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猿翁訃報

歌舞伎界の重鎮、市川猿翁丈が、帰幽しました。享年83歳。

「猿翁」とは理解していますが、無風凧にとって「猿之助(えんのすけ)」と言えば三代目、つまり故猿翁。無風凧宅では今でも「猿之助」は三代目のママです。

ちなみに、最近事件で有名になった4代目は、カメちゃん、もしくは「さるのすけ」と呼んでいます、、、失礼。

ケレン味の多い猿之助歌舞伎、その真骨頂はスーパー歌舞伎だったと、無風凧は思っています。中でも、スーパー歌舞伎3作目の「オグリ」は、無風凧の大のお気に入りで、立ち見まで含めると新橋演舞場に何度足を運んだことか、、、舞台上で動く鏡の使い方の工夫、しかも鏡を持っている裏方は走らない部隊設計、は、現代演劇の粋を集めてもなかなか実現できない技術だと思います。そして音楽。長澤勝俊氏の音楽(日本音楽集団の演奏)は、今も耳に残っています。

スーパー歌舞伎IIとしてさるのすけが手掛けたオグリ(2019年)も、観に行こうとは思っていましたが多忙でかなわず、結果として、永遠に見る機会を逸してしまいました、、、、

1991年の「オグリ」初演の際に、遊行上人を演じたのは、故段四郎丈(さるのすけの父)。今頃、猿之助段四郎の兄弟、あちらの世界で何を話されているのでしょうね。

故猿翁丈のご冥福をお祈りします。合掌。

 

 

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