意思決定の方法(会議の進め方)
先日。とある省の審議会Youtube配信を見ていて。
お役所仕事は、一度「局所最適」に陥ると、二度と全体最適には戻れない意思決定方式なのだな、ということに気が付きました。
1)前例踏襲が基本の会議形式で、スクラッチ&ビルドはしない。
2)経営責任に相当するものがないから、一般企業なら責任追及になる場面が存在しない(せいぜい、トカゲのしっぽ切り)。
3)所謂「お役人と上級国民」だけでの意見交換
4)そのお役人と上級国民の友人の例が「日本の傾向である」といわんばかりの意見交換(=所謂「汎化」をおこなっており、統計に基づかない)。
5)Generalistかもしれないが、素人意見ばかりの委員。
これでは、「真の改善」は望めません。日本の官僚システムは優秀だと言われていますが、その実はこの体たらく。失われた10年のあと、更に暗黒の20年に突入しているのは、官僚による審議という会議形態・意思決定方法だと断言できるような気がします。そういえば、閣議も同じような意思決定方法、、、日本の今後はますます暗くなります。
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