時事新報社の福沢諭吉
出張の合間を縫って、中津の福澤諭吉旧邸を訪れました。
もう30年振り位でしょうか、、、、入口の感じが違う!と思って、受付の方に尋ねたら、数年前に受付部分を改築(?)して、入場口が変ったのだとか。
それはさておき、福沢諭吉先生は、慶應義塾の創設で名を残していますが、時事新報社を作った傑物、としても知られています。その時事新報のなかの一文に、下記の文章があります。
「時事新報社に政党員なし 時事新報は常によく政治を談じ、世務を語るといえども、その目的とするところは天下に広く居家処世の道を安くし、最多数の人をして最大の幸福利益を得さしめんとするにあるものなれば、その政談においてもあるいは官に偏し、またあるいは政党のいずれに厚うしていずれに薄うするがごときはあえて自から禁ずるところにして、これがために社中に人多しといえどもその人はいかなる政党にも入らずして政社外に悠々たる学者の一類なり。」(出典 コチラ)
この文章自身は、時事新報社の姿勢を書いたものではあります。要約すれば「政治を論じる目的は、天下の最大多数の最大利益をもたらすものであり、そのためには官に寄ったり、政党に組したりするものではない」、となります。
すべからく、被選挙民はかくありたいものです。
この一文に出会えて、良い一日になったな、と思いました。
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