だからダメなんだ(中教審の緊急提言)
中教審の緊急提言がなされました(コチラ など参照)。
これを読んで、、、無風凧は寝込みそうなほどの「脱力感」を感じました。みなさんもよんでみてください。
「緊急提言」になっていますか?
まず。
この内容は、すべてこれまで述べられてきたこと。すでに、手あかがついている内容です。これが、文科省にとって「緊急」と言われるほど目新しいものなのでしょうか?
次いで。
緊急事項なら「いつまでに解決する必要があるか」を明示しなくては、緊急度は伝わらないのではないでしょうか? 企業においてリスクマネジメントをするときには、そのルブリックを作成する際に「解決の緊急度」を評価する必要があります。すくなくとも、今回の緊急提言に「緊急度(逼迫度)」は明示されていないようです(報道だけしか読んでいないので、実際は違うかもしれませんが)。
さらに。
緊急の順位が詳らかになっていない。どの問題から解決してほしいのか。
少なくとも、今回の緊急提言は勤給提言としてはレベルの低いものと評価せざるを得ません。
ではなぜこのような問題が起きたのでしょうか?答えは簡単です。
1) まとめた人が、緊急を感じている当事者ではないから。
これは、対策がお座なりで「実現可能性が検討されていない」ことからもわかります。朝日新聞によると、「期待したもの(期待した緊急提言)ではない(コチラ 参照)とのことですが、当事者が作製したものでないとすれば、うなずけるのではないでしょうか?
それでも、大臣としては、そして文科省としては最大限努力をしているという風を装うことができる。現場以外の有権者にはプラスの効果がある。そんなイベントの一つを粉板にすぎない、と無風凧は判断します。
少し端折りますが、これって、官僚主義の悪弊そのもの、だと思うわけです。だから、日本はダメなんだな。厭世感が募ります。
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