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COVID-19: 自宅療養で治る人

20230118 久しぶりに、COCID-19に関してのEvidence Baseの話(注)。

この図は、John Hopkins UniversityのDashboardの1月18日(日本時間)午前6時半のものです。日本全体の感染者数と死亡者数の推移を示しています。横軸は週単位です。

上が感染者数。下が死亡者数。感染者数の週次は第7波を越えていませんが、死亡者数は超えている。これは何をいみしているか。

1)カウントされていない感染者=自宅療養で治る人や、そもそも発症しない感染者が増えて生きている、ということを意味していると考えられます)

2)そもそもとして、重症化率・死亡率が上がっいる。

どちらかですが、今のところWHOの発表では、オミクロン以降に2)を示す兆候は無いようです。ということは、1)が増えている、ということに帰着します。

では次に。(できれば、コチラ を先に読んでください。)

無風凧は、第8波の週次の死亡者数のピークを2500人程度。そして、死亡者のピークは2月と予測しています。上述の2500人は前倒しで「実現」してしまいました。死亡者ピークは、感染者数ピークの後に来ますから、その意味では、死亡者の週次の数字はまだ増える可能性がある、とこのデータは物語っているようです。

死亡率は季節性インフル程度、とのことですが、それでも感染者数が増えれば絶対数が増えます。その点を忘れてはいけません。

そして、感染者が増えれば「変異株が増える可能性が高い」ということも事実(コチラ 参照)。感染拡大対策を今一度、徹底しませんか(注2)?

注: 死者の内訳や、死因の究明など死者数の算出方法には異論がありますが、まずは、JHUのデータを信じての議論です。データを信じる信じない、は別のスレッドにしましょう。

注2: マスク不要論者をはじめとする通常に戻すべき派の方へ: 今の感染状況が季節性インフルエンザなら、学級閉鎖や学校閉鎖になるレベルです。高齢者向けに、同様の施策を考え、徹底することを考えませんか?
また、国民のコンセンサスとして、「COVID-19での死亡率は、年齢別に〇〇%です。それを許容する社会にしましょう」というキャンペーンを張ってください。今大切なことは、「マスクをするかしないか」、ではなくて、「致死率を受け入れることができるかできないか」が最も根本の問題ではないでしょうか。

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