2024年に大学が4つ増える
8月30日に大学設置審の答申があり、新設大学が4つ、決定しました。また、継続審議(11月決定)の大学・学部が8案件あるそうです(コチラ など参照)。
大学ができることで町おこしができる、という前例もありますから、一概に否定するものではない、と無風凧も思います。しかし、大学の定員不足の現実に鑑みると、「また増やすのか?」と疑問を持たざるを得ません。たとえば、先日の産経新聞によると、入学定員割れの私立大学が53.3%です。(入学定員でみれば、99.59%ですが、マンモス大学が若干だけ定員オーバーした結果です)。(コチラ 参照)。
LGBTQをはじめとして、多様性の時代。大学に行かない、という選択肢をもっているひともいてよいはず。「親が行けというから」が本音の大学生も多いし、「友人を作るために」「就職に有利だから」という理由の学生も多い。学校教育法で定める大学の存在意義を理解したアドミッションポリシーなら、いうれも「入学不可」になるような学生。Fランになると、卒業率も低いと聞いています(つまり、途中で退学してしまう)。先日の「平均が理解できていない大学生(コチラ 参照)」が、大卒を名乗るかと思うと、背筋が寒くなりませんか?。
小中校の教員がブラック職場というのは、いまや常識の一つでしょう。でも、大学も、底辺大学になると「ブラックになること」はあまり変わりません。高校時代よりも「我がままな学生」が増える分、苦労もふえる、、、という場合もある。
難しいことですが、教育の在り方の「根本」を作り直す時期です。脱亜入欧で「追いかけていた」時代に作った学校教育法に縛られていては、今後の日本は「負け犬(PPMの表現)」に成り下がります。人口もビジネス規模も縮小していく日本だからこそ、生活レベルを上げるための技術、政治、文化、そしてそのための教育を設計してほしいものです。
というより。
無風凧は素案を持っています。これは、先日の「出井伸之の宿題(コチラ 参照)」の派生です。
# よくよく考えれば、入学定員レベルで100%を切っているのだから、その事実一つとってみても、新設校の意義は無いように思います。
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