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全仏・誤審事件が導く最悪の未来

先日の全仏オープンテニスで、加藤ペアに対して「誤審(もしくは判定の差し替え)」があり、加藤ペアが失格になりました。

この失格が厳しいものなのか、間違えなのか、、、それは無風凧には判りません。ビデオやネット上の情報からみると、世論のように「判定の差し替えがあったこと」には、違和感があります。が、その是非についてはここでは語りません。

無風凧が心配しているのは。

「判定を変える」ためのルールが変わる可能性です。野球も相撲も、ビデオ再生して複数の審判で判定するようになってきました。これは、「より客観的な」判定をするためです。

今回の全仏の場合。一度目は「相手選手の主張」のみより、判定が変っている。そして、、、その後、失効していた賞金が戻されるということで二度目の判定変更。これは、ビデオ判定というよりは「世論に負けて」というのが事実にみえます。つまり、1回目の変更も2回目の変更も、但しさよりも「声の大きさ」による変更です。

このような前例を認めてしまうと、今後、「声が大きい=人気がある」選手の発言が絶対の判断、となっていきます。つまり、客観的な正しさは判定に関係なくなる可能性を秘めています。

今回の全仏事件から想定される世界は「正しさは関係ない」世界なのかもしれません、、、、最悪です。

(とはいえ、一般社会ではありがちなことですね)。

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