恩師の言葉
無風凧には3人の恩師が居ます。いろいろな先生・先輩にお世話になってきましたが、この三人には学問のみならず人生や哲学などを教えていただきました。
その中のおひとりに、かつてこういう言葉を頂いたことがあります。
「生物は、自分の特徴を伸ばしすぎて絶滅していった。恐竜の大きさ、サーベルタイガー、などはその嚆矢。人類は、その知能が発達しすぎることで絶滅することでしょう。」
「無風凧さんは、知能の発展を止める商品を生業にする企業の研究員になられました。人類の永続の為に貢献してください。」
人類の知能発展をと止める商品、というのは、まあテレビや昔のいわゆるゲームだったりするわけですが。
2010年以降、時代が変わってきて、テレビ離れしてきました。バーチャル世界に居場所を見つける人も増えてきました。そういう意味では、恩師のいう「知能発展を止める商品」の効果が薄れ、新たに人類は発達を始めたわけです。「ルビコン川を渡った」(コチラ 参照)というのは、大げさではありません。
Eマスクなどは、創発型AIの開発を止めるべきだ、という主張をしています。それも一つの方法です。しかしおそらく、時代に逆行している、ということで合意には至らない。よしんば合意したとしても、その合意を守らない幾許かの人たちに人類の富が集中することも、歴史が教えてくれます。禁酒法のように。結果として、人類滅亡の方向に進むことに変わりはありません。
無風凧は、今、改めて恩師の言葉を噛みしめています。
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