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2023年10月

楽譜の力(好きな音楽2023年10月)

最近、ノイズ以外は殆ど聴いていない無風凧です。耳から音楽を入れることは殆どありませんが、夜中に、時々脳内演奏会は開きます。そんな時は、楽譜があるととても嬉しくなります。

先日。久しぶりに「仏陀(貴志康一)」のスコアを読みました。二時間近くかかりましたから、随分遅い演奏ですね(笑)。

手書きも見たことがありますが、今回は勿論印刷付。日下部さん(貴志康一記念館の館長さん)の力作です。

改めて思いました。楽譜の力は偉大です。聞き落としている音、それも、楽器がかぶっているので、裏の音で目立たないけど支えている音、などに気が付かせてくれます。

聴いた時に聞こえないのなら、不要ではないのか?そう思う人も多いでしょう。でも、きっとそうじゃない。MIDI音源と違うところがそこにある。共鳴構造が違う楽器が同じ音を出すことにより、僅かに音の深みが増える。その僅かな違い。気が付いてもらえないことは百も承知。でも、作曲家のこだわりとして書かれた一音。

そして。ユニゾンを想像することはそれ以上に楽しい。言葉では説明できない。ユニゾン。同じ音を出している。でも。二人で演奏すれば、僅かなズレが生じる。勿論、意図してできるずれではない。でもこのズレは偉大です。音楽を音楽たらしめているのは、このズレなのかもしれません。ズレを何種類も想像する、、、決して現実に聴くことは無い現象。でも、頭の中でなら、幾らでも創り出すことができます。

これを創り出すのは、無風凧レベルでは楽譜が必要です。やはり、楽譜の力は偉大です。

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国体は変えられるだろうか?

国体、と言っても国民体育大会の事ではありません。国の統治機構という意味での国体です。今日は、無風凧の感じている絶望感の一つを紹介します。

日本国憲法によると、41条で国会、そして42条で衆議院と参議院が要請されています。すでに、この時点で、国体を変えることが難しい=ほとんど無理なことが判ります。

というのは、

憲法を変えなくては、国会(が必要だとして)の在り方を変えることはできません。つまり、最低でも憲法42,43条を変える必要がある。ところで、立法府である国会は、自分の地位が無くなるような立法案を出すでしょうか? 例えば、衆議院は、各都道府県の長とする、というような法案を提出することがあるでしょうか?

100%ないでしょう。それは、自己の存在を否定することになるからです。

一年近く、政治の世界を注意深く見てきました。N党やガーシーのゴシップ、維新の躍進、岸田メガネ総理の盛衰、百田新党(日本保守党)の縁起、統一教会も政治の話に入れてよいでしょうか、、など、この一年ちょっとの間に色々な出来事がありました。

結論は、国家として存続するために、国体を変えることができるか、に尽きるような気がします。今の日本は大きくなり過ぎました。国民の一つの意志、にまとめることが不可能の状態。企業でいうなら、ミッションが共有されていない状態です。

ならばどうするか。橋下さんには少し期待していたのですけど、今はもう芸能人ですからねえ、、、

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政党をひかくすると、賛成できる政党が無くなってしまった

いよいよ臨時国会がはじまり、ある意味では解散までカウントダウンになりました(今の岸田内閣の支持率では、解散は無理だと思っていますが)。

なので、主要な政党の「マニフェスト」を比較してみました、、、、どの政党も、帯に短し襷に短し。

というより、「玉石混交」なマニフェスト。マニフェストの文面だけでは矛盾がおきていることもある。それはきっと、総花的に票が欲しいから、色々な「良いこと」を書いた結果でしょう。大きな党であればあるほど、矛盾が大きい。

そして。

マニフェストにかいていることと、普段の行動がズレている政党も多い。というか、今の国会の在り方が問題なのでしょう。何の委員会であっても、その内容がまじめにとりあつかわれることが少なく、世論で票が集められるような内容に終始する。その結果、「マニフェストの内容」はおざなりになっていく、、、、

ある党は、出来た/できない のような表示をしています。自画自賛な表記が目立ちます。第三者の客観的な評価になっていません。お手盛り、とでも言いましょうか。

というわけで、色々な党を比較している間に、無風凧には「応援する党」が無くなってしまいました。

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[詰将棋] おまけの答え

20231007 土曜日は詰将棋の日!

今日は、3週前に発表(?)した「角桂6枚最長手順のおまけ(大傷アリ)」の作意発表です。非限定(手順前後)の大傷があるので、無風凧としても作品として、、、良いか否かは迷います。改善方法がある方は教えて下さい。

作意
▲53桂成、△91玉、▲28馬、△81玉、▲27馬、△91玉、▲37馬、△81玉、▲36馬、△91玉、▲46馬、△81玉、▲45馬、△91玉、▲55馬、△81玉、▲54馬、△91玉、▲64馬、△81玉、▲63馬、△91玉、▲73馬、△82歩、

Aパターン▲82馬、△同角、▲92歩、△81玉、▲82成桂、
Bパターン▲同成桂、△同角、▲92歩、△81玉、△82馬、

△同玉、▲83桂左成、△71玉、▲63桂不成、△81玉、▲72角 まで35手詰

Ct159 AとBが手順前後の非限定です。まあ、実際位は初期配置の93角も71で成立していますし、、、意外と傷だらけかも知れません。ただ、おもちゃ箱に登録して戴いた記録作品と双子の作品ということで、思い出深い作品となりました。(右図はおもちゃ箱に登録して戴いた作品)

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政治家の本心は何処にあるのか?

