宇宙と宇宙をつなぐ数学(加藤文元)
数学ネタが二日づづきますが。
先週、新幹線移動の際に読んだのが「宇宙と宇宙をつなぐ数学(加藤文元箸、KADOKAWA)」。
望月教授の Inter Universe Teihimuller 理論は、論文だけでも英文で500ページもあるそうで、、、それを聞いただけでいまは遠慮している無風凧です。しかし、とりあえず、IUT理論が何をいわんとしているか、は理解しておきたい。ABC理論の証明は、IUTの一部に過ぎないことは百も承知。
ということで、文元先生の「宇宙と宇宙をつなぐ数学」をKIOSKで衝動買い。この本は一般向けの啓もう書に分類されるのでしょうか。
繰り返しが多くてちょっと冗長かな、と思わないでもないですが、新幹線の中でちょうどよみおわることができて、大変楽しめました。とはいえ、IUTに関する情報量は増えていません。その代わり、望月教授の発表に対する時系列などは詳しく述べられていて、孤高の数学者ではないのだな、と認識を改めました。それが収穫。加えて、望月教授も加藤教授も「焼肉好き」とは、、、、親近感を覚えます爆。
この本を読んでいて、途中から「角谷の問題」が頭をよぎってしかたが在りませんでした。角谷の問題、、、コラッツ予想という方が有名かもしれませんね。3n+1 の問題、という言い方を聞いたこともあります。(詳細はググってください。)
これこそ、足し算(というか、自然数の基礎である Successor)と掛け算の問題。言い換えると、「+1(3倍した「次の数」)」の意味合いが、場所(Universe)によって変わっている、というのが問題の本質だと思っています。IUTを理解したら、角谷の問題も解けるのかなあ、、、ABC予想からは直接、というのはちょっと無理な気がします。
日々、頭の中が忙しくなっていく、、、今日この頃です。
注: 角谷の問題に関しては、コチラ もご一読ください。
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