教員不足問題解決法・・・発展版
先日このブログでアップした教員不足問題解決法、即ち「三方一両得(コチラ 参照)」を、少し推敲して発展させました。
今の教育現場、何が一番「無駄か」を考えてみました。
その一つは「リメディアル教育」に相当する同じことを何度も教えることではないでしょうか?なぜ、同じことを何度も教えることになるのか、というと、、、今の教育システムが、「入試(高校も大学も)」以外の部分で「履修主義」だからです。
つまり。よほど欠点を取らない限り、出席していれば進級できるシステム。理解しているかどうかは、二の次になっています。何度も同じ内容を教えることは、教員にとっては過重労働の源泉以外の何物でもありません。逆に、生徒・学生にとっては、結局理解できない内容で、無駄な時間を過ごしている、とも言えます。
加えて言えば、教室の中では、「吹きこぼれ」と呼ばれる学生もいます。つまり、授業・講義の内容をはるかに凌駕していて、飛び級しても問題ない学生。彼等彼女等も、履修主義だと、「教室に座ってなければならない」という意味で、「無駄な時間」を過ごしていることになります。
さらには。教室の中の学生のレベルが、クラス毎に均等化します。できる子とできない子が両方いると、教員は「この内容はこの子には難しすぎるし、この子には簡単すぎる」と思いながら講義をします。でも、最低ラインを決めることができるようになれば、少なくとも「難しすぎる」の心配をしなくても良いようになります。
これらすべて、履修主義=出席重視がもたらしている弊害・労働量増加です。
そこで。
中学以上大学までは、すべて「修得主義」にかえてしまう。つまり、内容を理解していれば進級。理解してなければ、何度も同じクラスを受けるという教育システムに変えてしまうわけです。
如何でしょうか?続きはまた改めて。
| 固定リンク
コメント