国会は国民の意見を反映しているのか?
暑いですね、、、、みなさん、熱射病にはご注意ください。
無風凧が子供の頃。勿論、夏は暑い季節でしたが、こどもは元気にプール、という日々でした。でも今は、当時よりも平均気温が変っているそうで。
気候も、時間がたてば変わっていくように、民主主義の在り方も時代とともに変わっていきます。
無風凧は、現代政治に幾つかの「矛盾」を感じています。この矛盾がなくなればよいなあ、、、とは思っていますが、自分からそれをやるか、と問われると、「構造的に無理」と答えます。つまり、無風凧が感じている最も大きな矛盾は、今の政治体制を変えることが非常に困難だ(実質不可能だ)ということです。
よく、国会は、国民の代表、という言い方をします。どういう意味でしょうか?ちょっと考えてみましょう。
テレビの視聴率をはじめとして、国民世論の調査をするときには、「標本化」という作業をします。つまり、地域や年齢、性別など偏りが無いようにする。ここでつくられた標本は、国民総意の「ミニチュア(勿論、ある程度の誤差の範囲で)」となります。これが「絶対」の条件。
翻って国会を考えてみましょう。一票の格差云々以前に、国民の代表になっているでしょうか?今日は3つの意味で「否」と言います。
まず、一つ目。人口配分、男女比配分ひとつとってみても、日本全体のミニチュアになっていません。年収を考えると、、随分高いことが分かります。これを見るだけででも、国会は日本国民の意見を正確に反映できるのか、疑問です。
二つ目は、国会議員になりたい、と思っている人は、日本国民の1%にも満たないということ。それをもってしても、国会の多数決が国民の多数決とはなりません。
三つ目は。今の政党政治の中では、「所属する政党の意見」が優先されます。国会での多数決は、「党派(会派)」の力学です。決して、国民の意見の多数決にはなっていません。
ここまでの議論で、今の国会が如何に矛盾を孕んだ存在であるか、ご理解いただけるのではないでしょうか?かくして、権力者は甘い汁を舐め続けるということになります。
しかし。
これを改善する手立てがない。今の政党政治を覆すには、与党の党首となって法律を変える、というプロセスが必要になります。そう、政党政治を一度肯定し、その頂点に立たなければ改革できない、という構造になっているのです!
この矛盾、解決する術が思いつきません。悔しくて夜も眠れません。
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