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消滅都市と教育無償化

長かったGWも、終わってしまえばあっという間。皆様はどのように過ごされましたか?

無風凧は、帰省と片づけと研究、読書や講義準備、そしてお散歩というGW。帰省を除くと普段と変わらない日々をすごしました。

帰省して思ったことは、無風凧の故郷も消滅都市、になるんだろうなあ、、、という妙な実感。総務省のデータでは「その他」に分類されていますが、それはあくまで2050年めどのはなし。街が寂れていることは間違いありません。現に、バスの本数は激減、小学校も統廃合が進んでいました。

その時に思い出したのが、GW前の記事(コチラ 参照)。東京都の高校授業料実質無償化に対する、近県知事の意見が述べられています。神奈川県の黒岩知事の発言を下記に引用します。

「福祉や教育など住んでいる場所で大きな差がつくべきではない性質の行政サービスで格差が生じているのは問題だ。東京都に隣接しているので県民から厳しい声を受けていつも苦しい思いをしている。国による何らかの対応が必要だ」

気持ちはわからないではないですが、ここで「国による何らかの対応=神奈川県も無償化したいから予算を国に出してほしい」という発想が、無風凧には「地方衰退思考」のように思えてなりません。

つまり、地方自治を諦めている=自分の責任逃れ、のように見える。同記事中の千葉、埼玉県知事も同様。実は東京の小池都知事も基本的には同様の考え方です。経済的に親離れできない子供のような、、、というと、言い過ぎでしょうか。

地方自治のためには、経済的に自立する地方を作る。これが、消滅都市を無くすためにも必要なこと。自立するために何が必要か。首長さんには、教育無償化の前に、まずはそこから考えてほしいものです。

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