人口役割
人口役割。この言葉は無風凧の造語です。もっと良い言葉があれば、変えたいな、と思っています。英語で、「Your Role for sustanable Community」の日本語訳です(この英語も無風凧の造語)。「自立する都市のためのあなたの役割」が意図です。
離れ小島に一人で漂着したとすると、衣食住すべて自分で行う必要があります。一人だと、野獣に襲われる可能性から逃げることも難しい。文化的な生活ができるか、と言われると「できない」でしょう。
10人くらいいれば、順番で「野獣対策」することはできるようになるでしょう。でも、水道はないし、電気はないし。医者もいないでしょう。
逆に。たった10人の中に「音楽で生計を立てたい人」が居たとしても、その人は「食べていくことができない」と思います。でも、1000人の人が集まったら、娯楽の役割を担う人が必要になってくるでしょう。
このように考えていくと。大雑把ではありますが、現代日本における町(コミュニティ)の「最低限の人口」があることが分かります。持ちろん、100㎞もはなれたコンビニまで買い物に行くことはできないでしょう。介護に関する移動コストは、これからの大きな課題。だから、えいや!と10㎞と区切ってみましょう。
そのように考えて10万人10kmという結論を出しています。
今の国政を見ていて、このような視点は全く見受けられません。経済学の研究者も、あまりコミュニティサイズの話は論じられていないようです。だから、無風凧が小さな一歩を踏み出します。
昨日の記事(コチラ)の解説でした。
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