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罪刑法定主義

オリンピック体操女子の選手の、喫煙・オリンピック辞退が週末バズりましたね。

色々な意見があると思うのですが、、、

・若い者の目を積まないでほしい(辞退は重すぎる)

・悪いことをしたのだから辞退は当然

の2つの意見が主流でしょうか?

無風凧は思うのですが。日本は法治国家。基本的には、罪刑法定主義です。その視点に立てば、たった一日であっても、喫煙してはいけない年齢で喫煙したら、罰せられるのが日本です。

そんなに厳しなことを言わなくても、、、という意見が随分多いことは理解します。このような立場を罪刑専断主義と言います。まあ、大岡裁きなどは、専断主義の典型と言ってよいのではないか、と思います。専断という言葉を見てお分かりの様に、温情をかけた裁定ができる反面平等性が欠けてしまいます。

その意味では、国会議員だから、〇〇万円以下の領収書は不問、というのも、専断主義てきな考え方です。法定主義なら、国民に等しく1円以上は必要、になりますから。ほかにも、池袋母子国痛事故死事件などでも、「上級国民は罪に問われない」などと言われましたが、これも専断主義的ですね。

今回のオリンピック選手辞退、を論じる方、特に、辞退は重すぎるという意見をお持ちの方は、日本の法体系として、どちらが適切であるか、を考えてみて下さい。オリンピックでは専断主義だけど、国会議員の問題の時は法定主義だな、なんていう一貫性がないようなことが無いように、してほしいと無風凧は切に願っています。

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