各議員さんは、本当に政党のマニフェスト(公約)を全て「是」としているのでしょうか?

先日、鈴木宗男氏が日本維新の会を離脱しましたが「選挙の為」に所属している議員さんも多いのではないかと思います。自分の本当の主張は別にあって、「それ以外はYESMAN」な議員が大量にいるのではないか、と思うのです。いや、議員になるために「そもそも持論が無い議員」の多いかも言しれません。

かつて、無風凧とお付き合いのあった議員さんの中にも、普段の会話と議員としての発言が大きく違うという人もいました。これって、なんだかなあ、、、と感じます。

だから、というわけではないですが、無風凧には今の「政党政治」が正しい政治の姿だとは思えません。加えて「比例代表」という仕組みは、論理的に破綻していると考えています。

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文化勲章をランキング視点で見る(ランキングについて考える)

秋の文化勲章受章者が発表になりました(コチラ など参照)。受章された皆様、おめでとうございます、、、とまずは申し上げておきます。

というのも。

ランキング学視点でみた場合、この文化勲章は、非常に特異で、ある意味では日本の文化を阻害するものになる可能性が高いからです。

まず、受章者の年齢を見て下さい。92歳、87歳、86歳、86歳、80歳、76歳、75歳。

芸の道は長く険しい物。だから、この年で最高の域に達した、、、ということなら、まだ話は分かりますが、この中でそれに相当する人が居るでしょうか?すでに、ピークを過ぎた方々ばかりのようにお見受けします。そして、本当に「勲章=お金のかからないご褒美」です。

ところが。

ランキング論的に考えれば、この叙勲は「経済価値」を含みます。経済価値がつけば、それだけ「発言力」が強くなります。そして気がつけば「老人支配社会」が続いていく、、、

このように考えれば、「ご褒美としての勲章」は、日本の国力を下げる方向につながる可能性があります。勿論、叙勲されることを目標にした切磋琢磨という個人もいるでしょうから、一概に否定してしまうこともできないのですが、結果として「ある年齢になるまでは取れない」となると、逆の意味でMotibationを下げる要因になります。

というわけで。

文化勲章・文化功労者は、現役世代に挙げてほしいものです。

# 注: ことしの受賞者の中に、無風凧的には「ありえない受章者」がいます。誰とは言いません。でも、実力ではなく、人的ネットワークで受章したような方です。許しがたい、、、と個人的には思います。真理は多数決では決まりません。論理のみのちからで真理は決まります(きっぱり)。

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チーズトースト談義

20230825 らぶ(右上):やっと暑い夏が終わって、食欲の秋になったわねぇ。

ろみ(中下):無風凧さんは、お昼はもっぱらチーズトーストなんですって。

はな(左):チーズトースト?なにそれ?おいちいの?

ごん(右下):僕も食べたことないな。

ろみ:はなちゃんはパンは食べたことないのね?私はお姉ちゃんから朝食のパンの耳をよくもらってたのヨ♪

らぶ:あたしもー!!

ろみ:あらあなたはお散歩のときに植え込みの中に落ちてたパンを咥えて出てきてママが慌てて取り上げた、って聞いたわよ。食いしん坊なのね

らぶ:(;^_^A

写真出典 特命希望様

今回の会話も、特命希望様にご投稿いただいています。
お姉ちゃん=特命希望様
ママ= 特命希望様のママ?

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最近、ひろゆき氏と同じ意見になることもあるなあ、、、

あの「ひろゆき」氏の持論が「ひろゆき氏 大学無償化に持論「Fランク大学に税金を払うことになるので良くない」」とのこと(コチラ 参照)。

最近、ひろゆき氏と「同調」できることがふえちて驚いています。彼も「大人」になったのでしょうか?(笑)

無風凧的には。無償化どころか「補助金」ですら、どう考えればよいのか、釈然としないものを感じていますから。

日本人のだれでもが、大学教育を受けたいと熱望しているか、という問いに「YES」と胸を張って答えられる人はいないでしょう。無風凧の廻りにも「早く起業したい」「学校よりもバイトが楽しい」、、、などなど、色々な意見があります。起業したい人には、4年間の授業料と同額の創業支援金を出す、という仕組みが論じられている例を、無風凧は知りません。

そもそも、大学入学しても、高校の基礎的な「学力を持っていない」学生は沢山います。この方々のリメディアル教育費は、高校の授業料から損失補填としても貰っても良いのではないか(かなり暴論)。さらには。大学=教育のみではなく、大学=研究の部分がある、のですが、それを忘れてい仕舞っている学生の何と多いことか!

