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非正規教員の問題

近、教員のブラック職場問題や非正規教員の過酷な労働環境が課題になっています。これは、日本の技術力生産力そして経済力の根幹となる教育の問題ですからゆゆしき問題です。

でも。一般企業における経営問題として捉えた時、問題は2点に集中されるのではないかと考えられます。

1つは、組織として余力を持つ体力があるかどうか。つまり、欠員が出た時の対策として余剰人員を抱えておくだけの経済的な余力があるかどうかという課題です。非正規教員の問題は、まさにこれでしょう。もっとも、余力を持った運営をしていると、もっとコストカットができる、と叩かれることも、一般企業と同じ。

2つ目は、労働市場問題と関係があります。日本は労働流動性が低いと言われています。つまり、転職が難しい。色々な職業において資格や免許などが必要になっている。脅威になるのも教員免許のようなものが必要です。もちろん教育の質を保つために何らかの縛りは必要でしょう。しかしそのために、適材適所ができない、という現象が起きています。例えば。部活のブラック問題も、このルールのために解決が困難になっています。プロ野球の選手の引退後のセカンドライフとして、中学や高校の野球部のコーチをする。しかも、それを正規教員として行う。このようにすれば解決できます。しかし、現実は教職を持っていないということで、臨時任用。給料も安い。ということで1つ目の問題に戻っていきます。

予算の問題が絡むのは当然ですが、有力を持つことと専門性のある人のセカンドライフを使うこと、これで問題の80%程度は解決するのではないでしょうか。

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