少子化対策
少子化対策で国会が揺れています。
無風凧も、少子化そして過疎化問題は、十分な議論・対策が必要な案件だと考えていますし、それなりに対策を述べてきていますが。
新聞やWeb上の記事を読む限り、2つの懸念があります
1) 政党が、派遣争いの道具にしてるのではないか?
2) 国民の「多数決」とした場合に、本当に少子化対策を必要と思っているのだろうか?
前者はこれまで何度も感じてきたことなので、今更感がある懸念点ですが、2)は昨夜気が付いて、背筋が寒い思いをしています。少子高齢化し、本当に困る世代の方々の意見や行動を「上の世代」から見ていると、その必要性を感じていないように思えることが多い。まあ、無風凧も「上の世代」の一員ですから、その意味では、「後続の世代の意見を尊重しなくてはならない」一人ではあるのですが、少子化対策についてまともに考えている人を見たことがありません。
少子解対策よりも、今の自分のことで精いっぱい、というか、「自分のValueを上げる」もしくは「自分の世界を守る」という人たちが多い。そして、少子化による弊害は「自分の責任ではない」とどこ吹く風です。責任を上の世代に押し付けている、というと少し語弊がありますが、少なくとも「自分の課題」としては取り扱っていないように思います。
ちなみに。上の世代の人たちも「だれか百年の形体を保つべきや(白骨の御文より)」というわけではないでしょうが、自分たちの生きている間は何とかなるかな、と「火のついた鍋の水にいる茹でガエル」状態で、結局1)にたどり着くわけです。
このように考えると。
少子化対策を「上の世代」が考えていくのは、「間違い」なのではないか、と思えてきます。上の世代は、これまでの50年、教育を間違えてきたことを、自覚するところから始めてほしい。上の世代、次の世代の事を考え、ある意味で「責任を持つ」ことを今の世代に教えてこなかったこと、を反省しなくてはならない、と無風凧は思うのです。
自民党が少子化対策法案を今日、通過させるでしょう。この法案は、1)です。決して2)ではありません。結果、、、少子化の根本的な意味での解決にはつながっていない、と無風凧は断言します。
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