そんなことを考えると、大学無償化に反対するひろゆき氏に、無風凧も賛同します。(というか、無風凧の持論の方が過激かもしれません)。

さらに言うなら。

学生支援機構(旧育英会)は、廃止すべきです。その代わり、自分の可能性をアピールして、「給費型の奨学金」を得る仕組みをつくってほしい。そうすることにより、大学卒業したときに「数百万の借金」を背負う学生は激減します。その借金を背負った学生は、、、、下手をすると、一生その借金に縛られるわけですが、、、、支援機構からお金を借りない方が、よい人生を歩むことができた可能性が高いわけですから。つまり、大学以外にも、道はある。

このように考えて。まずは大学無償化には反対です。

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74キロ

20210310 まるたろう:
無風凧さん、最近忙しかったようだねえ、、、論文、何本書いたの?その所為か、随分痩せたよ。運動よりも研究の方が減量できるって、無風凧さんらしいなあ。。。

写真出典 自前のM5
そうなんです。ちょっとがんばって論文かいてたら、食欲がなくなって、あっという間に74キロ台まで減ってしまいました(1か月で4キロ)。はなちゃん先生のトレーニングよりも、論文書きの方がダイエットに効果的?(笑)
でもさすがに「ちょとパワーが出ない」状態。少し基礎体力の復活を目指します。

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ハイプサイクル(ランキングについて考える)

ガートナー社が発表する「ハイプサイクル」(コチラ など参照)。

ビジネスマンなら、エンジニアなら、経営者なら、みなさまご存じのものでしょう。

このハイプサイクル。これも「ランキング理論」的にいえば、当然のことを言っているだけ。。。つまり、噂(評価・言い換えれば順位)はオーバーシュートする。そして、ガートナー社の言葉でいえば、幻滅期を迎えるわけです。技術だけではなく、人気でも何でも、社会的ランキング(無風凧的にはSL)に分類される物は、必ず、訪れる現象です。

例は枚挙に暇がありませんが、自民党の小泉人気、東京ファーストの会、東京チカラめし、など上げることができます。最近に気になっているのは、日本維新の会。

全国の議員さんを600人だか800人だかを目標に、国政での野党第一党を狙っている。目標とすること自身は悪くない。でも、噂(期待)が先走り過ぎている。(本来、この目標値は組織内の目標値であるべきで、外に広がった時点で大きなリスクです。)

無風凧の読みでは。

次の衆議院選挙がピーク。そこからはいったん「幻滅期」に入る。それは、「色々な意味(大人の事情)」での足の引っ張り合いや不祥事などを含みます。ここで終わってしまう可能性もあります。

維新の会が本当に実力を持って国政政党となるのではれば、ハイプサイクルでいう「啓発期」をどれだけ早く迎え、案的に持ち込むか。そして、案的期の時の「定数がどの程度になるか」が課題になってきます。

以上はランキング理論的にはほぼ事実として考えることができる。

そうならないようにするにはどうすればよいか。それを考えることができるのは、無風凧ぐらいなものでしょう。いつ、相談に来てくれても良いですよ。

 

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詰将棋: スマパラで最高評価の作品

20231021 土曜日は詰将棋の日!

今日は、スマホ詰パラで最高評価を受けている作品です。(Nos.12721,飛車は取られるのか?5)

発表時には、玉方の歩が62に配置されていましたが、不要というご指導がありましたので、ブログでは「無し」のバージョンをアップします。

手順
▲55角、△66桂、▲78歩、△同金、▲同飛、△同玉、▲69金、△67玉、▲45角、△57玉、▲58歩、△同桂成、▲同金、△同玉、(▲49金、△68玉)A、▲59金、△57玉、▲58歩、△47玉、▲39桂、△38玉、▲56角、△39玉、▲49金まで23手詰

この詰将棋、Aのところで▲49金△68玉の2手が「無駄な迂回」。この迂回を避けるために、どれだけ考えたことか、、、、下手の考え休むに似たり、でした。これが一番の思い出。

詰将棋としては、初手の限定が狙いです。初手55角と打って、のちに右辺に効かせるのが面白い所だと思っています。

スマパラでは、無風凧作品史上、最高評価を頂いています(本日時点では3.868)。

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一斉値上げ。

ここ1カ月。物価上昇が止まらない、という感じがします。原価が上がれな仕方がない、とも言えますが、これまで廉価販売を謳っていたお店が軒並み諦めて、一般価格に準じてきました。だから、実質は、2倍以上!ということがあります。

たとえは。きゅうり3本120円 が、今は3本220円、ということも珍しくない。トマトに至っては、行きつけのお店で4個198円が3個400円!質もあまり変わっていません。キュウリは、時期的に旬は越えてはいますが、欠乏する時期ではないので、出し渋りをしているか、本当に値上がりか。

