誰も望んでいない(民主主義が日本を潰す)
統一地方選挙が始まりました。被選挙人の皆さま、頑張ってください。
ところで。
岸田さんが「異次元の少子化対策」のたたき台を発表しました(コチラ など参照)。これ、完全に統一地方選対策、と無風凧は感じます。だとすれば、だれも望んでいない結果、そして日本を潰します。風が吹けば桶屋が儲かる、ではないですが、その理由。
選挙は、一人一票。年齢的な人口分布は、その総体として選挙結果に影響を与えます。今の人口分布は、少子高齢化。つまり、「子供を作ることができる年齢」の意見が通りにくい構造になっています。
高齢層も少子高齢化には危機感を覚えていることでしょう。だから、「対策」に対して票を入れる。つまり、「異次元の少子化対策」に一票入れるわけですが、この対策自体に問題があります。
それは、「高齢層が次の子育て世代に忖度した対策」だということです。簡単に言えば。これから先のZ世代の考え方を理解していない方々が、「有識者」とか「調査結果」とかして対策をつくり、それが法令化されて順守されようとする。
しかし、その対策では次の子育て世代は子供を作ろうとしない。なんせ、対策が彼らの考えを反映させたものではない。(高齢層の票を集めることができるものではありますが)。よって、子供は増えない。
少子化対策をつくり、そして、それを順守しようとすればするほど、少子高齢化が進むというカラクリをご理解いただけたかと思います。
国会も、随分高齢です。国会議員被選挙権は30歳。生物としての人間の「子作り適齢」を越えています、まずは、この構造を変えるところから対策しなければ、日本は「民主主義が国を潰す」結果になりかねません。
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