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プレゼンテーション力はコミュニケーション力?それとも幻惑力?

これは究極の二択だと思います。プレゼンテーション能力は、コミュニケーション力でしょうか、それとも幻惑術でしょうか。

日本維新の会が、議員のスピーチ力向上に1人50万円の予算をかけたという報道がありました(コチラ 参照)。スピーチ力向上自身に課題があると思いません。それどころか、分かりやすい話をすることは、な重要なことの一つだと考えます。

しかしここで無風会は2つの疑問を提起します。

1)ヒットラーへの例を見るまでもなく、行き過ぎたプレゼンテーション能力は幻惑術もしくは先導を促してしまう。これは正しい意見の主張と言えるのだろうか?

2)そもそも論ではありますが、順番が逆のような気がします。運転免許を取るためには、教習所に通い、免許試験を受けて合格し、そして運転ができるようになります。これと同じように考えれば、議員の素養として、プレゼンテーション能力は必須事項の一つ、言い換えれば免許のようなものではないでしょうか。

このように考えると、能力補足を目的としたプレゼンテーション能力の向上を目指すことの是非が問われる、と無風凧は主張します。(勿論、プレゼンテーション力の向上は、日々の努力も必要ですから、合格点に達している人も、日々努力しなくてはなりませんね)。

追伸:
プレゼンテーション能力は「場数」に比例します。頭で考えるのではなくて、いかにたくさんの場面を経験したかによって変わります。座学で、そして教室で勉強できるものではありません。これは、コミュニケーションを担当する教員の実感です。

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