4年前に4年契約で賃金を決めていた身としては、実質の収入(可処分所得)が3割限になった感じです。

この現象を見ていても、公金(補助金)の投入方法を間違えているなあ、と感じます。どの党も矛盾ばかり。党利と国民生活、どちらが大切なんでしょうね。

 

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教員不足問題解決法・・・発展版

先日このブログでアップした教員不足問題解決法、即ち「三方一両得(コチラ 参照)」を、少し推敲して発展させました。

今の教育現場、何が一番「無駄か」を考えてみました。

その一つは「リメディアル教育」に相当する同じことを何度も教えることではないでしょうか?なぜ、同じことを何度も教えることになるのか、というと、、、今の教育システムが、「入試(高校も大学も)」以外の部分で「履修主義」だからです。

つまり。よほど欠点を取らない限り、出席していれば進級できるシステム。理解しているかどうかは、二の次になっています。何度も同じ内容を教えることは、教員にとっては過重労働の源泉以外の何物でもありません。逆に、生徒・学生にとっては、結局理解できない内容で、無駄な時間を過ごしている、とも言えます。

加えて言えば、教室の中では、「吹きこぼれ」と呼ばれる学生もいます。つまり、授業・講義の内容をはるかに凌駕していて、飛び級しても問題ない学生。彼等彼女等も、履修主義だと、「教室に座ってなければならない」という意味で、「無駄な時間」を過ごしていることになります。

さらには。教室の中の学生のレベルが、クラス毎に均等化します。できる子とできない子が両方いると、教員は「この内容はこの子には難しすぎるし、この子には簡単すぎる」と思いながら講義をします。でも、最低ラインを決めることができるようになれば、少なくとも「難しすぎる」の心配をしなくても良いようになります。

これらすべて、履修主義=出席重視がもたらしている弊害・労働量増加です。

そこで。

中学以上大学までは、すべて「修得主義」にかえてしまう。つまり、内容を理解していれば進級。理解してなければ、何度も同じクラスを受けるという教育システムに変えてしまうわけです。

如何でしょうか?続きはまた改めて。

 

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起業教育、について考える

今日本は、国を上げて起業教育に邁進している感があります。イノベーション論、アントレプレナーシップ論、そしてスタートアップ、どの大学もファンドを持っている/持とうとしている。東大ではipcが最初に出来た投資事業会社ですが(その前にも、東大総研みたいなTLOもありましたが)、そのページを見ていると、企業はお金だ(ファイナンス戦略)、という論調です。

実際の学生たちはどうなのでしょうか。最近いくつかの大学の学生と話をする機会がありました。その感想を交えて今日は起業教育について考えます。

本屋でアントレプレナーシップやスタートアップに関する本を見ていると、2つに大別されることが分かります。1つはお金をどのように集めてくるか、もう1つはビジネスのアイディアをどのように出すのか(=事業計画をどのように書くのか)。本気で何がしたいの、それを論じているテキストは発見できませんでした。

つまり、起業して何をしたいのか、について本気で考えようとしている場/教材/著書はないような気がします。世の中のために立ちたい、そのために何をすれば良いか。仮にここまではよしとしましょう。でも、その起業アイディアがビジネスベースに乗らなかった場合、その起業家は次の起業を始めようとします。それまでやろうとしていたことを全く忘れたかのような分野であることも珍しくありません。もしくは、単なる経験、ファーストトライにすぎない、とらえているのかもしれません。

無風凧の目から見ると、「色々なことを言ってるけれども、結局お金儲けしたいんでしょ?」と写ります。それは頭から否定するつもりはありませんが、、、皆さんがビジネスコンテストなどで滔々と述べている社会問題への取り組み、意気込みなどが絵空事のように思えてしまうようになってきます。

このように考えて無風凧は思うのです。起業教育の第一歩目には、自分の人生経験に根差した本当に解決したい課題を見つけること、そしてそれに一生かける覚悟を決めること、ではないでしょうか。道半ばで敗れた場合、アントレプレナーからフォロワーに回らなくてはならないことがあるかもしれません。その場合も、自分の本来の課題に近い仕事をする。そのような教育が本当の起業家教育なのではないかなと無風凧は考えています。

そう思うと、今の起業家教育はすべて「成金を作るための教育」のように思えてなりません。

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74歳(追悼:谷村新司)

谷村新司氏が他界しました。享年74歳。故チンペイのご冥福をお祈りします。合掌。

谷村新司と言えば、大ミュージシャン。「アリス」のメンバーとしての活躍は勿論のこと、ソロでの活躍も記憶に残っています。

そして、訃報を聞いた瞬間。ふざけている訳ではありませんが、「22歳」が頭の中で成りました。でもタイトルは「74歳」。

♪白い装束巻き付け、背中でサヨナラを~ ♪

中略

♪74になれば少しづつ、近づいていくの、だれか、止めて~ ♪

「22歳」は、無風凧が高校時代に発表されたと思います(無風凧の年齢、バレバレ)。無風凧は歌謡曲のエアチェック(今や死語)することは殆どありませんでしたが、この曲だけはなぜかエアチェックして、テープで持っていた。

