ペットと飛行機
世の中、段々「分け目がはっきりしてきた」「はっきりさせたいと思う人が増えてきた」「だからこそ、新しい軋轢を生むことがある」と最近強く感じる事件がありました。
1月2日のJALと海保機の衝突事故。亡くなられた海保の5名の方のご冥福をお祈りするとともに、死者ゼロのJALの奇蹟に大きな拍手を送ります。このJAL機に、ペットが二匹、乗っていた。現在の東城ルールでは、脱出時は手荷物も持てませんから、当然、カーゴの中のペットは置いてけぼり、つまり見殺しになってしまった。
これに対して、「ペットは助ける」「ペットは同乗して連れていく」という一派と「残していくのがルール」「それが嫌なら飛行機に乗らなきゃよい」という一派が、Web上でも喧々諤々。
現在、海外ではペット同乗可の飛行機会社もありますし、日本でもスターフライヤーが同乗可を打ち出していますが、脱出時の同動はできません。たしか、国際的なルール。これを変えるのは、相当大変なことでしょう。
こう考えると、非常時は人命優先、というのが現在人間社会のコンセンサスのように思えます。
でも。。。無風凧は考えるのです。人が助かるならペットも助けられる。ペットが助けられないようなら人も助からない。緊急時って、そういうものではないでしょうか?
これも、「どちらか」にきっと線が引かれていくのでしょうね。改めて。
# 似たような話は、一昔前の車内喫煙問題、ファミレスでの子供の問題、LGBTQの問題、などなど、挙げることができます。人間社会が成熟化しているように見えて、実は幼児返りしているのではないか、とおもうことも多いです。
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