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森友事件とビッグモーター事件は同根

昨日とは違う構造ですが、森友事件とビッグモーター事件は同根だ、という話をします。

この2つの事件、上司命令を部下が受ける。これが当たり前のことなのか当たり前のことでないのかという問題です。つまり、上司から命令された違法行為を部下は行わなくてはならないのか。行わない場合は左遷首減給など、部下にとってはビハインドになる事象が待ち受けています。だからと言って、すぐに公知することができないことも理解できる。森友事件の赤木さんの場合は、国家を守るため、ビッグモーターの場合は自分の家族の生活を守るため。

企業に入ると(つまり入社ですね)、守秘義務というものが生じます。この守秘義務というのが意外と曲者で、企業をガチガチに守ることができるようになっています。いや、というよりは経営者、もしくは創業一家と言った方がいいかもしれません。

企業によっては、ハラスメント委員会、のようなものを作って社内で課題解決をしようとしているところはあります。しかしこれも逆の見方をすれば、外部に情報を漏らさないようにするための工夫です。守秘義務の範囲。結局、社会正義は行われていないということが多いようです(無風凧の経験上もそうです)。

これも、日本人の国民性でしょうか。奉公滅私=会社を守る、という倫理観。最近のZ世代は、すこしづつこの呪縛からは解けているようにも感じますが。

日本の将来のため、構造改革を行っていくとするならば、この構造、つまり違法行為を違法行為と声を上げる環境を作るところ、声を上げた人が世界的なビハインドを受けないような仕組みを作ること、からスタートしなければなりません。

無風凧の理想が高すぎることは自覚しています(笑)。

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