霊会に向かって、いい日旅立ち、出来ていることを心から祈っています。改めて合掌。

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人に教える

先日、余りに凄い「教室開業」の話を聞いて、驚いています。

その先生と呼ばれる方は、日本伝統音楽の初心者(初めて3年くらい?)。先日、ある流派の講師試験に合格したそうです。そして即教室を開きました。

実際、その方の演奏を存じ上げていますが、本人自身がまだまだ初心者。演奏することができる曲数も限られている。ピアノでいうなら、ブルクミュラーの25の練習曲集を弾けるようになったレベルが妥当でしょう。そのレベルの人に講師資格を出すことにも無風凧は疑問がありますが、いきなり教室開業は驚き以外の何物もない。「ベートーヴェンの熱情を教えます」という看板を上げたようなものです。

凄いなあ、、、無風凧にはできない芸当です。

最近、日本伝統音楽に限らず、資格の「安売り」が続いているように感じます。Fランク大学なんて、まさにその典型ですね。大学卒業の肩書。でも、Fランク大学にも教員は必要。絶対数を満たすために、低いレベルの教員が登壇する。だから、大学全体の教員のレベルも下がる、という悪循環。

褒めて伸ばすことは、ミクロに見れば必要なことかもしれません。でも、マクロに見たときには決して最適にはなっていないことに、皆さんはお気が付きでしょう。

ともあれ。

人に教える為の教師側のレベルの大切さ、を改めて考えてしまいました。無風凧はそのレベル、あるのかな、という自省も含めて。

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百田新党の党規約で考える。

百田さんの「日本保守党」ができて約1ヶ月経ちました。党員はどれぐらい増えているのでしょうね?

その日本保守党のホームページにある党規約というものを見ました(コチラ 参照)。他の党のものを熟読したことがあるわけではないのですが、なんだかな、と思います。百田さん、しっかりしてくれ、と言いたくなる部分があります。

政党や株式会社に限らず、設立の規約というものは存在します。その規約に書かれている内容が、金太郎飴のように同じ。株式会社の場合は、登記するための条項がいくつか決められているので、日本の国の法律に従うとすると、必須事項として書かなくてならないものがあることは理解します。政党も同じなのでしょうか(不勉強で調べていません)。

無風凧が危惧することは。この形の規約で縛られてしまうがゆえに、組織は自由に動くことができない部分があるということです。例えば、現実的かどうかは別として、代表は必ず存在しなくてはなりません。

織田裕二が主演した「踊る捜査線、レインボーブリッジを封鎖しろ」のあるシーンを思い出します。犯人グループがこんなことを言いました。「俺たちはリーダーがいない。だから強いんだ。お前ら警察とは違う。(無風凧の記憶による文章)」。そう、例えばリーダーがいない組織の方が優秀かもしれません。色々な役職をなぜ事前に決めておかなくてはならないのか。組織論における、チームロールの考え方を敷衍すると、機能としての役割よりも、人間関係としての役割を決めていく方が有効な組織になっていくとも考えられます。

そのように考えると、百田新党もこのような党規約を作った時点で、できることの上限が決められてしまったように感じます。百田さんなら、ここからぶっ飛ばしてくれるのではないかなという期待もあったのですが。

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祝! 藤井八冠!!

今週は、詰将棋はお休み!

祝! 藤井八冠!!

このまま3年くらい、八冠のままでいそうな気がする。

羽生さんの時は三浦武蔵みたいな刺客がいましたが、今は、、、永瀬軍曹ですか?

さてここからは無風凧の主張。

将棋はやはり実力の世界。番外戦術もないとは言いませんが(大山名人は番外戦術がすごかったらしい)、頭の回転が速い人が強い人が上に行く。ほかの世界でも、スポーツは体力勝負(一部、人気が作用する部分もありますが)。

でも。

他の世界は、爺たちが頑張り過ぎている。一番頭の回転が速い時・体力があるときに活躍できない人たちが増えている。これは、人類全体としてもったいないことだと思いませんか?

藤井八冠誕生を機に、他の業界も実力者が上位に来るようにしてほしいものです。

だとすれば、、、

無風凧は、とっくにロートルになっているわけですが。(´;ω;`)

 

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森友事件とビッグモーター事件は同根

昨日とは違う構造ですが、森友事件とビッグモーター事件は同根だ、という話をします。

この2つの事件、上司命令を部下が受ける。これが当たり前のことなのか当たり前のことでないのかという問題です。つまり、上司から命令された違法行為を部下は行わなくてはならないのか。行わない場合は左遷首減給など、部下にとってはビハインドになる事象が待ち受けています。だからと言って、すぐに公知することができないことも理解できる。森友事件の赤木さんの場合は、国家を守るため、ビッグモーターの場合は自分の家族の生活を守るため。

企業に入ると(つまり入社ですね)、守秘義務というものが生じます。この守秘義務というのが意外と曲者で、企業をガチガチに守ることができるようになっています。いや、というよりは経営者、もしくは創業一家と言った方がいいかもしれません。

