GDPを比較することを考える
日本のGDPが、ドイツに抜かれて4位に転落しそうです(コチラ など参照)。
ところで。ランキング理論的に考えると、GDPのランキングにどのような意味があるのか、少し疑問がわいてきます。
DNPとは、国内総生産の事。だから、もっとも簡単な方法として、貨幣の価格を10倍するだけで、DNPは10倍になります。細かく言うと、日本は輸出入に頼っている部分があるので、その接続部分の矛盾は解消しなくてはなりませんが(いわゆる外国為替)、国内だけでいえばDNPを挙げることは簡単です。
さらに言えば。
これは聊か定義から外れていますが、家庭内介護や養育を貨幣価値化することで、GDPは上がります。
このように考えると、GDPのランキングは、その国の「何を」みていることになるのか、、、生産力なのか、幸せ指数なのか、頭をひねることになります。
無風凧としては。
GDPの値を国際比較することは、ほとんど意味がないのではないか、と最近考えるようになりました。というのは、何を比較しているかわからないから。同様に、上述した幸せ指数のようなものが簡単に定量化できるわけではありませんから、比較することに意味はありません。
国の信用度としての「為替の交換レート」だけは、意味があるような気がしますが、それ以外で、どんな数字が有効なのだろう?と、いまさらながらに考えています。
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