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経営効率化と少子化

今日は、とんでも話。エビデンスのない妄想話です。でも、意外と真理ではないか、と思っています。

ビジネスに強い方は、経営の効率化、が世界中の企業の大課題であることに異論はないでしょう。少しでも無駄を省いて利益を上げる。

無風凧もその一人かもしれません。そして、起業家教育の現場でも、効率化に関しては、暗黙の裡に必須事項になっています。

さて、その効率化。

ボストンコンサルティングの提唱した「プロダクトポートフォリオマトリクス(いわゆるPPM)」をご存じでしょう。

PPMは、効率的な経営のための判断手法の一つとして、余りに有名な考え方です。PPMという分析ツールは、利益高率の悪い事業を撤退するときなどによく使うツール=分析手法です。

ここで考えてみましょう。

企業で、不採算部門を切る、ということは、そのままでは「会社の事業規模は小さくなる」ことは間違いありません。経営資源の有効投資でをすることにより、効率を上げることができる、というのが20世紀型MBAの考え方で、それ自体を否定するものではありません。しかし、極論すれば「虎の子だけを育てるような事業戦略」に舵を切ることを意味します。

これは。

少し見方を変えると、初期の少子化と同じ構造であることに気が付きます。つまり、すくない子供に集中的に投資して、高学歴で将来性のある子供を育てる。だから、子供の数は少ない方が効果が出やすい。出生率=2.0を切ったころと、上述の経営効率化、という話は時期を同じくします。

企業の場合は。新規事業をたちあげるということで、ここでいう「虎の子」を増やすことができます。いわゆる多角化経営を狙う、ということです。

しかし、少子化は、、、そういうわけにはいきません。一度少子化せ員略を取ったら、その夫婦は二度と多子計画に移行することができない。

このように考えると、今の少子化は、経済優先効率優先の世の中の風潮が作り出したものではないか、という仮説が成立します。

繰り返しになしますが、上述はエビデンスもなにもない無風凧の妄想=仮説です。でも、本質をついているな、と感じませんか?

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