「適切に判断する」という答弁は適切か?
行政・役人・官僚の大好きな言葉に「適切に対処します」というのがあります。
皆様もお聞きになったことがあるのではないでしょうか?
「本件、事実関係を確認の上、適切に対処します」「関係各位及び識者の意見を勘案して適切に処理します」のような使われ方をしています。
ところで。
この「適切」って、何をもって適切というのでしょうか? 実際、無風凧には不思議で仕方がない言葉です。その理由は。
1) その課題における「適切」の指針がしめされていない
2) 最終的に適切と判断する人が「適任であるか否か」は論じられていない。
例えば、国会議員の領収書問題。「国会議員」が黒塗りが適切と思っても、一般国民は適切と思っていますか? このように、適切というのは意思決定に携わる人たちの「主観」に基づくもの以外のなにものでもありません。
このように考えると。
「適切に対応します」
という言葉を聞いた瞬間に、「民意は反映されないのだな」と感じてしまいます。皆様、如何でしょうか?
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