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伸びる組織、ダメな組織

人並みに長い人生を歩んでいると、色々な組織に出会います。とくに、組織コンサルティングを一時生業の一部にしていましたので、もしかすると平均以上の組織を見てきたかもしれません。

色々な組織をみてきて、鉄則があります。

伸びる組織は、「どの階層の会議も、議題と会話が豊富。」

ダメな組織は、「上に行くほど上意下達で、会議が命令会か報告会になっている」。

驚くほど絶対のルールです。一昔前、「F.ラルー」が「Teal組織論」を提唱しました。ある側面では、この主張が正しかった、とうなずかざるを得ない。

カリスマ的な組織(会議で、議長の発言が非常に多い)でも成功しているものはあります(注)。でも、成功している組織は、目標の明確化や、メンバーからの疑問に真摯に答えて了解を得ようとする場合。見方によっては「議題が会議の外にも存在するほど活発」な組織です。

昨今よく問題になるBMしかり、日大しかり、PTAしかり(実情はしるよしもありませんが、報道の範囲で)。功績をもったトップが、なかなか代替わりしない場合、部下が「忖度」して会議にならない場合があります。この場合が最悪です。

みなさんの廻りの組織も、よく見直してください。うなずける方、多いのではないでしょうか?

このように考えると、、、私たちのしっている範囲での「閣議」は、ダメな組織の会議のように見えてきます。やはり日本の先行きは暗いなあ、、、

注:組織が「拡大」している最中は、意外と見えにくいものです。安定期や縮小期に入った企業の方が顕著にわかります。 

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