企業によっては、ハラスメント委員会、のようなものを作って社内で課題解決をしようとしているところはあります。しかしこれも逆の見方をすれば、外部に情報を漏らさないようにするための工夫です。守秘義務の範囲。結局、社会正義は行われていないということが多いようです(無風凧の経験上もそうです)。

これも、日本人の国民性でしょうか。奉公滅私=会社を守る、という倫理観。最近のZ世代は、すこしづつこの呪縛からは解けているようにも感じますが。

日本の将来のため、構造改革を行っていくとするならば、この構造、つまり違法行為を違法行為と声を上げる環境を作るところ、声を上げた人が世界的なビハインドを受けないような仕組みを作ること、からスタートしなければなりません。

無風凧の理想が高すぎることは自覚しています(笑)。

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日大麻薬もジャニーズ性加害も同根

幾分下火になってきた感もありますが、いずれもずいぶん世の中を騒がせた事件です。もう皆様もお気がつきとは思いますが、この2つの事件は同根です。

犯罪行為をする人、これは罰せられなければなりません。

それを見て見ぬふりをする人、これに対して今の日本の法律は無力です。ともに、最初の違法行為が起きた時点で、気がついた人が報告をしていれば、最小の被害で抑えることができたであろう事件です。。しかし、友達関係や先輩後輩、そしてビジネスの関係、性加害は個人的志向(LGBTQに代表される多様性)による許容もあったのかもしれません。いずれにしても、犯罪行為を訴えなかった。

今の日本人の特性なんでしょうか、見て見ぬふりをする。

実際の社会でも、見てみぬふりができない人は、なかなか暮らしづらい世の中です。落語に出てくる横丁の隠居、小言幸兵衛、天下のご意見番大久保彦左衛門、などは現代社会では受け入れられないのでしょう。

そのように考えると、日本の国民性が引き起こした事件、と言っても過言でないかもしれません。

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国会議員にとって党のルールと有権者の意志のどちらが優先されるべきか?

昨日、鈴木宗男議員が、所属してる日本維新の会から三下り半を渡されました(結果的には離党)(コチラ など参照)。理由は、党則を守らず、ロシアに渡航したから、というものだそうです。

ここから先は、鈴木議員の例ではなく一般論としてお考えください。

色々な組織には、その組織のルールがあり、ルールを守らなければ離脱していく。これは自然なことだと考えます。しかし今回、無風凧はちょっと考えてしまいました。

国会議員の場合、その選挙の有権者によって選ばれたのが議員です。その議員の過去の活動や言動、そして、選挙における公約。それらに縛られるのが議員の最大の拘束力ではないでしょうか。もちろん、党という組織に属しているのであれば、党のルールもありますがどちらが優先されるべきか。

被選挙民にとって、選挙民(有権者)の意志と党のルール、どちらが優先されるべきなんでしょうか?党は、有権者の意見よりも党のルール優先させる、が正しい判断なのでしょうか?無風凧にとっては謎です。

# もともと「党」は、「有意の議員の集まり(Party)」であって、党の為の議員ではない、と無風凧は理解しています。
#  さらに言えば、党の方針に本当に全員が同意しているのか、疑問もあります。それでも党に所属しているのは、別の理由(大人の事情)があるからではないでしょうか?党に属している方が確かに当選しやすい、とは思いますし。(笑)

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三方一両得

さらに話が続きます。

こういうことを書くと「不遜だ」「優等思想だ」とお叱りを受けそうですが、無風凧は多様化と平等、そして経済との均衡を考えた上での意見としてブログにアップします。

一部の大学では、高校教育のやり直しからやっているという話を聞いています。リメディアル教育と呼ばれています。これは大学に入るための選抜試験、いわゆる大学入試が、高校卒業レベルを満たしていないということを示しています。さらに言えば、ある一定数の学生は、高校3年間でやるべきことを大学でもう一度やるということになっているわけです。

なんだか不思議な気がしませんか。大学は高校卒業レベルがある人が進学する、とすれば、上記のような重複期間はなくなるわけです。

現在、大学教員の幾許かは、リメディアル教育に従事しています。その数を高校教員に回せば、、、、と考えるのはいかがでしょうか。そして、本当に高校卒業レベルある人だけが大学に入るようにする。

これにより、いわゆるFランク大学問題(入学定員に満たない大学の問題)と、高校教員のブラック職場問題を一度に皆生いつすることができます。その上、子供たちは自分の特性に合わせて、自分の進路を決めていくことができるようになります。

三方一両得。

盛山大臣、いかがでしょうか?

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教育の平等とは何か。

昨日の話の延長戦? 教育の「平等」って何なのでしょうか?

