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「教育の価格」問題

慶應の伊藤君(塾長)が、国立大学の授業料値上げを提言して、集中砲火を受けている(?)ようです。

逆に、大阪の吉村府知事は高校教育費の無償化を公約としている。

教育の価格。これはいろいろな意見で割れています。

無風凧は。

優秀な学生が、安心して進学できる環境を整えること

が必要だと考えます。ここで、一つだけ、言葉の定義が必要です。「優秀な」という言葉。これは、「学術的な意味での優秀さ」に限定することが肝要。(この「学術的な」も、時代によってかわりますから定義が難しいのですが)

現実の大学は、就職予備校化している学校も多い。多くの大学が、就職率を評価関数としていることからもわかります。

学校教育法の意図とも、その意味でも離れてしまっています。

学費を上げる。その代わり、*優秀であれば返済浮揚の奨学金をつける* というのが、本来の姿ではないか、というのが無風凧の意見。学費を高くし、教育・研究環境を向上させ、より良い研究成果を出す。それが、「本来の大学に求められている機能」です。言い換えれば、高度な研究結果をあげ、その結果を社会に還元させるのが大学であり、けっして「就職のための予備校」「卒業資格授与機関」ではないわけです。

学術大学は、学費を上げ、大学の数も減らし、少数精鋭化する。その代わり、専修学校をより一般化させ、教育機関として高校より高度な人材を育てる、という二本立てにしていくのが正しいのではないかな、というのは如何でしょうか? フランスの教育制度は、そのようになっていますね。

こんなこと書くと、読者の皆様に叱られるかなあ、、、、と思いながら。

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