憲法改正は24条から?
法律は、時代によって変わるもの、です。
これは「善悪」や「国民の合意」が時代によって変わるからです。技術しかり、天候しかり、そして「想定外の何か」の為に正否が反転することがあります。
憲法は。今の日本における憲法は、最高法規です。だから、手続き的な意味で硬性をもっています。つまり、慎重な判断が必要だということです。
憲法9条。つまり自衛隊と国衛の問題ですが、、、これは、第二次世界大戦の反省から「武力を持たない」という判断のもとに制定されました。もちろん、第9条の本文にそのような背景は書かれていません。だから、9条の本文の「解釈」をめぐって論争がおきます。時代は、連合国vs日本の時代から冷戦時代を超えて、GAFAmの時代になっていると言ってよいでしょう。そのような国際情勢の中、9条の解釈が変わるのでしょう。その意味では、9条はいつまでも変わらずに議論が続く、のが正しい姿なのかもしれません。
では憲法24条。婚姻は両性の合意、という条項です。これも24条本文の解釈論に終始するような気がします。
LGBTQの問題は、国際的に重要な問題であるとともに、生物の種である人間、の根源問題にも根差しています。「人類」が生まれて以降、子孫は両性の合意で生まれています。これは絶対に避けることができない事実。でも、婚姻 というのは「人間が決めたルール」にすぎません。成人の年齢を2022年4月をもって18歳としましたが、これと同様に「婚姻」という言葉の定義を変更することは、可能です。変えられるものと変えられないものの線引きが「簡単」にできます。
その意味で。憲法の中で「変えることができる」のは24条の方が先だと思います。
婚姻と結婚 という言葉を分離する。例えば下記です。
婚姻は、両性。下記結婚を含み、両性の合意のみで行われる。
結婚は、自由性。遺産や納税を含む責任の範囲。
これでどうでしょうか?岸田さんのいう「社会」は、こういうように変わっているのではないでしょうか。
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