これまでも、何度か快適ましたが「平等って何?」が決まっていないような気がします。

維新の吉村さんが訴えている「平等」は、「希望する人が同じカリキュラムを受けることができる」平等です。これを、食事の例でいうならば、全員同じ量のご飯とおかずを渡すことを示しています。一見平等のように見えますが、体の大きい人小さい人、大食いの人少食の人、満足度という意味では全く平等ではありません。給食を食べてしまうまで居残りさせられるという経験がトラウマになった人もいるという話がありましたが、これは、同じ量を食べる=平等の考え方が根本にあったように思います。

違う平等の考え方。一人一人の満足度が同じ程度になるような平等というのもあるのではないでしょうか。食事の例で言うならば全員腹いっぱいになるまで食べる、というものです。最近のバイキング形式の店はその例かもしれません。各人が食べたいもの食べたいだけ食べることができる。

教育で考えてみましょう。勉強したい人はとことん勉強する。自分の興味の方向に向かった専門性を上げる。飛び級もアリ。勉強が得意でない人は、基礎力アップに邁進する。各々が満足するレベルでの教育を受ける。それも教育の機会均等だと思います。

このように考えると、日本中一応に高校無償化というのが良いことなのか、無風凧にはまだ疑問が残っています。

ところで、本当に高校で勉強したいと思っている学生、どの程度いるのでしょうね?

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高校は無償化でなぜ大学は無償化でないのか

大阪府は吉村知事の公約で、私立も含めた高校の授業料が無料となりました。今回は、これの是非は横に置いておきます。高校は無償化でなぜ大学は無償化でないのか。そちらの方が無風凧にとっては、疑問です。つまり、教育無償化、を是するならば、とことんどこまでも無償であるべきだと思いますし、無償でないとするならば、義務教育すら有償という解があるのではないかと考えるからです。

さらには。昨今流行りの「リスキリング」も教育だと考えられますし、セカンドライフ・サードライフの生涯教育も教育です。無償化しても良いのではないかな?例えば、セカンドライフとして学校教員を目指す人たちが増えれば、ある意味では今の教育現場のブラック問題は解決できます。盛山文科大臣が「教職につけば奨学金の返済しなくても良い」という施策を発表していますが、それよりははるかに効果的なお金の使い方ではないかなと考えます。

これは、逆説的に「高校無償化って本当に正しいの?」という問いでもあります。特に、吹きこぼれと呼ばれる「レベルの高い子供たち」にかかる教育費。本当にそのレベルの学生たちに必要な教育を与えようとすると、例えば、ある高校の中の一人のためだけに大学の教授を呼んで来なくてはならない(つまり大学レベルの教育が必要になってくる)場合もあるわけです。一律いくらで論じられない教育費です。

高レベルな教育ほどお金はかかります。レベル差があればあるほど、本来はお金が必要なのです。高校無償化でレベルが広がる、、、結局、しわ寄せはレベルの高い子供、ということになったら本末転倒だと思います。

少し主張がよれてきました。今日はここまででやめにします。

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詰将棋: 角2桂4 の記録を狙え・・・おまけ (新作)

20231007 土曜日は詰将棋の日!今日の作品は新作です。

9月2日に、おもちゃ箱に採用して戴いた作品は、角桂6枚の最長手数をねらったものでした。そして、なんとその作品は双子だったのです!というのは、考えているうちに「同手数の詰将棋」が成立してしまいました。それが、この詰将棋。

馬鋸を使うところも一緒です。でも、ちょっとだけ風合いが違う双子の作品。(非限定が入るので、傷アリです)

楽しんで頂ければ幸いです。

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後からでは意味がないことを、どのように主張するか?

凄い事件がおきました。(コチラ 参照)。

法務局が、人権侵害、、、という異例中の異例。

無風凧の常識では「松葉杖の人」というだけで「座って会話する」ものだと思っているのですが、法務局は「座らせてほしい」という障碍者にたいして「倒れるまで立たせ続けた」。

これは、人権侵害、の問題ではない、と無風凧は考えます。傷害罪、も視野に入ります。加えて緊急性が異様に高い。倒れてからでは遅い事案だと考えます。このような場合に、どのように対応すればよいのか。

実は、法律も司法も、一般人に関しては「全然考慮してくれない」のが実情。違法行為が行われていても、その場で対応できるの一般人はいません。なにか、主張すると、、、実はその人が犯罪者になってしまうことが多い。おかしなことです。

こういう緊急性がある場合の「即効性のある対応法」の確立が急務ではないでしょうか。いえ、急務です。次の国会で、緊急対応立法して下さい。

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ガソリン減税問題

ガソリンの価格が高騰しています。一般生活に支障が出ているなと無風凧も感じています。国会などでも金銭的な補填を含め議論されてますし、トリガー条項の適用も論じられています。

ここで無風凧は考えます。ガソリン税って実際どうあるのべきなんでしょうか。

というのも、

①地球温暖化問題から考えれば、わずかであってもco2削減に働くようにしたいもの。
②昨今のドライバー不足問題を、均衡価格理論的に考えれば、ガソリンの価格が上がる⇒配送料が上がる⇒配達物数が下がる⇒現行のドライバー数で可能な配達荷物数になる、という論法も考えられる
③原油産出量のない日本にとっては、そもそも輸入に頼ることになり、価格下落⇒ガソリン需要量増は、国際的な競争力の中で、マイナスの駒を一つ持つことになる、

