五月三日
今日は五月三日。憲法記念日ですね。加えて、無風凧邸の地域では可燃ゴミの日です。
(あ、決して「憲法が可燃ゴミだ」と言っているわけではありませんので、念のため。)
故安倍首相の悲願が改憲だった、特に自衛隊を加えるということに関して、強い「意志を持っていた」いたことは周知のことと思います。いわゆる憲法9条の問題です。これは、国会でも喧々諤々、世論もなかなか方向性が決まらないにも関わらず、かなり強引だったな、という印象がありました。
改憲論議の中では、24条も対象になっているでしょう。「婚姻は両性の合意のみによる」が、LGBTQの時代にそぐわない、ということです。
最近は、緊急時代にTOP DOWNの指示命令ができるようにするための「緊急事態条項」も取り沙汰されるようになってきました。
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と言ったところで、今日の主張の一つ目。
一つ一つの条項を「国民投票」できるような制度改革が必要です。現在の改憲の手続きは、「集合体としての改憲案」に対して国民投票がなされることに成っています。ということは「憲法9条を現行のまま守りたい」という人は、KGBTQ対応反対という立場を「取らざるをえない」ということになる可能性もあるわけです。ですから、改憲は、条項毎に国民投票する制度が必要です。
さて。
もう一つ、大きな問題があります。憲法に衆議院、参議院が定められています。ですから、政治の体制を変えることができません。戦後、連合国の監視下にあった時にできた今の憲法そして会議体は、現在の日本に適しているでしょうか?例えば、上述の緊急事態条項も、東京一極集中での指示命令体系になることが考えられますが、それは、国会が一つしかないから。例えば道州制で、各州での決定とする、こともできません。
ところが。この「会議体の変更をするメンバー」は、実は会議体のメンバーでもあります。だから、現状から変更をしたくない、つまり慣性(惰性?)が働いています。自分達から「会議体を変えましょう」という意見が出てくる可能性は殆どありません。
ということで、二つ目の主張は、会議体に関する条項は、憲法から外す改憲案を作らなくてはならない、と無風凧は考えています。
最後に。
基本的人権の尊重はありますが、現行憲法は「日本国民」に対しての基本的人権です。グローバル化した現在、そして、環境問題を考えたときに、日本人の基本的人権に限定するのは、いかにも狭い。全ての人、いや、動物も含め「すべての命」の基本的な権利を宣言する時期が来ていると無風凧は考えます。もしかすると、この「全ての命」に関する条項だけは、国連合意の上で、日本国憲法よりも上位に来る可能性があるのではないか、とまで考えています。
今日は、憲法記念日なので、憲法にまつわる無風凧の主張を3つ、述べました。以下のようににまとめます。
1) 改憲は、条項毎に国民投票する制度の実現
2) 日本国の会議体を時代に合わせて変更できる制度の実現
3) 動物まで含めた命の条項の実現
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