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大家族 → 核家族 → DINKS → 個人家族(独り家計)

家族の形態は、昭和以降大きく変化しています。

「家」「家系」が重要だった時代が、戦前の日本。

戦後も「サザエさん」の時代までは大家族。でも、その後、核家族化が進みました。パパ+ママ+子供二人。じいちゃんばあちゃんを田舎に残して若夫婦は都会に出ていく。都会で勉強して故郷に錦意を飾る、という考え方から、都会で独立する、という流れになりました。この頃から過疎化、という問題が顕著になり始めました。

その後、DINKS(Double Income No Kids)が、もてはやされるようになる。人口などに対するインパクトはあまり大きくないようですが、人々の考え方の中に、「裕福な暮らしをするには子供はいらない」という風潮が生まれてきたことは否めないでしょう。少子化が問題視され始めます。

そして。個人家族いいかえれば「独りで家計が独立」することが要求されるようになってきます。女性も自立して、独りでも生活ができるようになりました。

このように、家族の人数は少なくなっていく。「二人口なら食べれるが独り口だと食べられない」という言葉がありますが、要は、家族の人数が減ると、富の分配が高齢者層に向いていく。勿論、食べることが出来なくなる人もいますが、統計的には社会的なつながりを持っている高齢者層の方が、若年層より分配を受けやすい傾向になる。まして、政治の世界でも経済の世界でも高齢化が進んで、「老人に優しい日本」ですから、若年層は二重に苦しいことになる。

その結果が、昨今のニート現象ということが出来るかもしれません。つまり、高齢者にぶら下がっていなければ生きていけない若年層が増えてきていること。

さて。

ここまでが事実を述べたところで、ここからが主張。今の日本の国力を上げるには、家族の人数を増やす、つまり、大家族に戻していくことが必要だと無風凧は主張します。いきなり江戸時代のようにすることは不可能だと思いますが、30年かけて、「三世代住宅が当たり前」という社会にしていかなくては、若年層はより貧困になり、少子化が進みます。

少し、筆が滑った感じがしてきたので、この辺で今日は終了しますが、最後に主張をもう一度。

「三世代家族の増加が、日本の国力をあげる」

みなさま、如何でしょうか?

 

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