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HumanError限界

無風凧はよく「Natural Lisk」と言いますが。人の行うことには必ず「ミス」があります。限界値は0.3%。一人の人のチェックでは、どんなに頑張っても0.3%はミスが出る。これは事務作業でも楽器演奏でも心臓手術でも起きます。まして、大学入試の採点なんで、ミスが無い方がおかしいくらい、HumanErrorは起きえます。

逆に言えば、努力によって0.3%までは減らすことができます。もし、これを二人で行うとするとどうなるか。概算で9ppmになります。100万回に9回です。ダブルチェックすることでここまでエラーを減らすことができるのは、理論値の話。完全に独立なチェックくなら理論的に9ppmですが、実際は「相関(依存関係)」があるので、0.3%からほとんど変わらない場合もある。

ここまででわかるように、HumanError (無風凧のいうNaturarl Risk)は撲滅できません。

Naturalリスク、責任はだれが取るべきでしょうか?この議論は、なされたことがありません(このブログでは何度か指摘していますが)。起きるから仕方がない、と言いたいわけではありません。「だれかが責任を取らなくてはならない」。これは、国が国民に補償する内容だと思っています。法の下の平等は、Natural Riskが起きたときに、国が補償することではないか、とすら思います。

これを考えると。マイナカードに書いてある「重過失以外はデジタル庁の責任でがありません」が、いかに「不適切な」文言化はわかりますが、この話はまた改めて。

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