーズに応えるためにどうすれば良いか、それは一旦、研究のための教育を忘れ、実務のための教育つまり手に職をつける教育が必要なのではないか。

今の大学にも、研究者として優秀な学生はいます。でもその数は昔と変わっていないでしょう。大学生の数が増えている現実を考えれば、研究に適さない学生が増えていると考えることが妥当でしょう。だとすれば、大学は、研究大学と就職大学の2つに分けなくてはならない。カリキュラムも、研究実績者が作成するのではなく実務家教員が作成する、、、決して研究大学の真似をすることなく、、が必要なのではないか。。。。などなど、取り止めのないことを考えています。

| | コメント (0)

« 2024年11月 | トップページ | 2025年1月 »