など考えるからです。

現在の生活を守るという意味で、ガソリン減税を否定するつもりはありません。しかし、将来的にどのようにあるのが本当に正しいのか。今一度考えてみたい課題の一つです。

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圏論

今日は体調を崩してしまい、何も成果を出せない1日になってしまいました。

布団に横になって、久しぶりに2020年7月号の現代思想や、圏論の地平線、圏論の歩き方などをパラパラ捲ってました。圏論、なんとなくわかってきたんだなぁという実感があり、少しだけ安心。もちろん、これから先どのように使っていくのか、が問題なんですけどね。無風凧は、圏論応用の研究者、ということになりそうです。

今日は、少し理解してきたな、ということに満足して早く寝ることにします。

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プレゼンテーション力はコミュニケーション力?それとも幻惑力?

これは究極の二択だと思います。プレゼンテーション能力は、コミュニケーション力でしょうか、それとも幻惑術でしょうか。

日本維新の会が、議員のスピーチ力向上に1人50万円の予算をかけたという報道がありました(コチラ 参照)。スピーチ力向上自身に課題があると思いません。それどころか、分かりやすい話をすることは、な重要なことの一つだと考えます。

しかしここで無風会は2つの疑問を提起します。

1)ヒットラーへの例を見るまでもなく、行き過ぎたプレゼンテーション能力は幻惑術もしくは先導を促してしまう。これは正しい意見の主張と言えるのだろうか?

2)そもそも論ではありますが、順番が逆のような気がします。運転免許を取るためには、教習所に通い、免許試験を受けて合格し、そして運転ができるようになります。これと同じように考えれば、議員の素養として、プレゼンテーション能力は必須事項の一つ、言い換えれば免許のようなものではないでしょうか。

このように考えると、能力補足を目的としたプレゼンテーション能力の向上を目指すことの是非が問われる、と無風凧は主張します。(勿論、プレゼンテーション力の向上は、日々の努力も必要ですから、合格点に達している人も、日々努力しなくてはなりませんね)。

追伸:
プレゼンテーション能力は「場数」に比例します。頭で考えるのではなくて、いかにたくさんの場面を経験したかによって変わります。座学で、そして教室で勉強できるものではありません。これは、コミュニケーションを担当する教員の実感です。

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なぜ都道府県知事は国会で発言する機会が無いのか?

解散風が吹き荒れている中、全国知事会という組織が、どういう組織なんだろう、と疑問に思いました。というのも、各都道府県代表の首長さんは、国会に発言の場がないわけです。なぜでしょう?

歴史的経緯を考えれば、理解できます。首長さんはもともと国から派遣された県令。だから国の言うことを県民に伝えるための存在ですから、国会に参加して国の方向性を決める必要はないわけです。

しかし、それは明治時代の話。今は、地方の意見をまとめる都道府県政治のトップです。その首長さんに国会で発言機会がなくて、果たして日本は民主主義な決定ができるのでしょうか?無風凧にとっては大いに疑問です。

一昔前、参議院は都道府県知事で構成されるようにしよう、という流れがあったように記憶しますが、それはどうなったのでしょうか?本来的には首長さんこそ衆院議員として活躍すべきなんではないかなという気もしますが。

このように考えると、明治維新の時に作った議会民主主義の弊害が今の日本をゆがめて居るのではないか、そのように思えてなりません。

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非正規教員の問題

近、教員のブラック職場問題や非正規教員の過酷な労働環境が課題になっています。これは、日本の技術力生産力そして経済力の根幹となる教育の問題ですからゆゆしき問題です。

でも。一般企業における経営問題として捉えた時、問題は2点に集中されるのではないかと考えられます。

1つは、組織として余力を持つ体力があるかどうか。つまり、欠員が出た時の対策として余剰人員を抱えておくだけの経済的な余力があるかどうかという課題です。非正規教員の問題は、まさにこれでしょう。もっとも、余力を持った運営をしていると、もっとコストカットができる、と叩かれることも、一般企業と同じ。

2つ目は、労働市場問題と関係があります。日本は労働流動性が低いと言われています。つまり、転職が難しい。色々な職業において資格や免許などが必要になっている。脅威になるのも教員免許のようなものが必要です。もちろん教育の質を保つために何らかの縛りは必要でしょう。しかしそのために、適材適所ができない、という現象が起きています。例えば。部活のブラック問題も、このルールのために解決が困難になっています。プロ野球の選手の引退後のセカンドライフとして、中学や高校の野球部のコーチをする。しかも、それを正規教員として行う。このようにすれば解決できます。しかし、現実は教職を持っていないということで、臨時任用。給料も安い。ということで1つ目の問題に戻っていきます。

予算の問題が絡むのは当然ですが、有力を持つことと専門性のある人のセカンドライフを使うこと、これで問題の80%程度は解決するのではないでしょうか。

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