コストコ1500円
米国発の小売りチェーン「コストコ」。いま、日本国内なの「従業員の時給1500円」で話題沸騰です。
というのも。日本国内の「時給」は、県によって最低額が決まっていて、一番安い県では900円未満という県もあります。それが、いきなり1500円!ですから、その地方の小売業者は戦々恐々とウするわけです。
コストコは、「グローバルスタンダード」な金額にしている、、、ということです。と言っても、アメリカと同じ水準ではないようです。加えると、今回の騒動でニュースになっただけでも「広告費として元が取れた」というところでしょうか。コストコの戦略勝ち、です。
この半年、小売物価は体感的には20%近く上がっています。だから、「最低賃金」も20%近く上げないと、正確困窮者が出てきます。そう考えると、最低賃金は1100円じゃなきゃ、、、とはいえ、地方の中小企業では、1100円も厳しいという企業が多いでしょう。
現実的な話。コストコに全員が就職できるわけもなく、限られた何人かだけコストコで仕事をして、それ以外の人は地元の商店、ということになる。この時の賃金差は、国内の大企業の平均賃金と中小企業の平均賃金の格差よりは小さいようです。そのように考えると、「富の再分配(経済の最も重要な役割)」は正常に機能していない、と結論せざるを得ません。
結局何が言いたいのか、というと。
規模の経済学を認めている現在の資本主義では、是正が難しい問題であることを、再確認。と同時に、規模が必要以上に大きくならないような「分断化」を行うこと以外いは、不平等を解決る道は無いことは自明。
ということで、結論は廃県置藩(いいかえれば道州制?)を推進せざるをえないな、ということではないだろうか?
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