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研究クラフティング理論

日本が、技術立国の座から滑り落ちて、久しい気がします。論文数(多分世界5位)も引用数(同じく20位くらい)も、一流とは言えない時代になってもう何年になるでしょう。

技術立国、とか、ものづくり大国 と言われていた時代は、科学立国で会ったことをことを思い出すと、「ものづくり」に注力した余りに「イノベーションのジレンマ」に陥ったのだろうなあ、と直感します。

事実、今でもものづくり復興、を経産省は掲げていますし、それ以上に、「為政者」を含む意思決定者は、「昔の光今何処」という方たちが多い。

そして、研究も「計画的に(研究プラニング)」ということが金科玉条のごとく守られていて、科研費なども、「研究計画」で判断されます。技術進歩・科学進歩の中の進歩が速いこの時代に、3年間の研究計画を書け、という事の方が難しい。

加えて、実績主義。国会はいまだに「紙のコピー」で資料が配布され、タブレットを使うことは不謹慎とまで言われるような場所ですが、科学・技術の世界でも、今でもそのような方々が「意思決定」の場面にいらっしゃることが多い。いろいろな大学の「役職者・教授」と呼ばれている人たちの年齢を考えると、皆さんも納得してくれるでしょう。特に私立は高年齢の方が多いという印象があります。

経験や人的ネットワークも、研究遂行脳力の一つであることは否定しません。

しかし、京大の望月先生のIUTのような研究は、実際はそこかしこにある。若い時に日の目を見なければ、結局いつまでたっても非常勤のままという天才的な能力をもつ研究者を、無風凧は知っています。その意味でも時代に合った科学振興政策が欲しい。

先日、Hミンツバーグの論文集を久しぶりに本棚から出してきて、読みました。戦略サファリ、そして戦略クラフティング理論は、無風凧の感が肩の一つの根幹をなしています。

そして思います。

研究も、アート、クラフト、サイエンス(ここでいうサイエンスは、研究内容のサイエンスを意味していないことはお分かりいただけるでしょう)。その上で、研究計画もクラフティング理論的に適応していく。過去の実績ににしなられる事なく、新しくアート(左脳的思い付き)も重視し、なによりもそのテーマを大切にする研究戦略を立てる研究クラフティング。

この実装を無くして、日本が科学No1の座に返り咲くことはないでしょう。

長くなってきたので、戦略クラフティングの実装施策については、また改めて。

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