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今年のアンダンテフェスティーボ

12月8日は、シベリウスの誕生日。1865年生まれですから、生きていたら今では157歳です笑。

毎年、12月8日はアンダンテフェスティーボを聞く日、、、ですが。今年は、スコアを読む日にしました。

準備は耳栓。静かな部屋で耳栓すると、静かというより耳の感度が上がったような感じになります。

そこで、スコアを読み始める。弦楽四重奏のスコアではありますが、頭の中では金管四重奏(サクソルン四重奏)にしている。

1)コルネット2,テナーホン、ユーホニアム。

途中で気が付くのは、ユーホニアムでは下の音の安定性がない。なので、バストロの音を足してみる。

2)コルネット2,テナーホン、ユーホニアム、バストロ。

原曲のVn1と2を単純にコルネットに置き換えるのは安易だということが気になり始める。

2番コルネットはフリューゲルホーン持ち替えの方が印象が良い。

3)コルネット1,コルネット2(フリューゲル持ち替え)、テナーホン、ユーホニアム、バストロ。

テナーホンの伸びる音域とヴィオラの音域は同じはずなのに、テナーホンでは音が薄い感じがする。しかし、バリトンホーンにするとさすがに音域がすこし苦しい感じだ。ここはフレンチホルンの方が倍音が複雑になって良い感じがする。

4)コルネット1,コルネット2(フリューゲル持ち替え)、フレンチホルン、ユーホニアム、バストロ。

ここでもう一度気になるのは、バストロ。トロンボーンの音も悪くはないが、もっと深みのある音が欲しい。ここはE♭チューバ当てる方が全体を包み込む感じが出てくる。

5)コルネット1,コルネット2(フリューゲル持ち替え)、フレンチホルン、ユーホニアム、E♭チューバ。

これでもう一度頭で流してみる。最後のTimpaniは、欠かせない。なにせ、天国の門の開く音だから。

6)コルネット1,コルネット2(フリューゲル持ち替え)、フレンチホルン、ユーホニアム、E♭チューバ、Timpani.

Tubaが加わると、フリューゲルの音は少し邪魔。コルネットでよいと修正。

7)コルネット1,コルネット2、フレンチホルン、ユーホニアム、E♭チューバ、Timpani.

これで完璧だ。

157歳のシベリウスも、この編成のアンダンテフェスティーボを聴くと、大喜びではないだろうか。

12/9追記:
E♭テューバは①少し音が丸すぎる気がする、②フレンチホルンがF管である、の理由でFテューバに変更。

8)コルネット1,コルネット2、フレンチホルン、ユーホニアム、Fチューバ、Timpani.

随分、すっきりして、祝祭感がワンランクアップしました。

 

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