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維新774人、、、オーバーシュートを考える。

統一地方選挙後半戦*国政の補選が終了しました。補選は自民党が最後のツッパリをしたのでしょうか、自民の4勝1敗だったようです。

地方選は、コチラ の記事にもあるように、維新が頑張りました。馬場さんの600人公約を果たしたようです。国政政党への一歩を進めた、ということでしょうか。維新の皆さん、お疲れ様でした。(774人、は コチラ 参照。)

無風凧は、かつて「維新の600人はオーバーシュートを心配する」とコメントしましたが(コチラ 参照)、杞憂に終わってほしいものです。

今の維新の課題は、① 関西偏重であること。それから、 ② 全国政党を目指していること、 そして③オーバーシュートです。

関西偏重は、色々な記事が出ているので割愛。

②の全国政党化は、ある意味の自己矛盾をはらんでいることを指摘します。維新の会は、大阪の地方政党がそのオリジンです。そして、地方を主役にすべく道州制を標榜しています。しかし、今は、大阪維新の会と日本維新の会が並列しています。今回の統一地方選の勝利も、半分は大阪維新の会の成果。地方から伸びていく、という戦略は間違えていませんが、それと並行して「日本維新の会」として全国政党を目指しています。これは、道州制とは矛盾します。もっとも、今の日本の仕組みだと、全国政党 ⇒ 与党 ⇒ 道州制の為の法律改正⇒地方分権 という流れになるのでしょうけど。

③は。今はブームです。イケイケ、の感じです。組織が大きくなる時は、その速度、が重要だと思っています。バーナードの言う「諸力の合成」、つまり、目的を共有して、それに向かってベクトルを合わせることは、一朝一夕にはできません。事実、維新の国会議員の中だけでも、問題発言があった方などいらっしゃります。劇場型選挙の弊害かもしれませんが、今の維新の会は「国民の期待 > 維新の実力」だと分析しています。

②③は、今の「国政の仕組み」上仕方がない部分もあります。悪い意味で、明治時代に作った官僚型組織から、国政の仕組みが進化していません。その弊害とも言えます。とすると、、、結局、日本の根本的な改革は実現できない、ということになるのかもしれません。ペシミスティックになります。

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