大臣人事
昨日は、大きな政治ネタが二つ。一つ目は、寺田総務相の辞任(更迭)。そして尼崎市長選挙。
今日は、寺田総務相の話をきっかけに、持論を展開します。
自民党の大臣・閣僚人事は、
① 首相が使いやすい人を選ぶ
② 派閥の調整をとる
そのうえで、付随するかのように
③ その人の得意分野を考慮する
という順番に見えます。①と②は、②の方が重要かもしれません。
この決め方、組織論の中では大きな問題を持っています。つまり、現代組織論とは対極的な決め方を行っていると考えられるわけです。
例えばリーダーシップ一つとっても、今はServant TypeのLeadershipが求められる異なりますが、大臣人事は今でも結果としてTopDown. 権威主義的であることは仕方がないとしても、専門性が低いことは、次の問題を生みます。
それは、官僚の跋扈。結果として、官僚vs国会の対立を生み出し、国民は蚊帳の外。結果として「人事権」という形で官僚左遷の仕組みをつくってしまい、専門性がより下がった「施行」がなされる。
更には。大臣に選ばれるためには、という打算的行動がなされます。選ぶ人は、ほとんどの場合「年寄」。つまり、権威慣性の法則がせいりつしてしまい、いつまでたっても「若返りができない」という現実を生みます。つまり、「政治の若返り」をする「駒としての大臣」が若返っても、彼ら彼女らを選ぶ人はいつまでたっても「爺さんたち」ということになります。
岸田さんも65歳。一般的には役職定年を超えています。ご自身の「早目の退陣」が必要なのではないでしょうか?
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