COVID-19: この傾向は何を意味するのか?
感染拡大が止まりません。第八波の到来が現実のものとなりそうです(コチラ, コチラ ほか参照)。
さて。右図を見て下さい。これは、ImpressのHP(コチラ 参照)からの切り出しに、無風凧が3本の線を加えたものです。階段状に示されているオレンジ色の線が2021年4月以降の累計死者数を示しています。大きく傾いているところが感染者数ピークに伴う死者増、フラットなところは、感染者数が少ない時期です。
①②③を見て下さい。後ろにくると、フラットな部分がフラットにならずに死者増がずるずると続いています。これが何を意味しているのか。
一つには、感染者ピーク時の重症者が、快癒せずに死亡に至る場合。重症者が多い分、ダラダラといつまでも死者が減らない。
もう一つは、感染者を減らしきることができずに、継続的に感染者が出ていたため、その当然の帰結として重症者から死者が増える。
(ただし、上記はコロナ感染者が別死因で死んだ場合を除いている、という前提です。このデータは、調べても出てきません。ちなみに、特殊死亡数でも同様のトレンドが出てきます)
ということで。
COVID-19の波があることや、ワクチンは重症化を抑える効果は認められますが感染拡大には相関がないこと、そして、感染拡大はある一定割合で重症化・志望者増に直結していること、などは冷静に考えればわかることです。あ、それから、第八波が来たときは、第七波を超えることも統計的には異論はない所でしょう。
再度皆さんにお願いです。感染者を広げないための最低限のルールを守りましょう。「社会を回すこと」と「感染者増」は相関を少なくすることができます。ルールを守って被害を少なくしていきましょう。無風凧からのお願いです。
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