COVID-19: ちょっと早いのはなぜ?
まずは、右の図を見て下さい。これは、11月2日の日本全国の感染者数のグラフ。Impress Watchの「感染者カレンダー」からの転載(コチラ 参照)。
全数把握を止めたので、どの程度正しいか、の議論は横におき、増加に転じています。(全数把握をしていない、という意味では把握数よりも実態は多いということができるかもしれません。)
さて。無風凧は10月2日の記事で「12月頃から増加に転ずる」と予測していました(コチラ 参照)。この予測は、過去の統計解析(トレンド解析)によるものです。この時よりも1カ月半、早くなっています、というか下がり切れなかったのかもしれません。(理由はまだ解析中です)。
世論は、COVID-19はすでに一般インフルエンザ並みだという風潮です。でも、現時点では、感染者数が増えると特殊死亡数は予測を上回アリます。必ずしも「死因=主因」がCOVID-19ではないものも含まれていますが、統計の数字を上回る一つの要因であることは間違いないようです。つまり、軽症者数も多く、危険ではないと世論は動いていますが、結果としての被害者数は増えている、ということです。割合が下がっているから安全になっているように感じているだけ、なのです。
東京は11月2日、先週の同じ曜日に比べて1999人多い6346人が新規感染者数でした(コチラ 参照)。皆様、感染拡大だけは起こさないように、お願いいたします。
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